2021年4月14日
  • 楽天グループ株式会社
  • 株式会社ココカラファイン

楽天、自宅で検体採取可能な 「新型コロナウイルス唾液PCR検査キット」を ココカラファインの調剤薬局で提供開始

- 関東地域を中心とする52店舗で展開 -

 楽天グループ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)は、医療機関と提携し、タカラバイオ株式会社(本社:滋賀県草津市、代表取締役社長:仲尾功一、以下「タカラバイオ」)と共同開発した唾液採取キットを用いるPCR検査である「新型コロナウイルス唾液PCR検査キット」(以下「本PCR検査用キット」)を、株式会社ココカラファイン(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:塚本 厚志、以下「ココカラファイン」)が運営する関東地域を中心とした調剤薬局52店舗にて、4月15日(木)より提供開始します。

 楽天とココカラファインは、2021年1月より「楽天市場」内で提供している本PCR検査用キット(注1)を、ココカラファインの調剤薬局へ展開することで、普段ネット通販に馴染みがない方々にも提供し、ご自身の健康管理、または症状がない場合でも家族や他者への感染防止、ひいては社会的な感染拡大を幅広く抑え込むことを支援します。ココカラファインは共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」を各店舗へ導入しており (注2)、楽天会員にとっても本PCR検査用キットをお求めやすい店舗となります。本日より関東地域で提供を開始し、今後、感染状況やお客様のニーズを鑑みながら、提供地域の拡大も検討していきます。

 ココカラファインで提供される本PCR検査用キットは、検査方式として「通常方式」での提供(注3)、希望小売価格が9,878円(税込)となり、「楽天市場」での提供内容と同様に、唾液採取容器および付属品一式、検査ラボ費用や配送費、結果通知等にかかるすべての費用を含みます。また、提携医療機関が検査実施を担当し、陽性結果の場合には当該提携医療機関が診断への移行(別費用)や、保健所への届け出の判断をするなど、感染リスクに備えたバックアップ体制を整備しています(注4)。

 楽天とココカラファインは今後も、医療機関の支援を得ながら、医療機関の検査提供負担や二次感染のリスクを低減するとともに、個人のお客様の健康管理を支援し、感染拡大の抑制に貢献してまいります。

 (注1) 楽天の個人向けの本PCR検査用キットの詳細は以下のプレスリリースを確認してください。    https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2021/0128_03.html
また、企業・団体向けにも提供を行っています。
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2020/1125_01.html

(注2) ココカラファインが運営するドラッグストア・調剤薬局約1,400店舗にて、共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」の提供を行っています。
https://corp.rakuten.co.jp/news/update/2019/1030_01.html

(注3)「楽天市場」で提供している本PCR検査用キットでは、「通常方式」に加え、4検体を1度に混ぜて検査し、混ぜた検体が陰性の場合は4検体すべてを陰性と判断し、陽性検出の場合には別途保存している4検体を再度個別に検査し陽性者を特定する「プーリング方式」も提供しています。

(注4) 海外渡航先に応じた陰性証明書の発行、発行費用は提携医療機関の方針に準じます。公的医療保険の適用対象外となります。

<ココカラファイン調剤薬局での店頭イメージ図>

■「新型コロナウイルス唾液PCR検査キット」について
 本PCR検査用キットは、楽天と、現在新型コロナウイルスのPCR検査で広く使用されている試薬のひとつとなっている「SARS-CoV-2 Direct Detection RT-qPCR Kit」を製造しているタカラバイオ株式会社(本社:滋賀県草津市、代表取締役社長:仲尾功一、以下「タカラバイオ」)が、同試薬仕様に合わせて「新型コロナウイルス不活化のための溶液」(以下、「不活化溶液」)および「唾液採取容器および付属品」を共同開発し、楽天が提供するPCR検査です。

 新型コロナウイルスは、これまでになかった未知のウイルスのため、「不活化溶液」の開発においては、実際の新型コロナウイルス検体での確認が重要です。そのため「不活化溶液」は、外部研究機関の協力のもと、新型コロナウイルス検体で感染力を失わせる働きをもつことの確認に成功しました。このことにより、輸送および検査開始時の2次感染の危険性を下げることができます。また、本PCR検査用キットを用いた迅速検査法(※)を開発し、100例以上の唾液臨床検体を用いた検証を行いました。一般的な検査法とされているPCR法(感染研法)と、「不活化溶液」に入れた検体のダイレクトPCR法の検査性能を比較し、高い陽性一致率を保持していることを確認しています。 

※迅速検査法は、「不活化溶液」に入れた検体のダイレクトPCR法です。

■PCR検査試薬「SARS-CoV-2 Direct Detection RT-qPCR Kit」について
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を検出するためのリアルタイム RT-PCR キットで研究用試薬です。
【主な特性】
①RNA精製は不要。唾液からの検出も対応
②ウイルスの2領域同時検出でより高感度かつ特異的に検出
③鋳型持込量が多く高感度に検出
④前処理から検出まで1時間以内、迅速に判定可能 

※記載されている会社名・製品名・サービス名などは、各社の登録商標または商標です。

以 上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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