2021年5月13日
  • 楽天グループ株式会社

2021年度第1四半期決算ハイライトに関するお知らせ

2021年度第1四半期決算ハイライト】 

 

■全体業績

  • 当社グループの売上収益は第1四半期として過去最高の391,513百万円(前年同期比1%増)となり、成長を加速させています。
  • 一方、モバイルにおける自社基地局設置の約5年前倒しを含め、計画的な先行投資が継続中のため、Non-GAAP営業損失は31,585百万円(前年同期は18,136百万円のNon-GAAP営業損失)となりました。
  • なお、モバイル、物流、投資事業の損益除くNon-GAAP営業利益は41,914百万円で前年同期比4%増と大きく伸長しました。

 

■エコシステムの拡大

  • 当社グループはメンバーシップ、データ及びポイントプログラムを中心とした楽天エコシステム(経済圏)の活用により、ユーザーのサービス間のクロスユース及びリテンションを促進し、事業の多角化に伴うリスクの最小化とシナジー創出による付加価値の最大化を図っています。
  • 楽天エコシステムを利用するユーザーの増加が続き、当社グループサービスを2サービス以上利用するユーザーの割合(注1)は5%と伸長を続けました。
  • 同時に、当社グループにおける平均月間利用者数は前年同期に比べ0%増加(注2)しました。

 

■インターネットサービスセグメント

  • 共通の送料無料(込み)ライン導入の奏功や、新型コロナウイルス感染症の流行に伴うオンラインショッピング需要増を受け、『楽天市場』等の取扱高が継続的に伸長し、当第1四半期におけるショッピングEC流通総額(注3)は前年同期比9%増となりました。
  • 物流事業においては、2021年4月、日本郵便株式会社と楽天グループが出資する新会社を設立し、楽天グループが投資・開発してきた省人化・自動化された物流センターを含む、楽天グループの物流事業を承継させることを発表しました。新会社では、共同の物流拠点の構築、共通の配送システム及び受取サービスの構築等による効率化を推進します。

 

■フィンテックセグメント

  • 各サービスにおける会員基盤が引き続き順調に拡大し、当第1四半期も前年同期比で増収増益を達成しました。
  • 『楽天銀行』では、2021年1月に国内のインターネット銀行で初めて(注4)口座数が1,000万口座を突破したほか、メイン口座としての利用が増加しています。『楽天証券』では、2021年3月の新規口座開設数が初めて25万を超え、2021年3月末時点の口座数において業界2位(注5)となりました。また、『楽天カード』会員数は、2021年2月に2,200万人を突破しました。

 

■モバイルセグメント

  • 『楽天モバイル』が2021年1月に発表した新料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VI』の好調により、契約申し込みが加速した結果、2021年5月11日時点における累計契約申し込み数は約410万回線となりました。
  • また、自社回線エリアの拡大も順調に進み、4G人口カバー率は、目標としていた2021年3月末における80%を達成しました。
  • 世界中の通信事業者や企業が、安全でオープンなモバイルネットワークを迅速かつ低コストで簡単に構築できるクラウドネイティブなプラットフォーム『Rakuten Communications Platform』については、一部機能をグローバルで展開しています。引き続きプラットフォームとしての開発を進めています。

 

■資金調達

  • 当社においては、2021年3月、当社グループの持続的成長、強固な財務基盤の構築、株主価値向上等の実現に向けて、日本郵政株式会社、Image Frame Investment (HK) Limited、Walmart Inc.の3社及び当社代表取締役会長兼社長である三木谷氏の親族の資産管理会社に対し、新株式の発行及び自己株式の処分による第三者割当を実施し、約2,400億円の資金調達を行いました。さらに、同年4月には、資金調達手段の多様化、投資家層の拡大、財務基盤の一層の充実化等を目的として、米ドル及びユーロ建永久劣後特約付社債(利払繰延条項付)の発行により約3,200億円の資金調達を行いました。
  • なお、日本郵政グループとは、上記の第三者割当と同時に、これまでの物流分野に加えモバイル、DX等の様々な領域での連携を強化することを目的とした資本・業務提携を発表しました。

 

2021年度第1四半期決算セグメント別詳細

 

■インターネットサービスセグメント 

・インターネットサービスセグメントにおける売上収益は212,117百万円(前年同期比17.6%増)、セグメント利益は41,208百万円(前年同期は334百万円の利益)となりました。

(単位:百万円) 売上収益 前年同期比 営業利益 前年同期比
国内EC 158,263 +27.4% 12,650 +19.8%
その他 53,854 -4.2% 28,558 +38,784
インターネット 合計 212,117 +17.6% 41,208 +40,874

 

国内EC

・共通の送料無料(込み)ラインの導入を通じたユーザビリティの向上や、新型コロナウイルス感染症の流行に伴うオンラインショッピング需要増を受け、『楽天市場』や『Rakuten 24』、『楽天西友ネットスーパー』等のサービスの取扱高が伸長し、当第1四半期におけるショッピングEC流通総額は前年同期比33.9%増となりました。

・また、2020年度第4四半期に『楽天市場』で商品を購入したユーザーの7割以上が当第1四半期でも『楽天市場』で商品を購入するなど、2020年を通じて拡大したユーザー層の定着が2021年においても進んでいます。

・『楽天市場』においては、購入ユーザー数が前年同期比16.4%増、ユーザーあたりの購入額は前年同期比15.5%増となり、取扱高の成長に貢献しました。

・『楽天トラベル』においては、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴う「Go to トラベル事業」の一時停止や、各地で相次いで発令された緊急事態宣言の影響を受け、宿泊予約が低迷した一方、コスト削減等の取り組みにより、営業利益は前年同期比で増加を達成しました。 

 

その他

・スポーツサービスにおいては、プロ野球公式戦、サッカーリーグ戦の段階的な規制緩和が行われるなかで、収益の改善が見られました。投資事業においては、フィンテック関連企業への株式投資の評価益を30,603百万円計上しています。

 

■フィンテックセグメント

フィンテックセグメントにおける売上収益は151,572百万円(前年同期比8.2%増)、セグメント利益は24,550百万円(前年同期比23.8%増)となりました。

(単位:百万円) 売上収益 前年同期比 営業利益 前年同期比
楽天カード 66,654 +5.4% 11,038 +12.5%
楽天銀行 25,710 +9.3% 7,297 +6.9%
楽天証券 23,750 +33.2% 6,310 +43.5%
保険事業 25,308 -0.6% 1,932 +114.1%
楽天ペイメント 8,757 +1.7% -1,215 +749
その他 1,392 +2.0% -813 -672
フィンテック 合計 151,572 +8.2% 24,550 +23.8%

 

楽天カード

・会員基盤が順調に拡大し、当第1四半期におけるカード会員数は2021年2月に2,200万人を突破しました。

・宿泊・飲食サービス等の消費に依然厳しさがみられるものの、オンラインショッピングを中心に取扱高が伸長し、売上収益及び利益の増加に貢献しました。

・コロナ禍の資金需要減退を受け、ショッピングリボ残高及びカードキャッシング残高が減少したほか、好調な『楽天市場』等でのカード利用時のマーケティング費用が増加しましたが、コスト削減等の施策により、営業利益は前年同期比で増加を達成しました。

 

楽天銀行

・新規口座獲得数が堅調に伸長し、2021年1月には国内のインターネット銀行で初めて口座数が1,000万口座を突破しました。 

・口座数拡大に伴い、日常生活のためのメイン口座としての利用が増加し、当第1四半期における決済件数は前年同期比31.3%増、給与振込口座数は50.4%増となりました。

・口座数拡大に伴い預金利息が増加したものの、決済件数増加等による役務取引等収益の伸長が大きく、増収増益を達成しました。

 

楽天証券

・2021年3月の新規口座開設数が初めて25万を超える等、顧客基盤の大幅な拡大が続き、2021年3月末時点で口座数は572万と業界2位となりました。また、国内株式・米国株式売買代金の伸長に伴う手数料収入等の増加が、売上収益及び利益の増加に貢献しました。

・収益源の多様化を目指し注力している資産形成系サービスにおいては、つみたてNISA口座数が2021年3月末時点で約120万となり、同サービスにおける口座数の国内シェアは29.0%(注6)(2020年12月末時点)となる等、順調に拡大しています。 

 

保険事業

・生命保険サービスにおいては、コロナ禍において対面の商品販売が制約を受ける中においても、オンラインによる販売の強化、コスト削減施策等が奏功し、売上収益及び営業利益が増加しました。

・損害保険サービスにおいては、リスクコントロールのためのアンダーライティング強化施策等により収入保険料が減少した一方で、再保険の効果的な活用により正味の発生保険金が減少し、営業利益の増加を達成しました。

 

楽天ペイメント

・2021年1月には、『楽天ペイ(アプリ決済)』において、楽天銀行口座からの即時払いが可能となる機能を追加したほか、2021年2月には、『楽天ウォレット』で取り扱う暗号資産を『楽天キャッシュ』へ手数料無料でチャージできる機能をリリースするなど、QRコード・バーコード決済、電子マネー、ポイント等の決済手段を統合したペイメントアプリの機能拡充やサービスの利便性向上に努めました。

・コロナ禍において一部の実店舗における決済が減少傾向にあるなか、アプリ決済、ポイントカード決済等の取扱高が伸長し、売上収益の増加に貢献しました。

 

■モバイルセグメント
・モバイルセグメントにおける売上収益は68,631百万円(前年同期比38.6%増)、セグメント損失は97,245百万円(前年同期は36,593百万円の損失)となりました。

(単位:百万円) 売上収益 前年同期比 営業利益 前年同期比
旧モバイルセグメント 56,723 +44.6% -94,073 -62,245
その他 11,908 +15.7% -3,172 +1,594
モバイル 合計 68,631 +38.6% -97,245

-60,652

 

・携帯キャリアサービスにおいては、2021年1月に発表したユーザーのデータご利用状況に応じた柔軟でシンプルな新料金プラン『Rakuten UN-LIMIT VI』が好評で、契約申し込みが加速し、2021年5月11日時点における累計契約申し込み数は約410万回線となりました。

・基地局の開設を加速化させ、自社回線によるサービス提供エリアの拡大を進めるとともに、ネットワークの品質向上等に努めており、4G人口カバー率は目標としていた2021年3月末における80%を達成しました。楽天回線エリアが拡大したことに伴い、基地局建設に係る費用が増加したほか、契約者数が増加したことにより、楽天回線エリア外におけるローミング費用が増加しました。

 

(注1)過去12ヶ月における2サービス以上利用者数/過去12ヶ月間における全サービス利用者数(2021年3月末時点)

(楽天ポイントが獲得可能なサービスの利用に限る)

(注2)2020年1月-3月末における平均月間アクティブユーザー数と2021年1月-3月末における平均月間アクティブユーザー数の比較

 (注3) ショッピングEC流通総額=楽天市場 + 1st パーティー (ファッション, ブックス, Rakuten24 (ダイレクト), ネットスーパー) + オープンEC (Rebates, チェックアウト) + ラクマの流通額の合計

 (注4) 2021年1月19日時点 楽天銀行調べ

 (注5) 各社ホームページ上での公開情報より、楽天証券にて集計

 (注6) 金融庁NISA・ジュニアNISA 口座の利用状況調査 (2020年12月末時点)より算出

 

以  上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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