楽天シンフォニー株式会社(以下「楽天シンフォニー」)とフィリピンの通信事業者であるNow Telecom Company, Inc.(以下「ナウ・テレコム」)は本日、フィリピンにおける5G Open RANの試験運用に関する覚書(以下「本合意」)を締結しました。
本合意は、スペインのバルセロナで開催中の「MWC Barcelona 2024」(以下「MWC」) 初日の2月26日(月)に両社が署名しました。MWCはGSM Associationが主催し、190カ国以上から10万人規模が集まる世界最大の携帯関連の見本市です。
本合意に基づき、楽天シンフォニーとナウ・テレコムは、東南アジア諸国におけるOpen RANによる仮想化ネットワーク構築を目指してまいります。本合意の署名には、楽天グループ株式会社の代表取締役会長兼社長である三木谷 浩史と、ナウ・テレコム会長のメル・ベラスコ・ヴェラルデが立ち会いました。
- 楽天シンフォニー株式会社
- Now Telecom Company, Inc.
楽天シンフォニーとフィリピンの通信事業者ナウ・テレコム、5G Open RANの試験運用に関する覚書を締結
写真:MWC 初日の両社署名時の様子
楽天シンフォニー代表取締役社長のシャラッド・スリオアストーアは次のように述べています。「Open RANソリューションと通信サービスにおける楽天シンフォニーの知見をナウ・テレコムに提供し、5G Open RANの展開を支援できることを嬉しく思います。フィリピンにおけるOpen RANの発展と、グローバルなOpen RANネットワークの普及に貢献できることを誇りに思います」
メル・ベラスコ・ベラルデ会長は次のように述べています。「日本の第4の携帯通信事業者であり、ドイツにおける最新の完全仮想化5Gネットワーク構築の中核を担う楽天との提携は、ナウ・テレコムにとって極めて重要な局面となるものです。この協力は、フィリピンで安全な5Gネットワークを展開するという私たちの使命の礎となるでしょう。私たちは力を合わせて、通信業界を変革し、インド太平洋地域全体においても相互運用を可能とするオープンで安全なネットワークの標準化に取り組んでいきます」
両社は今後、知見やリソース、技術を共有することで、ナウ・テレコムのネットワーク向けの5GおよびICT関連ソリューションを共同で開発してまいります。
■ナウ・テレコムについて
ナウ・テレコムは、フィリピンにおいて全国規模で携帯電話事業を運営する株式非公開の通信事業者であり、上場企業ナウ・コーポレーションの関連会社です。ナウ・テレコムは、SMART-PLDT、Globe Teleco、Dito Telcommunityを含む、携帯電話システムライセンスを所有する4社の1社です。移動体通信システム、固定無線通信システム、国際・国内ゲートウェイ、光ファイバーシステム、衛星システム、電子通信ネットワーク、電子通信サービスを構築・確立し、運営・維持するライセンスを保有しています。
2022年11月の重要な進展として、米国政府が、ナウ・コーポレーションの関連会社のナウ・テレコムを、5Gテクノロジー導入と、フィリピン全土の安全な全国ブロードバンドネットワーク確立におけるパートナーに認定したことが挙げられます。ナウ・テレコムと米国政府のパートナーシップに関する詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.whitehouse.gov/briefing-room/statements-releases/2022/11/20/fact-sheet-vice-president-harris-launches-new-initiatives-to-strengthen-u-s-philippines-alliance/ (英語のみ)
■楽天シンフォニーについて
楽天シンフォニーは、革新的なモバイルネットワーク技術を用いた通信プラットフォーム事業をグローバルに展開しています。楽天モバイル株式会社が世界でも先進的に商用利用を実現した大規模な仮想化Open RANネットワーク構築の知見を生かし、通信事業者向けのプラットフォームを含む次世代ネットワークの計画・構築・運用に必要なすべての機能を提供しています。楽天シンフォニーは日本に本社を置き、米国、シンガポール、インド、欧州、中近東アフリカ地域にも現地拠点を置いています。楽天シンフォニーの提供サービスについては、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://symphony.rakuten.com (英語のみ)
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以 上