2017年6月30日
  • 楽天生命保険株式会社

楽天生命、InsurTech研究組織
「楽天生命技術ラボ」を設立

- 先端AI技術の応用を保険分野へ推進 -

  楽天生命保険株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:橋谷 有造、以下 「楽天生命」)は7月1日に「楽天生命技術ラボ」を設立します。

  本ラボでは「InsurTech(インシュアテック*)」の研究に特化し、機械学習やDeep Learning(ディープラーニング)をはじめとする生命保険分野への先端AI技術の応用を研究していく予定です。楽天市場などEコマース分野を中心に培われた楽天グループのデータ分析の強みを活かしつつ、今後、革新的な生命保険商品・サービスの開発に取り組んでまいります。

【設立の背景と展望】
楽天グループでは、2005年に楽天技術研究所を設立しました。同研究所には、主にEコマース分野における革新的技術活用の研究実績があります。AR(拡張現実)技術およびVR(仮想現実)技術によるバーチャルショッピングや、画像認識技術による商品カテゴリー自動判別機能など、さまざまなサービスとの価値向上に努めています。楽天生命においては、2016年にInsurTech推進の専門部署を立ち上げ、2017年2月にはスマートフォンアプリによる女性向けヘルスケアサービスを開始したほか、ITベンチャー企業との共同実験や事例研究を通じて実務領域における技術活用の検討を進めてまいりました。近年の生命保険業界において、商品開発から査定・支払に至るさまざまな場面でFinTech(金融とテクノロジーの融合)技術に本格的な実用化の兆しが見えていることから、楽天生命は、このたび「楽天生命技術ラボ」を設立し、実務と基礎研究の両面から新たな保険商品・サービスの開発に注力する体制を整えます。

 【直近の注力分野】
設立から2018年にかけて、以下の分野に注力していく予定です。
■機械学習やDeep Learningによる情報提供の効率化・パーソナライズ
■先端技術を活用した保険申込プロセスの簡易化
■AI技術による顧客開拓
■高度な匿名化処理を施したデータ分析による、解約率・保険金・給付金などの中長期予測

【主要メンバー】
所長 森正弥(もり まさや):2006年 楽天株式会社へ入社。楽天株式会社 執行役員 兼 楽天技術研究所 代表として、世界5箇所に存在する研究開発拠点のマネジメントを行う傍ら、グループのAI・データサイエンティスト戦略に従事。情報処理学会アドバイザリーボードメンバー、日本データベース学会 理事。
副所長 早瀬千善(はやせ かずよし):2000年 楽天株式会社へ入社。楽天市場のアプリケーションエンジニアを経て楽天グループシステムインフラ整備に従事したのち、FinTech(金融)セグメントのシステムシナジーを推進。現在は楽天生命株式会社 常務執行役員 兼 楽天株式会社 保険カンパニー CTO。ALAGIN(高度言語情報融合フォーラム)幹事。

【楽天生命技術ラボ 所長 森正弥 設立趣意コメント】
「インターネットの発展により社会は劇的に変わりました。日々、膨大なデータが分析され、さまざまな便益を提供しています。人々の習慣も変わり、日常生活でのEコマース利用は当たり前のものとなりました。
「楽天生命技術ラボ」では、過去10年以上にわたり楽天グループが培ってきた学術的知見およびEコマースでの知識を生命保険の分野に応用する、実務的なプロジェクトに取り組みます。この成果を新たなサービスや商品の提供へとつなげ、微力ながら社会貢献に寄与することを目指します。」

*「InsurTech (インシュアテック)」とは、保険(Insurance / インシュランス)と
Tech(Technology / テクノロジー)を組み合わせた融合分野の総称。

 

【楽天生命保険株式会社について】
楽天生命は楽天グループの生命保険会社です。全国に展開するアドバイザー(代理店)が、きめ細かな対面コンサルティングを通じて最適な保障をご提案いたします。またインターネットではシンプルでわかりやすい生命保険・医療保険を提供するとともに、ビデオ通話・テキストチャット・電話での相談受付など、ご希望に応じたさまざまなご加入・相談方法を用意しております。

【楽天生命 公式ウェブサイト】 
URL: https://www.rakuten-life.co.jp/

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