2024年5月15日
  • 楽天グループ株式会社

サステナビリティファイナンス・フレームワーク策定に関するお知らせ


 楽天グループ株式会社(以下「当社」)は、このたび、社会課題解決に向けた取組及び脱炭素社会の実現に向けた取組を更に推進するため、サステナビリティファイナンス・フレームワーク(以下「本フレームワーク」)を策定しましたので、下記のとおりお知らせします。 



1. 背景及び目的

 当社グループは「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」というミッションを大切にし、これまで歩んできました。サステナビリティ課題に取り組むことは、展開する事業の持続的な発展を支えるだけでなく、当社グループのミッションを体現するものでもあります。

  2021年には、ステークホルダーとのエンゲージメントを通じて当社グループのサステナビリティ戦略(優先的に取り組むESG課題)を改訂し、「事業基盤」、「従業員と共に成長」、「持続可能なプラットフォームとサービスの提供」及び「グローバルな課題への取り組み」の4つの分野を特定しました。

  当社はこのたび、上述のミッションに基づき、社会課題解決に向けた取組及び脱炭素社会の実現に向けた取組を更に推進するため、また、幅広くステークホルダーの皆さまに改めて当社のサステナビリティに関する取組を積極的に発信する契機になるものと考え、本フレームワークを策定しました。
 

2. 適合性に対する外部評価(セカンドオピニオン)の取得

 本フレームワークは、国際資本市場協会(ICMA)が定めるサステナビリティボンド・ガイドライン等に基づき、①調達資金の使途、②プロジェクトの評価と選定のプロセス、③調達資金の管理、④レポーティング等の方針を記載しており、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、サステナビリティボンド・ガイドライン等の原則との適合性に対する外部評価(セカンドオピニオン)を取得しています。
 また、本フレームワークの策定及び外部評価取得にあたり、助言等の支援を行うストラクチャリング・エージェントとして大和証券株式会社を選定しました。

 
3. 本フレームワークにおける調達資金の使途

 本フレームワークに基づいて調達された資金は、新規投資又はリファイナンスに充当を予定しており、以下に定める適格プロジェクトに充当する予定です。


5G
関連投資

  総務省は、デジタル田園都市国家インフラ整備計画(2022年3月策定、2023年4月改訂)において、全国の5G人口カバー率を2025年度末97%とすること等の整備目標を掲げています。当社グループでは、5Gエリア構築により、社会課題の解決に貢献します。

  また5G及びポスト5G社会の進展にともない、超高速・超低遅延・多数同時接続といった5Gの特徴を活用したサービスの需要増加が予測されており、当社グループは、各種サービスでの高度なネットワーク品質要求に対し、高い信頼性や経済性を持つ通信装置の開発等、社会課題の解決に資する研究開発を推進しています。

  5Gの特徴の一つである高速・大容量化により、データ通信時のエネルギー効率は向上する一方、エネルギー消費の増加が見込まれます。これに対し、楽天モバイル株式会社では、従来の通信技術と比較してエネルギー効率を大幅に改善するRIC(*)など次世代の高度化技術を見据えた柔軟な仮想化システム構築やAIを活用した最適なネットワーク制御技術等を通じ、省エネルギー化を図るとともに、当社グループとして再生可能エネルギーの導入を推進します。
(*)RIC (RAN Intelligent Controller)

 

  このお知らせは、当社のサステナビリティファイナンス・フレームワーク策定に関する発表文であり、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。

 

以  上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • カテゴリ
  • カテゴリ