楽天シンフォニー株式会社(以下「楽天シンフォニー」)とサウジアラビアの通信事業者であるINTEGRATED TELECOM COMPANY LIMITED(以下「Salam」)は、戦略的提携に関する包括協定(以下「本協定」)を締結しました。本協定に基づき、楽天シンフォニーは、オープンなスタンダードに準拠した無線アクセスネットワーク(Open RAN)とネットワークの構築計画、実装、運用サービスをSalamに提供します。
- 楽天シンフォニー株式会社
- INTEGRATED TELECOM COMPANY LIMITED
楽天シンフォニーとSalam、サウジアラビアと湾岸協力理事会(GCC)におけるOpen RANサービス提供のための戦略的提携を発表
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楽天シンフォニーCEOのタレック・アミン(写真左)と、Salam CEOのAhmed Al-Anqari
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本協定の調印は、サウジアラビア通信情報技術省の通信・インフラ担当副大臣Eng. Bassam Al-Bassamと楽天グループ代表取締役会長兼社長 三木谷浩史の同席のもと行われました。
本協定により、楽天シンフォニーは、Eコマース、フィンテック、モバイルバンキング、デジタルコンテンツ、ゲーム、ストリーミング、OTT(Over-The-Top)プラットフォーム、メタバース、ビッグデータ、AIなどの相互に合意した成長分野において、革新的で最先端のソフトウェアやハードウェア、サービス提供プラットフォーム、マネージドサービスを提供する基盤を構築していきます。
楽天シンフォニーは、4Gおよび5GのOpen RAN技術に関する各種プラットフォーム、専門知識やサービスをSalamに提供することで、サウジアラビアと湾岸協力理事会(GCC)地域における同社の成長機会をサポートしていきます。
本協定の調印には、サウジアラビア通信情報技術省のEng. Bassam Al-Bassam通信・インフラ担当副大臣が同席され、サウジアラビアが『サウジビジョン2030』構想で掲げた目標の下で、先進技術の導入と開発をリードする国を目指す意思を示しました。
SalamのCEOであるAhmed Al-Anqariは次のように述べています。「楽天シンフォニーとの戦略的パートナーシップは、デジタル世代に新たな可能性をもたらし、より豊かな顧客体験の提供によるモバイルサービスの変革を掲げる当社の目標を後押しし、サウジアラビアのデジタルトランスフォーメーションを支援するものとなります」
楽天シンフォニーCEOのタレック・アミンは次のように述べています。「このたびのSalamとの協業を通して、当社のOpen RANに関する専門知識を共有できることを非常に嬉しく思っています。楽天シンフォニーのネットワークの自動化およびオーケストレーションのソリューションは、Salamのモバイル通信サービスの強化に貢献できると確信しています」
楽天シンフォニーは、オープンスタンダードおよび高度な自動化、オーケストレーションに基づく完全クラウドネイティブネットワークの展開において世界中の通信事業者を支援しています。企業が短期間かつ低コストで、安全でオープンなモバイルネットワークを容易に構築することに貢献しています。
サウジアラビア王国に本拠を置く通信事業者であるSalam は、政府や企業、卸売・消費者セクターに対して、ブロードバンドおよびコネクティビティ、クラウドコンピューティング、マネージドサービス、セキュリティサービス、衛星サービス、インターネットサービスに関連する次世代ICT ソリューションを提供しています。
両社は、今後、協業の進捗について今後も公表していく予定です。
■Salamについて
Salamは、2005年の創業以来、国内で最も確立された通信ネットワークの一つを運営するサウジアラビア王国の企業です。業界をリードする次世代の法人向け・卸売ICTソリューションを、企業や政府機関、国内外の通信事業者向けに提供すると同時に、サウジアラビアの新たなデジタル時代に対応する固定通信サービスおよびモバイル通信サービスを提供しています。Salamは、サウジアラビアのデジタルトランスフォーメーションにおいて積極的に役割を果たすことにコミットしており、2022年に最も急成長し、最も革新的な国内通信事業者ブランドに選ばれています。詳しくは、www.salam.sa (アラビア語・英語のみ)をご覧ください。
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