楽天グループ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天グループ」)は連結子会社である楽天カード株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:穂坂 雅之、以下「楽天カード」)と、株式会社みずほフィナンシャルグループ(本社:東京都千代田区、執行役社長:木原 正裕、以下「みずほFG」)で、戦略的な資本業務提携(以下「本提携」)を行うことについて本日、当社取締役会で決議いたしました。
本提携に伴い、楽天グループとみずほFGは本日付で株式譲渡契約書を締結の上、楽天グループは、楽天カードの普通株式の14.99%をみずほFGに譲渡(以下「本株式譲渡」)することにいたしました。譲渡後も楽天カードは楽天グループの子会社であり、引き続き楽天エコシステムを形成するうえで、重要な連結子会社であるとの位置付けに変更はございません。また、楽天グループとみずほFGは、同日付で株主間契約 (以下、株式譲渡契約と併せて「本契約」)を締結いたしましたので、お知らせいたします。
1. 本提携の背景・意義
みずほFGとは、2022年10月7日付で「楽天証券ホールディングス及びみずほ証券による戦略的な資本業務提携の締結について」及び2023年11月9日公表の「楽天証券ホールディングス及びみずほ証券による戦略的な資本業務提携の強化について」を公表して以来、楽天証券ホールディングス株式会社及びみずほ証券株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:浜本 吉郎、以下「みずほ証券」)との間で、資産形成・資産運用分野におけるオンライン・リアルの双方を組合せた新しいリテール事業モデル構築に向けた取組について、両グループの連携を含め推進を深化させてまいりました。フィンテック事業のコアビジネスである楽天カードの更なる成長に向けて、みずほFGとの連携をより加速させていくことで、盤石な個人向けのビジネスに加え、今後拡大が見込める法人領域等での成長機会を追求していきたいと考えています。幅広い顧客基盤を有するみずほFGとの提携を深化、拡大することで、楽天カードの事業領域の拡大及び更なる成長に加え、楽天カードを中核とした楽天フィンテックエコシステム全体の一層の拡大、発展を目指すことは、楽天グループの企業価値の向上により資するものと判断いたしました。
2. 本提携の内容等
(1)業務提携の内容
本日付で、楽天グループは、楽天カード及びみずほFG傘下の各社と別途業務提携契約を締結しており、その詳細は「楽天グループ、楽天カード、みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、ユーシーカード、オリエントコーポレーションの業務提携契約の締結について」のプレスリリースをご覧ください。各社の強みを持ち寄ることで、お客さまには“従来よりもお得で便利な体験”を、加盟店さまには“新規顧客獲得や売上向上の実現に資するサービス”を提供し、これまでにはない新しい決済サービスを協働してつくり上げるべく様々な取組を進めてまいります。これらを通じて、お客さま・加盟店さま双方へ新たな付加価値を創出し、消費の活性化や企業の成長を促すことで、各社の企業価値向上、ひいては、日本経済の発展に貢献できると考えております。
(2)譲渡金額、譲渡前後の所有株式の状況
本契約により、楽天グループは楽天カードの普通株式の14.99%をみずほFGに譲渡いたします。譲渡金額は164,997百万円となる見込みです。