楽天株式会社(東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史/以下「楽天」)と日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 横山 邦男/以下「日本郵便」)は、EC物流における不在再配達削減に向けて、配送・受取の効率化等さまざまな施策を検討するため、両社の連携を強化します。
1 背景
インターネットの発展と消費者ニーズの多様化に伴い、EC市場は引き続き、加速度的な成長を遂げており、ECは今や消費の主要な手段のひとつとして利用者の生活に広く浸透しています。
楽天と日本郵便はこれまでも、ゆうパックの受取りができる宅配ロッカー「はこぽす」やコンビニエンスストア、楽天が提供する商品受取りロッカー「楽天BOX」において、「楽天市場」での購入商品の受取りに関して協業し、EC物流及び配送における効率化について試行や検討を続けてきました。
しかしながら、宅配に占める不在再配達の比率は依然として高く、その低減はEC物流において喫緊の課題となっています。今回、課題解決に向けて、以下のとおり、両社の連携を強化することとなりました。
2 施策の内容
楽天と日本郵便は、ECサービスの利用者が不在を気にせずに、商品を一度で確実に受け取れるようなラストワンマイル配送サービスの仕組みの整備や施策を検討していきます。
具体的には、次のとおりです。
(1)拠点受取サービスの拡充(コンビニエンスストア、郵便局、はこぽす、楽天BOXでの受取)
(2)指定場所配達サービスの実施
(3)通知サービスの充実
(4)1回で受け取った際の楽天スーパーポイントの付与
なお、本施策を推進するため、「楽天市場」の出店店舗向けに共同で営業を行い、特別運賃の提供も開始します。
楽天と日本郵便は、ECがより便利に、そしてさらに健全に発展することを目指し、EC物流の効率化に取り組んでいきます。