2020年3月25日
  • 楽天株式会社

楽天、オープンソース特許の相互利用団体 「Open Invention Network」(OIN)に加盟

- オープンエコシステムの拡大に向け、オープンソース技術の発展を促進 -

 楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 「楽天」)は、オープンソース特許の相互利用団体である「Open Invention Network」(以下「OIN」)に加盟しましたことをお知らせします。

 OINは、世界中から3,100社以上が加盟している団体で、Linux System(注)を対象に、加盟企業同士で特許をクロスライセンスすることで、知的財産権に関するより安全な環境の確立を目指しています。今回、楽天がOINへ加盟することによって、楽天グループが保有するLinux System関連の特許についても、クロスライセンスの対象となります。

 楽天グループはこれまでも、例えば、楽天モバイル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:山田 善久、以下「楽天モバイル」)が構築し、2019年10月に運用を開始した完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークをはじめとして、グローバルにおいてLinux System等のオープンソースソフトウェアの技術発展に積極的に取り組んできました。楽天モバイルでは、オープンソースを活用することにより、オペレーションの簡素化とコストの低減、および拡張性が高くスピーディーなサービス展開を実現しています。

 楽天グループは現在、国内外において、Eコマースを中核に、トラベル、デジタルコンテンツ、通信などのインターネットサービス、クレジットカードをはじめ、銀行、証券、保険、電子マネーなどのフィンテックサービス、さらにプロスポーツといった多岐にわたる分野で70以上のサービスを提供しています。

 今回、楽天モバイルの新しいネットワークをはじめとして、多様なサービスを有機的に結び付けて形成する「楽天エコシステム(経済圏)」や、パートナー企業と構築するオープンエコシステムの拡大に向け、今後オープンソース技術をさらに発展させ、オープンソースコミュニティに貢献していくことを目的に、OINへの加盟を行いました。

 楽天は今後、OINの加盟企業と共創関係を構築し、オープンな環境におけるスピーディーなシステム開発や、さらなるイノベーションの促進を図ってまいります。

(注)Linuxとは、サーバー、PC、携帯電話など幅広い種類のハードウェアで世界中で用いられている基本ソフトの一種で、フリーかつオープンソースであることが特徴です。OINでは、Android™などLinux関連のオープンソースソフトウェアも含めてLinux Systemと呼んでいます。

※Androidは、Google LLCの商標です。

以 上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • カテゴリ
  • カテゴリ