楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)は、ペット保険を主な事業とする「もっとぎゅっと少額短期保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 澤谷 昭義、以下、「もっとぎゅっと少短」)」の発行済み全株式を取得し完全子会社化することにつき「キャス・キャピタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:川村 治夫)」が運営を受託する投資事業有限責任組合「キャス・キャピタル・ファンド六号」との間で合意しました。また、今後「もっとぎゅっと少短」は、社名を「楽天少額短期保険株式会社(略称:楽天少額短期保険)」に変更する予定です。
本取引の完了は関連当局の承認および株式譲渡契約上の諸条件の成立を前提に2018年3月30日を予定しております。
「もっとぎゅっと少短」は、ご家庭で飼育されるペット(犬・猫)が動物病院で治療や手術を受けた際の費用補償を提供する少額短期保険会社です。ペットショップにて、生体購入時の同時契約を提案する販売展開で着実に成長し、2016年にはインターネットを通じた直販システムを整備し、オンライン・オフライン双方の販路を保有しています。
楽天は保険事業の拡充に注力しており、既存の生命保険事業および個人・法人向け代理店事業に加えて、2018年1月には損害保険業を営む朝日火災海上保険株式会社の株式取得を発表いたしました(*1)。ここに、従来は取扱いのなかったペット保険事業を営む「もっとぎゅっと少短」が加わることで、提供する保険商品のラインナップをさらに広げ、楽天エコシステムとの親和性を最大化することで楽天グループの企業価値を高めてまいります。
今回の子会社化により、「もっとぎゅっと少短」は9,500万人を超える楽天の会員基盤にアプローチすることが可能になります。同社が保有するペットの医療・通院データと、楽天グループが蓄積してきたEコマースの知見を活用して、楽天会員の要望に合致した革新的な商品・サービスの開発を予定しています。
楽天は今後も、グループが提供する保険商品・サービスを通して、お客さまのライフサポートを推進してまいります。
*1 同3月中の子会社化を目指した公開買付