2022年7月25日
  • 楽天シンフォニー株式会社

楽天シンフォニー、インド・ベンガルールに「楽天シンフォニーグローバルイノベーションラボ」を新設

 楽天シンフォニー株式会社(以下「楽天シンフォニー」)は、インド・ベンガルールに新たな研究開発拠点「楽天シンフォニーグローバルイノベーションラボ」(以下「本ラボ」)を設立します。本ラボは、Open RANベースのクラウドネイティブモバイルネットワークの自動化に関する研究開発の中核を担う拠点となる予定です。2023年初頭の開設を予定しており、ベンガルール現地で採用したエンジニアの活動拠点となります。

 本ラボは、無線アクセスネットワーク(RAN)からコア、トランスポートまでのモバイルネットワークアーキテクチャ全体をシミュレーション環境で再現し、機能・性能試験が可能な最先端施設となる予定です。また、本ラボは、通信プラットフォーム「SymworldTM」のショーケースとして、その機能や性能に関するデモンストレーションを、顧客向けに実施する場としても活用されます。同じくベンガルールにあるRANに特化した既存のラボと、東京の「楽天クラウドイノベーションラボ」(注)を補完・拡張する役割を担い、「SymworldTM」の商品ポートフォリオを構成する様々なアプリのグローバルでのエンドツーエンド試験ができるようになります。また、本ラボ内に第6世代移動通信システム(6G)インフラの研究開発施設を設置することも計画しています。

 楽天シンフォニーの代表取締役CEOであるタレック・アミンは、次のように述べています。「本日、インド・ベンガルールに当社の新たなラボの設立を発表できることを大変嬉しく思います。当社が世界各地で展開する事業は、インドの素晴らしい才能とクリエイティブなイノベーションによって支えられています。インドで事業を拡大し続けることにより、世界に通信ソリューションを展開する当社の能力も飛躍的に成長すると確信しています」

 楽天シンフォニーインドのマネージングディレクターであるナレンドラ・ナラヤナは、次のように述べています。「楽天シンフォニーインドは、通信分野におけるイノベーションを推進する重要な役割を担っています。本ラボの設立により、私たちの存在感をさらに高めることができることを大変嬉しく思っています。ベンガルール現地で人材を育て、インド国内および世界中のパートナー企業と協力しながらOpen RAN技術の採用を促進していきます。これにより、世界の通信事業者が安全なモバイルネットワークを構築・運用できるよう貢献していきます」

 ベンガルールとインドールの拠点を含め、楽天シンフォニーのインドにおける拠点は、企業の買収やオーガニック成長を通じて、1年足らずで従業員3,300人以上の規模にまで拡大しました。今後もOpen RANやクラウド、自動化、データ、通信技術の標準化などの分野において現地で採用を続け、体制を強化する予定です。また、2022年には、楽天シンフォニーがインドで採用したトップクラスの工学系大学卒業生約150名が日本の楽天モバイル株式会社および楽天シンフォニーの業務に従事する予定です。

 日本、米国、シンガポール、インド、欧州、中東アフリカ地域で事業を展開する楽天シンフォニーは、楽天グループのすべての通信関連の製品やサービス、ソリューションを一つに集約し、今後も、4Gおよび5Gのインフラストラクチャとプラットフォームソリューションを世界規模で事業者向けに展開してまいります。

■楽天シンフォニーについて
 楽天シンフォニーは、通信事業者のあり方、サプライチェーンの常識、業界におけるイノベーションと成長の追求を妨げる旧態依然とした考え方を変えていきます。楽天シンフォニーは、最新のインフラストラクチャを構築した実績に基づき、オープンインターフェースの通信プラットフォームをグローバルに展開しています。この通信プラットフォームは、ネットワーク品質やセキュリティを妥協せず、従来手法と比較してわずかな時間とコストで高度なモバイルサービスの提供と運用を可能にします。楽天シンフォニーは日本に本社を置き、米国、シンガポール、インド、欧州、中東アフリカ地域にも現地拠点を置いています。

 楽天シンフォニーの提供サービスについては、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://symphony.rakuten.com/ (英語のみ)

(注)プレスリリース「楽天、次世代ネットワークの試験施設 「楽天クラウドイノベーションラボ」を設立」https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2019/0220_02.html  

※Symworldは、シンガポールおよびその他の国や地域における楽天グループ会社の商標です。
※本プレスリリースに記載されている会社名および製品名・サービス名は、各社の登録商標または商標です。 

 

以 上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • カテゴリ
  • カテゴリ