Director’s Vision 顧客戦略部 ディレクターの組織ビジョン
松村 有晃
上級執行役員 / 顧客戦略部 ディレクター
奈良県生まれ。東京大学工学部建築学科を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー、博報堂コンサルティング、組織開発のベンチャー企業を経て2010年7月楽天に入社。入社後は楽天市場事業にてマーケティング部部長、顧客戦略部部長を歴任。現在はコーポレートにおいて顧客戦略部 ディレクターを務めながら、総合企画部副部長、グローバル人事を兼任
働く喜びと人間としての成長を
感じられる組織
いまインターネット業界でキャリアを送ることは、社会の最前線で進化をリードすることであり、正解がない中で若い人材が自ら考え、活躍できる機会にあふれています。そのトップ企業としてイノベーションが次々と生まれるプラットフォームである楽天、そしてエコシステム戦略という未来を担う顧客戦略部には、情熱や創造性に長けた一流のビジネスリーダー、マーケター、クリエイターがそうそうたる企業から集まってきています。顧客戦略部が体現していくのは、『個の創造性が引き出され、貢献の喜びを高め合い続けることができる、21世紀の日本、世界を代表する組織』。本気の仲間たちと、楽天の巨大なアセットを活用して社会に大きなインパクトを生み出し始めている中で、働く喜びや人間としての成長を実感しています。
キャリアのプロデュース力で
ポテンシャルを引き出す
顧客戦略部は、楽天グループの横断組織として、ストラテジックセンター、そしてマーケティングイノベーションセンターの役割を担っています。顧客満足を高めるという使命とともに、そこで働く社員たちが「仕事って楽しい」と心から実感でき、未来の働き方の模範的存在となることを目指しています。社内から公募等で集まってきたメンバーに加え、戦略コンサルティング、IT、メーカー、外資などさまざまな企業から優秀な人材が集っており、職種も戦略企画やデザイナーなど実に多様。左脳的な戦略思考と右脳的な創造性を併せもつチームとして、ダイナミックにプロジェクトを推進しています。
イノベーティブで世の中にないものを創っているからこそ、ゴールまでの不確実性は高く、解が見えないプロジェクトを担うことになります。自ずと高水準の戦略思考と実行力が求められます。そんな中で、アイデアや実験を支援する風土や、多様な職種がコラボレートする体制をつくっているほか、人材のポテンシャルを最大限引き出すキャリアプロデュースに力を入れています。例えば、バリューがすぐに出る領域とチャレンジングな領域を両方任せることでメンバーがパフォーマンスを出しながら成長も楽しめるデュアルアサイン、1.5倍のストレッチを求めるアウトプット水準の設定、週次の1on1でタイムリーに行うフィードバックなど、キャリアデベロップメントに有用なアクションとサポートを数多く実行しています。「日本で熱意ある社員は6%」という衝撃的な調査もある中、約50名いる顧客戦略部の従業員満足度は85%。楽天のグローバル全社員約15,000人の中から年間で最も活躍した社員に贈られる『三木谷浩史賞』や月間MVPの『楽天賞』受賞者も輩出するなど、各メンバーが成長し続け、楽天グループの中においても先進性を体現した組織と言えます。
顧客戦略部を通じた
キャリアの加速
顧客戦略部で仕事を楽しむ中で、キャリアがどんどん加速していく。これが私の実感です。私は、マッキンゼー、博報堂ブランドコンサルティング、ベンチャー企業を経て、2010年に楽天へ入社しました。そこで気付いたのは、楽天の唯一無二の面白さです。世界に誇れる独自のエコシステムを有する組織に、戦略コンサルティング会社を圧倒するほどの高水準な戦略思考が浸透している。そして、社員が自由にいきいきとチャレンジをする。だから、私が経験してきたような世間一般的には面白いと言われる会社と比べても、成長速度は段違いに速い。私がイニシアチブをとってきた顧客戦略も、もともとは有志数人のプロジェクトから始まり、グループ、部、そして統括部へと2年おきに発展を遂げ、私自身も現在は上級執行役員を務めています。
顧客戦略部が実現していくのは、それぞれの個性と多様性を活かしながら、ともに働く喜びを感じられる組織です。どの生物にもオープンなサンゴ礁のように、互いに助け合い、豊かに生きていくための、まさにエコシステム、生態系のようなプラットフォームです。ともに、真剣に仕事を楽しみましょう。そして、多様な仲間から学び合い、自身の成長を楽しみましょう。仕事が楽しければ、人生はもっと楽しくなります。