株式会社学研ホールディングス(東京・品川/社長:宮原博昭)ならびにグループ会社の株式会社学研教育出版(東京・品川/社長:中村雅夫、以下「学研」)は、楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下 「楽天」)が、福島県内を巡回させている「楽天いどうとしょかん」の貸出用電子ブックリーダー「kobo Touch」向けに有料デジタルコンテンツを無償提供しましたので、お知らせします。学研のコンテンツが新たに加わった電子ブックリーダーは、4月25日の運行より貸出を開始いたします。
このたび学研は、楽天の「楽天いどうとしょかん」に関する取り組みや、利用する子供たちにより多くの読書機会を提供したいという趣旨に賛同し、有料デジタルコンテンツの無償提供を決定いたしました。提供するコンテンツは「10分で読める伝記」シリーズや「トリシアは魔法のお医者さん!」シリーズの『飛べないピンク・ドラゴン』など、学研が提供するデジタルコンテンツの中で子供たちに人気が高く、学習効果も期待されるもの7点です。
「楽天いどうとしょかん」は、昨年12月の開始から福島の多くの子供たちに利用されております。特に図鑑や科学に関する本などの調べ学習関連の本の利用頻度が高いことから、子供たちの知的好奇心の高さを窺い知ることができます。一方で、紙の本とともに貸出用に用意している電子ブックリーダー「kobo Touch」向けのコンテンツは、無料の青空文庫など大人向けのコンテンツが中心だったため、利用者の多くが大人という状況にありました。今回の学研による有料コンテンツの無償提供によって、子供向けのコンテンツが充実することから、今後、より多くの子供たちによる貸出用電子ブックリーダーの利用が期待されます。
東日本大震災から2年が経過しました。学研と楽天の両社は、未来を担う子供たちにより多くの読書機会とコンテンツを提供することで、子供たちの創造力を育むことに微力ながら貢献してまいります。