Rakuten Optimism
4年ぶりのリアル開催で来場者数は10万人超。
One Teamで挑む「Rakuten Optimism 2023」
「Rakuten Optimism」は、「楽天エコシステム(経済圏)」の概念とサービスへの理解促進を図るとともに、多くの方に新たな発見のきっかけとなる場を提供することを目的とした楽天グループ最大級の体験イベントだ。日本国内では2019年にパシフィコ横浜で初開催し、約80,000人を動員。その後はコロナ禍でオンライン開催となっていたが、2023年は4年ぶりにリアル形式で開催された。主なコンテンツは、国内外の多種多様な業界リーダーが集結し様々な領域におけるビジョンを発信する「ビジネスカンファレンス」と、「楽天エコシステム」を体感できる「フューチャーフェスティバル」の2つ。このイベントの立ち上げから計画・企画、当日の運営に至る全てを担ったのが、「Rakuten Optimism」プロジェクトである。
MEMBER
事業メンバー
楽天グループ最大級の体験イベント開催に向けて
暗中模索からのプロジェクト始動。
プロジェクトの正式なキックオフは2023年1月。もちろん、水面下での動きはその数カ月前に始まっている。全体統括に携わったMoyoは、2019年の「Rakuten Optimism」をサポートしたことから興味を持ち、プロジェクトに参画。2021年、2022年と、プロジェクトのメンバーとしてオンライン形式での開催を経験したが、リアル形式での開催はより規模が大きい。ターゲットの設定からコンテンツ検討、関係各所への依頼・調整など、すべてがチャレンジの連続だった。
スタートした時点では4〜5名の小さなチームでした。リソースが限られている中、ステークホルダーが多いこともあり、プロジェクトの基盤作りが大変でした。その後関係者が増えていき、こちらの思いが伝えきれなかったり、擦り合わせがうまくいかずにすれ違ってしまったり。お互いに歩み寄り、理解し合いながら、少しずつ進んでいったイメージですね
Moyo
「ビジネスカンファレンス」では、楽天が各界を代表するリーダーとともに描こうとしている未来を伝えることを念頭に、登壇者を選考。世界中から第一線で活躍するスピーカーを招くだけに、スケジュール調整は困難を極め、交渉はギリギリまで続いた。
一方、「フューチャーフェスティバル」では、楽天ユーザーや一般来場者に広く伝えたいメッセージを整理しながらコンテンツを構築していく。ただし、参加してほしい事業部に打診しても快諾が得られるとは限らず、ここでも慎重なコミュニケーションが重要となる。 Moyoはお互いの想いが実現できるよう調整を心がけ、粘り強く交渉を続けた。
お客様と対面で関わる業務は初経験。
それが次のステージへのステップになる。
Wakanaは、コンテンツがまとまりはじめた5月、マーケティングチームの一員としてアサインされた。ミッションは、SNSやメールマガジンを活用した集客と、来場されたお客様により多くのコンテンツを体験していただくこと。直接お客様と関わる業務は初めての経験だったが、とても面白く、やりがいのある仕事だったと言う。
『Rakuten Optimism』は、楽天グループのエコシステムの概念とサービスをリアルに感じることができるイベントです。普段とは分野が異なる業務だったので最初こそ戸惑いはありましたが、新しいチャレンジをさせてくれる環境や、様々なバックグラウンドを持つメンバーと協業できるのも魅力的。プロジェクトに携われたことはとても貴重な経験で、何事にも前向きに楽しんで挑戦する姿勢を学びました
Wakana
Wakanaたちが企画した「お買いものパンダを探せ!スタンプラリー」は大好評で、非常に多くのお客様に楽しんでいただいていたようだ。
前述の2人とは異なる観点からプロジェクトに参画したのがJonだ。企画したのは、「Be The Moment バーチャルスポーツ体験」。全身をスキャンできる3Dシステムを使ってアバターを生成し、「楽天イーグルス」と「ヴィッセル神戸」の選手にしか体験できない “最高の瞬間”を、お客様に体験していただこうというコンテンツだ。選手たちの協力が不可欠なのは言うまでもないが、準備期間である6月は、野球もサッカーもシーズン真っ只中。また、これまでNBAの「ゴールデンステート・ウォリアーズ」やサッカーの「FCバルセロナ」などの海外チームの案件を担当してきたJonにとって、国内チームと関わるのは初めての経験。文化や習慣が異なる中での事前調整は容易ではなかったが、「Rakuten Optimism」の趣旨を丁寧に説明し、担当者の理解を引き出し、選手の協力を取り付けていった。
当日は、巨大スクリーンに映し出される“最高の瞬間”をお客様とともに観戦。会場全体を巻き込み、大いに盛り上がった。
楽天のユーザーと直接交流すること自体、私には初めてのことでした。この経験を活かして、今後は、スポーツとエンターテインメントをベースに、ゼロから創り上げることにトライしたいと考えています
Jon
この夏Jonは、楽天グループの本社所在地でもある世田谷区とともに整備した池之上青少年交流センター「いけせい」のバスケットボールコートを活用したプロジェクト「A BETTER FUTURE TOGETHER Dance Project」にも参画。楽天の新たなブランド育成に取り組んでいる。
組織の垣根を越えて協働することで
楽天グループのメッセージを強力に発信。
「Rakuten Optimism」の良いところは、グループが一丸となって、オフラインでブランディングを発信できることにある。各サービス部門はオンラインで自分たちのブランディングを発信しているが、全体のブランディングとなると理解の擦り合わせが必要だ。プロジェクトでは、各ディビジョンやカンパニーの担当者集め、月に2回ほどのミーティングを実施。お互いの活動報告を行うことで相互理解を促した。
通常の業務でも他事業部と一緒にお仕事をさせていただくこともありますが、ここまで大規模に連携することがないので、 同じ社内にいても意外と知らないことが多いんです。『フューチャーフェスティバル』のコンテンツの計画途中では、『このサービス、こんなことも取り組んでいるんだ』と社内にも伝える効果もあると思っています
Moyo
まさに楽天グループの総力を結集して企画・開催された「Rakuten Optimism 2023」は、5日間で目標を上回る約106,000人 のお客様が来場。開催目的の一つである楽天への好意形成についてもアンケート結果は上々で、素晴らしい成果を残すことができた。
また、画面越しのコミュニケーションも多くなっている社員にとって、「Rakuten Optimism」はユーザーやビジネスパートナーの方々とリアルに交流できる貴重な機会である。最終的にプロジェクトに関わった社員は約300名。通常とは異なる業務に挑戦したり、自分たちがつくったものを楽しんでいるお客様の姿を目の当たりにしたりする。そんな経験が新たな飛躍につながることは間違いない。
※所属表記・記事の内容は、取材当時の内容に基づきます。
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