楽天グループ株式会社(以下「楽天」)は、あらゆる場面において多様な人々のニーズや視点を尊重し、配慮するインクルーシブなサービス提供を行う取り組み「サービス・インクルージョン」を開始しました。第一弾として、楽天が運営する美容サロン予約サイト「楽天ビューティ」にて、LGBTQ+フレンドリー(注1)な取り組みを推進する「楽天ビューティ みんなのサロンプロジェクト」を始動し、LGBTQ+に関する動画コンテンツ「LGBTQ+フレンドリーサロン 虎の巻」を本日公開しました。
「LGBTQ+フレンドリーサロン 虎の巻」は、多様な性のあり方に関する基礎知識や接客方法、サロンづくりなどが学べる動画コンテンツで、外部専門家の監修のもと、美容サロンのオーナーや従業員向けに制作されました。「楽天ビューティ」で実施したヘアサロン利用に関するアンケート調査(注2)によると、「異性と恋愛をすることが当たり前であるような発言をされた」ことや「外見だけでスタイルを判断して、自分自身の要望は聞き入れてもらえない」など、美容サロンにおいて不快に思う体験をした回答が挙がりました。その他にもサロンの予約ならびに利用時における改善や配慮の希望が多くあったことから、本コンテンツを通じてLGBTQ+フレンドリーなサロン運営の一助となることを目指しています。
楽天の目指す「サービス・インクルージョン」とは、LGBTQ+の当事者や障がいをお持ちの方、子育て世代や外国籍の方など多様な人々を尊重し、安心してサービスをご利用いただくことで、活気に満ち溢れる生活を送れる考え方「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」(注3)を、楽天のサービスに取り入れていくことです。これまでも楽天では、「楽天生命」での同性パートナー(注4)の保険金受け取りや、「楽天カード」での生計を同一にする同性パートナーの家族カードの申し込み、パートナーシップ証明書の提示無しで申し込める「楽天銀行」でのLGBTQ+当事者向け住宅ローンの提供、性的マイノリティへの支援を表すイメージカラーであるレインボー柄の「楽天Edy」と「楽天ポイントカード」を一体化させた「Edy-楽天ポイントカード」を発売するなど、ユーザーの多様性に配慮した様々な取り組みを行ってきております。
今後も「サービス・インクルージョン」の取り組みのもと、楽天が提供する様々なサービスにおいて、「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」の考え方を取り入れ、多様なバックグラウンドを持つ方々が安心して利用できるサービスの提供を目指してまいります。
(注1)LGBTQ+はレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニングもしくはクィアの英語の頭文字を並べた言葉です。ここでは、LGBTQ+に限らず、多様な性のあり方を尊重する意味で使用しており、LGBTQ+フレンドリーとはLGBTQ+を差別することなく、協力的な姿勢や対応を指します。
(注2)時期: 2023年4月22日(土)から2023年4月23日(日)
サンプル数: 740人
質問事項: 美容サロンを選ぶポイント、美容サロンを予約するときに気にすること、美容サロンで実際に体験したこと等
(注3)ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン: 多様な人が働く組織の中で、それぞれの人に合った対応をすることで、それぞれがいきいきと働き、成果を出し続けるための考え方。
(注4)同性パートナー: 戸籍や在留カードなどのID上の性別が同性であるパートナーのこと。
■「楽天ビューティ みんなのサロンプロジェクト」概要
LGBTQ+フレンドリーな接客を推進することを目的に、「LGBTQ+フレンドリーサロン 虎の巻」を通じて、美容サロンのオーナー・従業員向けに、多様な性のあり方に関する基礎知識や接客方法、サロンづくりなどについて動画を公開
・公開日: 2024年3月28日(木)10:00
・URL: https://beauty.rakuten.co.jp/cnt/topics/campaign/inclusive-salon/
・内容: LGBTQ+フレンドリーな接客方法に関する動画の公開