楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下「楽天」)とLa New International Corporation(本社:台湾・新北市、董事長:劉保佑、以下「La New社」)は、La New社の子会社で台湾のプロ野球チーム「ラミゴ モンキーズ」の運営会社であるLamigo Monkeys Co.(以下、Lamigo社)の楽天への全株式の譲渡に向けた基本合意書を締結しましたのでお知らせします。楽天は今回の株式取得により、2020年シーズンより台湾プロ野球リーグ(CPBL)に参入する予定です。
「ラミゴ モンキーズ」は、2004年にLa New社が経営に参画して以来、2017年と2018年に連覇を果たすなどリーグ年間優勝を6度達成し、台湾球界屈指の実力を誇っています。また、経営面においてもファン獲得のためのユニークかつ先進的な取り組みにより、2014年より5年連続で台湾球界最多の観客動員数を記録するなど、人気・実力面で台湾プロ野球界を代表する球団です。
楽天は日本のプロ野球界において、2005年シーズンより「東北楽天ゴールデンイーグルス」を運営しています。台湾プロ野球への参入においても、「東北楽天ゴールデンイーグルス」をはじめとする様々なスポーツ領域での取り組みを通じて培ったノウハウを生かすことで、球団のみならず台湾プロ野球および地域の活性化などへの貢献を目指します。
また楽天は、台湾においてEコマース事業、クレジットカード事業、電子書籍事業、C2C事業等を展開しており、独自の「楽天エコシステム」を形成しています。さらに、2020年中の銀行サービスの開始に向けて各種手続きを進めています。今回、台湾プロ野球に参入することで、「Rakuten」ブランドの飛躍的な価値向上と各サービスのさらなる成長を図り、台湾においても「楽天エコシステム」を一層強化してまいります。
La New社は、2004年シーズンより「La Newベアーズ」として台湾プロ野球に参入しました。2011年シーズンより本拠地を桃園市に移し「ラミゴ モンキーズ」と改称してからも、地域密着球団として計16シーズンにわたって台湾球界をリードしてきました。今回、「ラミゴ モンキーズ」および台湾プロ野球のさらなる発展を目的に、日本での球団運営などの知見を持つ楽天に全株式の譲渡を決定しました。
なお、楽天の台湾プロ野球参入は、CPBLの常務理事会における承認を経て正式に決定します。新チーム名やユニフォーム、ロゴ等についても後日公表予定です。