2017年7月18日
  • 楽天株式会社
  • Banpu Public Company Limited

楽天、タイのBanpu社と電力小売および
環境価値取引分野で連携強化

  楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)と、Banpu Public Company Limited(本社:タイ バンコク、代表取締役:Somruedee Chaimongkol、以下「Banpu社」)は、電力小売事業および環境価値(注1)取引分野において、包括連携することで合意しました。

  今回の合意に基づき、両社はネガワット(注2)および環境価値取引、日本における電力小売事業分野でのビジネスモデルの開発に取り組んでいきます。Banpu社のアジア太平洋各国における石炭および発電事業の実績、楽天の日本国内における電力小売事業のノウハウや今秋開設を予定している「環境価値」と「ネガワット」の私設取引プラットフォームなどの先進的な取り組み、IoT技術などを組み合わせ、各分野において、日本とタイ間のクロスボーダー案件を含めた事業の展開を目指します。

  タイのエネルギー事業大手であるBanpu社は、日本を含めアジア太平洋各国で石炭事業および再生可能エネルギーを含む各種発電事業に取り組んでいます。2016年10月には、発電子会社であるBanpu Power Public Company Limitedをタイ証券取引所に上場し、日本国内でも同子会社を通じて、各地で太陽光発電施設を稼働しています。加えて、新規分野として、エネルギー小売りにも取り組んでいく方針で、日本を含むタイ国外で関連するノウハウや技術の獲得を進めています。

  楽天は、2013年6月に電力を中心としたエネルギーソリューションサービスを提供する「楽天エナジー」を立ち上げました。2017年2月21日、経済産業省・資源エネルギー庁から小売電気事業者への登録を受け、本年4月より電力小売事業にも本格的に参入しています。加えて、「環境価値」や「ネガワット」を取り扱う私設取引プラットフォームの開設(今秋予定)や、IoT技術を活用したHEMS(家庭エネルギー管理システム)の開発などにも取り組んでいます。Banpu社と国内外で連携することにより、電力小売事業における取引先の拡大も見込んでいます。

  今後も両社は、それぞれが持つ発電事業と電力小売事業のノウハウと知見を活用し、日本およびアジア各国のエネルギー市場における健全な競争と発展に寄与していきます。


(注1) 「環境価値」は各制度において、再生可能エネルギーや省エネルギー等の導入により得られる二酸化炭素等の温室効果ガス削減効果を、国や自治体が認証し価値化されたもの。
(注2) 需要家の節電により余剰となった電力量を、発電したと同等とみなすことにより得られる付加価値。


■Banpu社について
会社名: Banpu Public Company Limited
設立: 1983年
事業内容: 石炭採掘、発電、その他代替エネルギー
所在地: 27th Floor, Thanapoom Tower, 1550 New Petchburi Road, Makkasan, Ratchathewi,
Bangkok 10400 Thailand
代表者: Somruedee Chaimongkol, Director and Chief Executive Officer
URL: https://www.banpu.com/

以 上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

  • カテゴリ
  • カテゴリ