2018年4月25日
  • 楽天株式会社

楽天、研究機関として新たに「楽天技術研究所 遺伝子ラボ」を新設

- ジェネシスヘルスケアと、遺伝子データ分析を通じたマーケティングを共同研究 -

 楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)は、2018年5月1日に楽天グループの研究開発機関である「楽天技術研究所」(本社:東京都世田谷区、代表:森 正弥、設立:2005年12月)内に、「楽天技術研究所 遺伝子ラボ」を開設します。本ラボでは、日本が抱える医療費削減や健康意識向上などへの課題解決を目的に、遺伝子解析・検査会社のジェネシスヘルスケア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役会長:デビット バラン、以下「ジェネシスヘルスケア」)と共同で、遺伝子データ分析を通じた新しいマーケティングの研究を行う予定です。

 近年、「健康」に対する意識は、医療機関においても、また国民の中においても大きく高まってきています。ジェネシスヘルスケアは、長年の自社による遺伝子解析と同分野における研究実績に加え、遺伝子解析サービスの提供を通じて国内最大規模の遺伝情報データベースを保有しています。また、民間向けの検査キット「GeneLife」(ジーンライフ)を提供しており、利用者は個々人の遺伝情報から潜在的な体質や将来的な身体リスクなどを知ることができます。

 一方で、「楽天技術研究所」では、楽天エコシステム(経済圏)を形成する数々の楽天グループサービスにおいてAI技術も活用し、ユーザーの利便性を高める機能やソリューションを提供してきました。マーケティング分野では、膨大なデータから季節やイベントに合わせた顧客ニーズの抽出や需要の予測、過去の購買行動をもとに個々のユーザーに最適なサービスを提案する機能を楽天グループ各社へ提供しています。

 こうした中、「楽天技術研究所 遺伝子ラボ」では、ジェネシスヘルスケアの保有する膨大な遺伝子解析の分析データを活用することにより、従来のマーケティングを見直し、これまで以上に個々のユーザーに適したソリューション開発に向けた研究を行います。一人ひとりに最適なサービスや健康管理アドバイスを提供できるようにすることで、社会にセルフメディケーションの概念を浸透させ、将来的に医療費の削減や国民の健康意識向上に貢献していきます。なお、データの取り扱いに関し、個人情報保護法ほか遺伝子情報の取り扱いに関する各省庁のガイドライン等に準拠した管理体制のもとで、データ保有者から同意を取得の上、厳格に運用いたします。

 楽天は、「楽天技術研究所」がこれまでに培ってきた最新技術とジェネシスヘルスケアの遺伝情報データベースを活用し、人々の生活をより便利で豊かなものにすることを目指してまいります。


■「楽天技術研究所
遺伝子ラボ」について 
名称: 「楽天技術研究所 遺伝子ラボ」
         (英表記: Rakuten Institute of Technology Gene Laboratory)
設立日: 2018年5月1日
代表: 森 正弥(楽天技術研究所代表兼務)
研究領域: 遺伝子データとマーケティングデータの相関関係の研究、遺伝的傾向に配慮した新たなマーケティングの研究

                                           
                                          以 上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • カテゴリ
  • カテゴリ