2018年10月2日
  • 楽天モバイルネットワーク株式会社

楽天モバイルネットワーク、ノキアと初の第5世代移動通信方式(5G)実証実験を実施

 楽天グループの楽天モバイルネットワーク株式会社(東京都世田谷区、代表取締役社長 山田善久、以下「楽天モバイルネットネーク」)は、ノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社(東京都港区、代表執行役員社長 ジョン・ハリントン、以下「ノキア」)と連携し、ノキアが保有するAir Scale 基地局およびインテル®社製のモバイルトライアルプラットフォームを利用した第5世代移動通信方式(以下、5G)のOTA(over the air)による実証実験を初めて実施しました。

 本実験は2018年6月から神奈川県川崎市にある「ノキア川崎R&Dセンター」のシールドルーム内において行なわれ、28GHz帯による5G環境下で基礎的な5Gネットワークの性能を評価するために実施されました。両社はこの実験において、4K動画や360℃の3D-VR映像のライブストリーミング配信などが5Gに適用されることを実証しました。

 楽天モバイルネットワークは、第4世代携帯電話システム(4G)用周波数(1.7GHz帯)における特定基地局の開設計画について、2018年4月に総務省からの当該計画の認定を受け、2019年10月に移動体通信事業者(Mobile Network Operator)としてのサービス開始を目指しています。楽天モバイルネットワークは現在、ノキアを含む各種事業者と全国規模でのモバイルネットワークの設計と構築を着実に進めています。今後、楽天モバイルネットワークとノキアは、4Gネットワークの構築だけでなく、5Gを利用した技術実験においても緊密に連携していきます。

 本連携にあたり、楽天モバイルネットワークCTO(最高技術責任者)のタレック・アミンは次のように述べています。 「5Gによってもたらされる次世代のモバイルブロードバンドとIoTは、社会や産業のあらゆる分野を進化させ、ヘルスケアや教育、エネルギー供給、農業、そして新たな産業の発展を加速するものと確信しています。私たちは実証実験の結果から、より現実に近い環境下での5G実験の重要性を強く感じており、今後も実用化に向けて着実にステップを進めてまいります」

 また、ノキア モバイルネットワークス事業部 プレジデント マルク・ルアンヌ(Marc Rouanne)は次のように述べています。「弊社は楽天様と同様に、5Gによって実現する次世代のモバイルブロードバンドやIoTがすべての産業と社会を劇的に変革させると確信しています。今回、楽天様とともに、Industry 4.0や超高速大容量アプリケーションに必要不可欠な5G要件の実証実験に成功したことを大変光栄に思います。5Gアプリケーションの性能は、セキュアな無線アクセスとクラウド技術で構築されるE2Eのネットワーク品質に依存しています。ノキアは、次世代のネットワークアーキテクチャであるFuture Xアーキテクチャとオープン性を前提とするE2Eでの5Gネットワークの提供に注力しています」

 楽天モバイルネットワークは、4Gから5Gの高速ネットワーク環境の進化へ迅速に対応し、ユーザーの皆様に利便性の高い、革新的な体験を提供することを目指します。

 ■ノキアについて
ノキアは、世界をつなぐ技術を開発しています。ノキア ベル研究所のイノベーションを基盤として、通信事業者、政府機関、グローバル企業、そして一般消費者に、最も洗練された包括的な製品、サービス、ライセンスを提供しています。
私たちは、高度なビジネス倫理・規範に基づき、社会的意義があり、高品質で、インテグリティを守る技術を開発しています。ノキアは、私たち人間の体感を向上させる5GやIoT (モノのインターネット) の通信インフラを実現します。nokia.com

以 上

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