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フィンテック事業
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完全キャッシュレス
スタジアムプロジェクト
日本のキャッシュレス化を牽引する存在に。楽天の新たな価値を提示したカンパニー横断の巨大プロジェクト。
楽天ペイ
マネージャー
Tom
楽天ペイメント戦略室
リーダー
Sachiko
楽天Edy
マネージャー
Yossie

キャッシュレス後進国といわれる日本。経済産業省は2025年までに、支払いにおけるキャッシュレス割合を40%にするという目標を打ち立てている(※)。多様なキャッシュレス決済手段(楽天カード・楽天Edy・楽天ペイ・楽天ポイントカード等)を持つ楽天は、日本のキャッシュレス化を推し進めるべくひとつのプロジェクトを打ち立てた。それが、「完全キャッシュレス スタジアム プロジェクト」だ。
※出典:経済産業省 キャッシュレス・ビジョン(要約版)「6 今後の取組み」(PDF)

事業横断で未知の領域に挑む。
楽天にしかできない価値創出を目指すプロジェクト。

プロジェクトの対象となったのは、プロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」のホームスタジアム「楽天生命パーク宮城」、およびJ1プロサッカーチーム「ヴィッセル神戸」のホームスタジアム「ノエビアスタジアム神戸」。2019年のシーズン開幕時期を目標に2018年10月、プロジェクトがスタートした。

このプロジェクトは、楽天が豊富なキャッシュレス決済手段を持っているからこそ実現できるもの。「楽天が日本のキャッシュレス化を引っ張っていくという気概を感じた」とYossieは言う。

今回のプロジェクトにはスポーツ事業側から楽天イーグルス・ヴィッセル神戸、フィンテック事業側から楽天ペイメント戦略室・楽天ペイ・楽天Edy・楽天カードが参加し、各事業のキーパーソンがアサインされた。プロジェクトのゴールを達成するためには、それぞれの決済手段をどう入れていくか、ひとつのプロダクトとしてどのようにまとめ、全体でどう見せるかを意識して進めていくことが欠かせなかった。

そして一番重要なのは、スタジアムのお客様に不便さを感じさせないこと。そのためには今回のプロジェクトでタッグを組むことになったスポーツ事業との連携も重要だった。

「完全キャッシュレス化=現金が使えない」ことを「✕(バツ)現金」というわかりやすい打ち出しで表現し、完全キャッシュレス化のガイドブック、案内メール、ホームページや公式Twitterなど様々なメディアで周知。お客様にわかりづらい表現がないかなど、スポーツ事業側と連携して意見を出し合った。

さらに現金しか持っていない状態でスタジアムに来る方を想定して、楽天Edyカードとチャージ機を用意。その場で完全キャッシュレスに移行できる仕組みを整えた。

想定できないものを想定し、準備する。
全員で成功を掴むために。

プロジェクトで一番大変だったのは、初の取り組みに対するオペレーション想定と準備だった。周知徹底はしているものの、どのくらいの情報量を持っているかまでは想定できないため、あらゆる事態に備えられるよう、現地には楽天ペイと楽天Edyの社員が数多く集結した。

キャッシュレスの知識がなく、キャッシュレス決済手段を持たない方に対してはキャッシュレスデスクを用意し、どのキャッシュレスが向いているかという質問や、よくある問い合せに対応。

楽天ユーザーの方で楽天ペイを使える方にはアプリ決済であることの説明をし、ダウンロードの説明とダウンロードするための通信環境を整備。Tomは当日を振り返り「全キャリアのモバイルWi-Fiを持って、アプリの説明に走り回りました」と笑う。

現金だけしか持たない方に対しては、楽天Edyのオリジナルカードとチャージ機を用意。楽天生命パーク宮城では約70台、ノエビアスタジアム神戸では約60台を並べ、スタッフがチャージ機に付きっきりでチャージ方法を説明。「夢中で案内していて気がついたら4時間も経っていた。あまり長く立ちすぎて膝が曲がらなくなるほどでした」と話すYossieの口ぶりから、開幕日の盛況具合がうかがえる。

プロジェクトを全体統括していた楽天ペイメント戦略室 リーダーのSachikoは、スポーツ事業とタッグを組んだ本プロジェクトをこう振り返る。「スポーツ事業側の多大なる協力のおかげで、事業をまたいでの、キャッシュレスサービスでの初めてのプロジェクトを成功させることができました。このプロジェクトチームで一丸となって取り組めたことは最高の思い出です」

「全方位よし」の成果を収め、
キャッシュレス化を牽引する存在へ。

様々な取り組みの結果、開幕戦の入場者の中で「完全キャッシュレス化を知っていた」という方は全体の95%(4/3~4/4現地ランダムサンプリング調査より)。公式動員数が+8.7%となる中で、スタジアム内の売上も、グッズ+17.1%、飲食+21.1%となった。

ユーザーからは「キャッシュレスになってお金のやり取りがなくて便利になった」という利便性を喜ぶ声、加盟店からは「締め作業がとても楽になった」という喜びの声が、プロジェクトメンバーに多数寄せられた。

プロジェクト自体は一旦終了したものの、このプロジェクトで得たものは大きく、楽天の可能性を拡張したといえる。楽天だからこそできることの再発見、キャッシュレスプロジェクトの社会的価値、キャッシュレス決済データを用いたマーケティング施策への展開など、このプロジェクトのように新たな価値創出の取り組みは、今後も生まれていくはずだ。

キャッシュレス事業は「確実に人の生活を良くする」ことにつながる事業だ。それは今回のプロジェクトで実証されたと言えるだろう。

世の中に新たな価値を生みだしていく楽天で働く面白さをYossieはこう語る。

「楽天で働いていて一番面白いのは、今回のプロジェクトのように異なる事業間で協力しながら仕事ができることです。これは、楽天に多くのアセットがあるからこそできることであり、楽天ならではのことだと思います」

完全キャッシュレス化という今回のプロジェクトに取り組み、普段は関わることのないユーザーや加盟店の喜ぶ姿を目の当たりにして、初めて完全キャッシュレス化の意味を体感したメンバーたち。楽天ペイメント社設立のタイミングで、短期間かつ高いハードルのプロジェクトに挑みチームマインドが醸成された彼らによる、日本のキャッシュレス化のさらなる進展への働きが期待される。

※所属表記・記事の内容は、取材当時の内容に基づきます。