楽天シンフォニー株式会社(以下「楽天シンフォニー」)とサウジアラビアの通信事業者であるZain Saudi Arabia(以下「Zain KSA」)は、次世代通信ネットワーク構築における戦略的協業を目的とした覚書(MoU)(以下「本合意」)の締結を発表しました。本合意に基づき、両社は、オープンスタンダードと楽天シンフォニーが提供するネットワークインフラをベースとする次世代通信ネットワークを開発します。
- 楽天シンフォニー株式会社
- Zain Saudi Arabia
楽天シンフォニーとサウジアラビア・Zain KSA、MWC 2023において、オープンスタンダードに基づく次世代通信ネットワークのPoC開発に関する覚書の締結を発表
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Zain KSAのChief Technology OfficerであるEng. Abdulrahman Al-Mufadda(写真左)と楽天シンフォニー Chief Revenue Officerのラビー・ダブーシ
楽天シンフォニーは、オープンスタンダードおよび高度な自動化、オーケストレーションに基づく完全クラウドネイティブネットワークサービスの展開において世界中の通信事業者を支援しています。企業が短期間かつ低コストで、安全でオープンなモバイルネットワークを容易に構築することに貢献しています。本合意は、2023年2月27日から3月3日までスペイン・バルセロナで行われている世界最大のモバイル関連見本市「MWC 2023(モバイルワールドコングレス2023)」の開催中に発表されました。
本合意により、楽天シンフォニーとZain KSAは、モバイル通信インフラを促進・革新するオープンテクノロジーを活用し、モバイルネットワークサービスの普及を加速させ、費用対効果の高いソリューションを迅速かつ効率的に提供することを目指します。楽天シンフォニーは、Zain KSAと協業し、クラウドネイティブで完全仮想化された次世代の無線アクセスソリューションのアーキテクチャを設計します。このソリューションは、高度な自動化機能を備えたOpen RAN 4Gおよび5Gとなる予定です。
Zain KSAのChief Technology OfficerであるEng. Abdulrahman Al-Mufaddaは次のように述べています。「当社は、楽天シンフォニーと密に連携し、イノベーションを推進することで、トップクラスのサービスを提供できることを嬉しく思います。個人および法人のお客様が期待されている、信頼性が高く安全で近代的なネットワーク体験を実現してまいります。本協業は、Zain KSAと楽天シンフォニーの強みを最大限生かしてイノベーションを加速させることで、サウジアラビアのICT分野を支援し、サウジアラビアをデジタル経済とハイパーコネクテッド社会を促進するデジタルハブへと変革する『ビジョン2030』構想の実現に貢献していきます」
楽天シンフォニーのCEOを務めるタレック・アミンは次のように述べています。「このたびのZain KSAとの協業を通して、私たちの次世代通信ネットワーク構築のノウハウを共有できることを大変嬉しく思います。楽天シンフォニーのネットワークオートメーションおよびオーケストレーションのソリューションはコスト効率に優れており、ネットワークの変革と次世代ネットワークサービスのタイムリーな展開を実現します。私たちは、Zain KSAがより良いサービス体験を顧客に提供することをサポートできると考えています」
本合意はZain KSAにとって、サウジアラビア王国のデジタルトランスフォーメーション戦略を強化し、同国の『ビジョン2030』構想の実現に貢献するという目標達成に向けた合意となります。
両社は、今後、協業の進捗や今後の見通しについて適宜発表していく予定です。
■Zain KSAについて
Zain KSAは、サウジアラビアに拠点を置くデジタルサービスとソリューションのプロバイダーです。通信サービスおよび5Gネットワーク、アプリケーション、フィンテックサービス、クラウドコンピューティング、IoTソリューション、光回線サービス、ドローン、デジタルエンターテインメントなど、受賞歴や付加価値のあるサービスをお客様に提供しています。同時に、企業の持続可能性を唱え、ESGの目標と原則を同社事業の中核としています。
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