楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)は、台湾のプロ野球チーム「Lamigo Monkeys」(以下、「ラミゴ モンキーズ」)の新チーム名を「Rakuten Monkeys」(以下、「楽天モンキーズ」)に決定したことを本日発表しました。
楽天は、本年9月にLa New International Corporationの子会社で「ラミゴ モンキーズ」の運営会社であるLamigo Monkeys Co.の株式を取得し、2020年シーズンから台湾プロ野球リーグ(CPBL)に参入することを発表していました。今回、新チーム名のほかに、台湾プロ野球リーグの2020年シーズンに向けて、新しいチームロゴとユニフォームも発表しました。
また、「楽天モンキーズ」の経営メンバーを発表しました。会長には、日本で豊富なマネージメント経験があり、楽天グループのプロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」を運営する株式会社楽天野球団(本社:宮城県仙台市)とサッカー・Jリーグの「ヴィッセル神戸」を運営する楽天ヴィッセル神戸株式会社(本社:兵庫県神戸市)の代表取締役社長でもある立花 陽三が就任します。また、Rakuten Asia Pte. Ltd. のCOO である渡邉 崇が副会長を、これまで「ラミゴ モンキーズ」を率いてきた劉玠廷(Justin Liu)がゼネラルマネージャーを、浦韋青(Roger Pu)が副ゼネラルマネージャーを務めます。楽天野球団からも川田 喜則がゼネラルマネージャーに、大石 幸潔が副ゼネラルマネージャーに就任します。
三木谷 浩史は、次のように述べています。「台湾で人気、実力ともにリーグトップを誇る球団名を、楽天の名前を冠した『楽天モンキーズ』とできることを光栄に思います。楽天のスポーツへの様々な取り組みは、日本のプロ野球界に『東北楽天ゴールデンイーグルス』として参入したのが原点です。私たちは、感動を生み出すスポーツとエンターテインメントの力を信じており、台湾においても球団運営を通じてその活性化に取り組むことで台湾野球界のさらなる発展に寄与していきたいと思っています。また、『楽天モンキーズ』と、Eコマース、トラベル、クレジットカード、デジタルコンテンツや、サービス開始予定のオンライン銀行など、台湾で拡大する楽天サービスとのコラボレーションを通じて、より多くのユーザーとの関係性を築いていきたいと考えています」
「楽天モンキーズ」は、前身となる球団が2004年シーズンから台湾プロ野球に参入しました。台湾の桃園市に本拠地を置き、「桃園国際野球場」がホームスタジアムです。年間王者を決める台湾シリーズにおいて7度優勝し、台湾球界屈指の実力を誇っています。2014年より5年連続で台湾球界最多の観客動員数を記録するなど、人気・実力面においても台湾プロ野球界を代表する球団です。
楽天は、2005年に「東北楽天ゴールデンイーグルス」を創設し、日本のプロ野球へ参入しました。また、日本プロサッカーリーグに所属する「ヴィッセル神戸」を運営していることに加えて、「FCバルセロナ」、「ゴールデンステート・ウォリアーズ」、NBAなどの、グローバルで人気の高いクラブやリーグなどとパートナーシップを結んでいます。楽天は、スポーツ分野での経験を生かして「楽天モンキーズ」を強化するだけでなく、台湾のプロ野球界全体や地域の発展に貢献していくことを目指します。
楽天は台湾において、2008年からEコマース事業を開始して以降、クレジットカード事業、電子書籍事業、C2C事業等を展開しており、「楽天エコシステム(経済圏)」を台湾においても形成しています。さらに、オンライン銀行サービスの開始に向けて各種手続きを進めています。
今回、台湾プロ野球に参入することで、「Rakuten」ブランドの飛躍的な価値向上と各サービスの利便性向上を図り、台湾においても「楽天エコシステム」を一層拡大してまいります。