楽天GORA、ドローンの撮影画像を活用してゴルフコース管理を効率化するサービスを試験的に提供開始

　楽天株式会社（本社：東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長：三木谷 浩史、以下「楽天」）は、運営する国内最大級のゴルフ場予約サイト「楽天GORA」の事業において、ドローンの撮影画像を活用してゴルフコース管理を効率化するサービスを、国内の全ゴルフ場（注1）を対象に2020年秋より提供開始いたします。それに先駆けて、本日から、浅見ゴルフ倶楽部（本社：茨城県水戸市、代表者：達川 公暢）が本サービスの試験導入を開始いたしました。

　本サービス導入により、従来はコース管理者によって目検で行われていた芝の育成状況などを、PC画面上で複数コースの状況を簡単に把握し、コース管理に生かすことができます。具体的には、事前にプログラムしたルートに沿ってドローンを自動航行させ、高画質で撮影されたコース画像を専用ソフトで分析できるようになります。これにより、芝の活性度や表面温度を把握できることに加えて（図）、芝の生育差や日照を妨げる木々の繁殖、ゴルフカートによるダメージ箇所など詳細な状況が分かるため、ゴルフコース管理の省力化を実現できます。また、薬剤や肥料、水の散布状況を把握し、それらを与える場所・量・頻度等を適正にできるため、コースの維持コストを最適化することができます。

　近年、ゴルフ業界において、コース管理者の人材不足が大きな課題のひとつとなっています。ゴルフコースの管理には、目視による芝の生育状況や病害発生状況の確認をはじめ、芝の長さを適度に保ち美観・質を維持するための刈り込み、病害予防のための薬剤散布に加えて、散水、肥料散布、バンカー整備、清掃など、多大な労力が必要とされています。特に目視によるゴルフコース状況の確認においては、コース管理者が数時間かけて行っていることが多いと言われています。一般社団法人 日本ゴルフ場経営者協会が行った調査によると、5割以上のゴルフ場が、コース管理にあたる社員について「不足気味」「欠員状態」であると回答しています（注2）。
　本サービスの導入により、コース管理者が複数のコースを一括管理できるとともに、管理者の経験や勘のみに頼ることなく、業務品質の向上を期待できます。

　「楽天GORA」は今後も、 各ゴルフ場が抱える課題の解決につながるサービスの拡充を行い、 日本のゴルフ市場のさらなる発展に貢献してまいります。

（注1）国内ゴルフ場の数は、2018年時点で2248。
　　　　一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会
　　　　利用税の課税状況からみたゴルフ場数、延利用者数、利用税額等の推移
　　　　http://www.golf-ngk.or.jp/news/2019/riyouzei/2019.11.12riyouzei.pdf
（注2）一般社団法人ゴルフ場経営者協会
　　　　「雇用状況実態調査」報告～人材不足が浮き彫りに～
　　　　http://www.golf-ngk.or.jp/news/2018/koyoujoukyouzitaicyousa.pdf


■「楽天GORA」について
運営企業： 楽天株式会社
サービス内容： 国内外ゴルフ場予約
サービス開始年月： 2004年10月
提携ゴルフ場数： 国内外 約1,900コース
ウェブサイト： https://gora.golf.rakuten.co.jp

以 上