2024年2月14日
  • 楽天グループ株式会社

2023年12月期 当社連結業績の前期との差異に関するお知らせ

 

 本日、当社は2023年12月期の連結業績について決算短信を発表しましたが、主にモバイルセグメントを中心に損失が大きく改善したことにより前期業績との差異が大きくなったため、その概要について下記の通り、お知らせします。

 

 1. 2023年12月期の業績(2023年1 月1 日~2023年12月31日)

連結業績(IFRS)

 

売上収益

営業損失(△)

親会社の所有者に帰属する当期損失(△)

基本的1株当たり当期損失(△)

2022年12月期実績(A)

百万円

1,920,894

百万円

△371,612

百万円

△377,217

円 銭

△237.73

2023年12月期実績(B)

2,071,315

△212,857

△339,473

△177.27

対前期増減額(B-A)

150,421

158,755

37,744

60.46

対前期増減率

+7.8%

-

-

-


 2. 差異が生じた理由

 2023年12月期は、インターネットサービス、フィンテックおよびモバイルの全てのセグメントにおいて増収し、売上収益は2,071,315百万円(前期比 7.8%増)となりました。
 営業損益については、インターネットサービスにおける好調な国内ECの増益に加え、海外インターネットサービスを含むその他インターネットサービスにおいて、米国のオンライン・キャッシュバック・サービス『Rakuten Rewards』の堅調な売上成長が継続しました。また、投資事業で前連結会計年度と比較して投資損益が改善したことや、メッセージング及びVoIPサービス『Rakuten Viber』における通信料収入や広告収入等の各種売上に回復がみられたことに加え、スポーツ事業においても、『ヴィッセル神戸』のJ1優勝に関連し売上収益が増加する等、2022年12月期と比較して業績が改善し、セグメント利益の拡大に寄与しました。フィンテックもクレジットカード関連サービス、銀行サービス及び証券サービス。モバイルにおいては、設備投資の抑制やコスト削減施策などが奏功した結果、前期と比較して損失幅が大きく減少し、セグメント損失は337,524百万円(前期は479,257百万円のセグメント損失)となりました。今後はモバイル事業において更なる売上収益の拡大に努めていくことで、早期の黒字化を目指します。
 一方で、連結損益計算書における持分法による投資損失について、Rakuten Medical, Inc.に対する投資の減損損失を6,498百万円計上したこと等により、持分法による投資損失が前期と比較して増加しています。加えて事業環境及び今後の業績動向等を勘案し、繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、当連結会計年度に一部取崩しを行いました。これらの要因により、法人所得税費用が前期比147,162 百万円増加しています。 なお、当連結会計年度の繰延税金の取崩しによる法人所得税費用の増加は73,217百万円です。
 これらを受け、親会社の所有者に帰属する当期損失は339,473 百万円(前期は377,217百万円の損失)となり、前期比37,744百万円の改善となっています。

 

以 上

 

 

 

 

 

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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