楽天グループ(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下「楽天グループ」)は連結子会社である楽天カード株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:穂坂 雅之、以下「楽天カード」)と、株式会社みずほフィナンシャルグループ(本社:東京都千代田区、執行役社長:木原 正裕、以下「みずほFG」)で、新たに戦略的な資本業務提携(以下「本提携」)を検討していくことについて本日合意いたしました。みずほFGとは、2023年11月9日付で「楽天証券ホールディングス及びみずほ証券による戦略的な資本業務提携の強化について」を公表して以来、楽天証券ホールディングス株式会社及びみずほ証券株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:浜本 吉郎)との間で、資産形成・資産運用分野におけるオンライン・リアルの双方を組合せた新しいリテール事業モデル構築に向けた取組について、両グループの連携を含め推進を深化させてまいりました。フィンテック事業のコアビジネスである楽天カードの更なる成長に向けて、みずほFGとの連携をより加速させていくことで、盤石な個人向けのビジネスに加え、今後拡大が見込める法人領域等での成長機会を追求していきたいと考えています。幅広い顧客基盤を有するみずほFGとの提携を深化、拡大することで、楽天カードの事業領域の拡大及び持続的な成長に加え、楽天カードを中核とした楽天フィンテックエコシステム全体の更なる拡大、発展を目指すことは、当社の企業価値の向上により資するものと判断いたしました。本提携後においても、楽天カードは、引き続き楽天エコシステムを形成するうえで、楽天グループの重要な連結子会社でのあるとの位置付けに何ら変更はございません。
なお、現在楽天カードの100%連結子会社である楽天インシュアランスホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高澤 廣志、以下「楽天インシュアランスHD」)については、生損保の連携強化の段階であること等の事項を総合的に勘案した結果、本提携の対象外とし、楽天インシュアランスHDは楽天グループが100%継続保有することを予定しております。
現時点で、具体的な本提携の内容について確定していることはございませんが、今後、公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示いたします。
なお、本提携を検討するにあたり、楽天グループと楽天銀行株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:永井 啓之、以下「楽天銀行」)は、2024年4月1日付で開示した「フィンテック事業再編に向けた協議の開始に関するお知らせ」において、本再編が楽天グループ及び楽天銀行双方の更なる持続的成長及び企業価値向上に資するかどうかという観点に加え、フィンテック事業の各サービスに係る法規制、楽天銀行の少数株主利益、フィンテック事業のエコシステム強化に最適なグループ・ストラクチャー等の更なる総合的検討を行い、2025年1月の効力発生を目指し、様々な選択肢の比較を行いながら、本再編の検討を進めてまいりましたが、必ずしも本再編を行うことが、フィンテック事業のエコシステムの更なる拡大と競争優位性の向上については最適とは言い難いとの判断に至り、本日、本再編を取り止めることを決定いたしました。