TOP
PROJECTS
モバイル事業
モバイル事業
楽天モバイル基地局設置プロジェクト
世界初の完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク(※)を構築し、モバイルネットワークの民主化を目指す。
ソリューション推進事業室
Degu
ユーザー品質管理部
Tina
アライアンス部 兼
ビジネスコーディネーション
オフィス
Kaori
ユーザー品質管理部 兼
BSエンジニアリング部
Ken

携帯電話は、今や生活必需品となっている。そんな中、楽天は誰もが低廉な価格でモバイルサービスを利用でき、様々なサービスからお客様がニーズにあったものを自由に選択できようになるようにする「モバイルネットワークの民主化」に取り組む。

今までにない低価格・データ利用量上限なしの大容量でシンプルなワンプランとして、5Gにも対応する、顧客ニーズを満たすプランを打ち出した。そうした発表の裏で、ネットワークの民主化を現実のものとするために従業員たちが取り組んだのが、「楽天モバイル基地局設置プロジェクト」だ。

楽天の歴史を変える大規模なプロジェクトがスタート。

2018年4月。基地局開設計画が認められ、楽天は携帯キャリアとしてのサービス開始に向けての一歩を踏み出す。しかし、その道のりは決して簡単ではなかった。当初の計画通りにはなかなか進まず、2018年10月には10名の特命プロジェクトチームが結成された。

楽天には、何がなんでも目標を達成するGET THINGS DONEのマインドと、そのための様々なノウハウがある。メンバーは、これまで培ってきたノウハウを活かしてプロジェクトを加速させた。11月には楽天グループからさらに協力メンバーを集め、数百名規模に拡大。人数増員とKPIの見直しを行い、12月中旬には年内の調査目標を達成。

その後も楽天グループから多くのメンバーが次々に集まり、類を見ない大規模なプロジェクトとなった。日本全国でスムーズに基地局設置を行うために、パートナー各社とのアライアンスや社内コミュニケーションを円滑に進めるための体制作りが進められた。そのタイミングでKaoriとKen、2020年6月にはTinaがプロジェクトに参画。

大手企業や、全国チェーンを展開する企業との交渉を行うアライアンス部では、民間企業のほか地方自治体や省庁とも基地局設置に向けた交渉を行っており、日本全国の基地局営業のメンバーと連携しながら活動をしている。

コミュニケーションを円滑にする部署として「BSエンジニアリング部」が創設され、初めて一緒に仕事をするメンバー同士がスピード感をもって連携できるようサポートする役割を担った。他にも、ユーザーの声から特に基地局に関わる情報を抽出し、基地局設置の優先順位を決定、ネットワーク本部と確認・技術的な調整を行う部署として「ユーザー品質管理部」も設立された。

プロジェクトの歩みを見ると、発足当時は営業体制を構築する段階だったが、2019年には大規模なプロジェクトに変化し、求められる仕事も大きく変化した。ダイナミックに基地局設置を進めるためのアライアンスや、プロジェクトを円滑に進めるための優先順位の決定、社内コミュニケーションの円滑化といった仕事が必要なフェーズに入ってきていたのだ。ここから基地局開設計画で2020年3月末までに達成するとしていた設置件数まで一気に拡大を図っていく。

何度となく立ちはだかる大きな壁を皆で乗り越えていく。

プロジェクト発足当初は、社外の各所から「絶対に無理だ」と言われ続けてきた。実際簡単な道のりではなく、メンバーは数年かかる仕事を1年でやりきるために日々改善を図り続け、幾多の大きな壁を乗り越えてきたのだ。

そして楽天グループの力を総動員するとともに、パートナー企業の皆様にもご協力いただいた結果、基地局設置・開通は前倒しで進行できるまでの状況に改善。当初は人口カバー率96%を2026年3月末までに実現する基地局開設計画だったが、すでに2021年1月末時点で全国人口カバー率74.9%となっており、同年夏頃には計画を5年も前倒して達成できるスピードで進捗している。

プロジェクト発足当初は遅れがあった状態から、ここまで改善できた理由をDeguはこう話す。

「当たり前のことを愚直に、でも圧倒的なスピード感で一人ひとりが取り組んだこと。ゼロから自分たちで作り上げていく面白さを感じながら仕事ができたことが理由だと感じます。

2018年11月のキックオフでは三木谷からも、楽天の歴史上で大きな転換点となるプロジェクトだという言葉がありました。プロジェクトメンバー全員がその思いを肌で感じ、共有して動けたことも大きかったと思います」

楽天社員が圧倒的なスピード感で動ける理由を、Kaoriはこう語る。「新卒採用説明会で三木谷が『楽天は1年で1人前だ』と言っていたことを再確認できたプロジェクトだったと思います。

高い目標に向かうときには、うまくいかず苦しいことも多いです。でも良いサイクルで仕事ができた理由は、『なんでできなかったの?』ではなく『じゃあどうしようか』と失敗を責めず、前に進む力に変える意識が社員一人ひとりに備わっているから。だから驚くほどのスピード感で、目標を達成し続けられているのだと思います」

TinaとKenも、「ミスを恐れず、考えて動くことに尽きる」と話す。知識を習得しながら決断し、自分が関わることによって仕事を加速させる必要がある。皆が同じ状況だからこそ、お互いの不足を補完しあって前に進む力に変えられたのだ。

このプロジェクトで未来を一緒につくる。

楽天の歴史上の転換点となるような象徴的なプロジェクトに参画し、高い目標を乗り越え続けるメンバーは、とてつもないスピードで成長を遂げている。実際このプロジェクトでは、若手社員も経営陣のミーティングに参加しプレゼンしたり、三木谷へも提案したりするなど、意思決定に関わる経験を積んでいるのだ。

周囲の人を巻き込む力は、パートナー会社だけではなくアライアンス先の自治体・企業にも及んでいる。今回の基地局設置で結んだアライアンスをきっかけに、「楽天と一緒に自分たちの地域を豊かにしたい」と考える自治体・企業も増えているのだ。

その言葉を受けて、楽天のアセットを活用して他社と連携する組織が2021年1月に設立された。これは、一人ひとりの社員が単に基地局設置の数字だけを追いかけるのではなく、「プロジェクトをきっかけに、様々な自治体・企業と未来を一緒に作りたい」という意識を持って取り組んでいたからこそ得られた成果だ。

楽天の人材には、圧倒的なスピード感を持って経験を積む、行動力を持って実行するという基礎に、「社会に対して楽天ができること」を考えられる視座の高さが加わっている。それこそが楽天の持つ強みだ。

「4番目の携帯キャリアではなく日本で一番つながる、使いやすいモバイルネットワークを作りたい」と話す彼らは、熱い思いを持ってこれからも走り続ける。

※所属表記・記事の内容は、取材当時の内容に基づきます。

※大規模商用モバイルネットワークとして(2019年10月1日時点)/ステラアソシエ調べ