楽天グループ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)は、日本GLP株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:帖佐 義之、以下「日本GLP」)が開発する大型物流施設「GLP福岡粕屋」(所在地:福岡県糟屋郡)および、「GLP八尾Ⅰ」(所在地:大阪府八尾市)の全フロアを賃借し、2つの物流センターを新設します。これらの物流センターはそれぞれ、2023年までに「Rakuten Fulfillment Center Fukuoka(仮)」および、「Rakuten Fulfillment Center Yao(仮)」として稼働開始予定です。
楽天は現在、千葉県流山市、習志野市および大阪府枚方市にて、「楽天市場」の出店店舗の商品の保管から出荷までを担う、総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」の物流センターを運営しています。また、千葉県市川市、兵庫県川西市、神奈川県横浜市および相模原市では、「楽天ブックス」や「Rakuten Fashion」、「楽天24」、「楽天西友ネットスーパー」などの直販サービスの物流センターを運営しています。「新しい生活様式」の浸透によるECの需要拡大に伴い、これらの既存の物流センターにおける稼働率が上昇することが想定されるため、新たに複数の物流センター(注1)を開設します。楽天は、EC物流の健全化を目的に「楽天市場」における包括的な物流・配送サービスを構築する「ワンデリバリー」構想を掲げており、今回の物流センターの新設もその一環となります。
なお、本物流センターを含めた物流拠点の運営などを担う楽天の物流事業は、2021年7月1日(木)に、楽天と日本郵便株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼執行役員社長:衣川 和秀)が共に出資し共同運営するJP楽天ロジスティクス株式会社へ承継される予定です(注2)。
(注1)今回新設する物流センターに加え、神奈川県大和市、東京都八王子市に物流センターを新設予定です。
(注2)神奈川県横浜市および大阪府茨木市の「楽天西友ネットスーパー」の物流センターは、本分割による承継の対象外です。
◆施設概要
・福岡県糟屋郡の新施設
延べ床面積約 12,500坪(約4.1万平米)で、JR篠栗線「門松」駅より徒歩20分、九州自動車道「福岡IC」から約1.5kmに位置し、広域にアクセス可能なエリアに位置しています。