株主・投資家の皆様へのメッセージ

企業理念
イノベーションを通じて、
人々と社会をエンパワーメントする

当社グループは、イノベーションを通じて、人々と社会を
エンパワーメントすることを経営の基本理念としています。
ユーザー及び取引先企業へ満足度の高いサービスを提供するとともに、
多くの人々の成長を後押しすることで、
社会を変革し豊かにしていくことに寄与していきます。

グローバル流通総額

トップメッセージ

新型コロナウイルス感染症により影響を受けられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。2020年は、世界や日本、そして楽天グループにとっても、いくつもの劇的な変化があった年でした。新型コロナウイルス感染症拡大という未曽有の事態に世界中が襲われ、人々の価値観や行動様式が変化する中、デジタルトランスフォーメーションによる新たなビジネスチャンスも生まれました。

モバイル事業では、完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークによる4G及び5Gのサービスを本格開始し、料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」の契約申し込み数は2020年12月末で200万回線を突破しました。2021年1月には、シンプルでわかりやすく、全ての人に最適なワンプランを提供する「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表し、契約申し込み数は更に加速しています。今後も、サービスの拡充に一層努め、これまでにないようなモバイルサービスをユーザーに届けていきたいと思います。また、日本で完全仮想化により構築したこのコミュニケーションプラットフォームを世界にも展開していき、グローバル通信業への進化を図っていきます。

インターネットサービス事業では、送料無料ラインの導入や物流基盤の強化に加え、デジタルトランスフォーメーションの進展等によるオンラインショッピング需要の高まりにより、『楽天市場』をはじめとするEC事業が伸長した結果、国内EC流通総額は前年比で19.9%増と大きく成長しました。

フィンテック事業では、2020年において『楽天カード』の会員数が2,100万、『楽天銀行』の口座数が900万、『楽天証券』の口座数が500万を突破する等のマイルストーンを達成しました。政府のキャッシュレス政策の後押しやニューノーマルにおける人々の行動様式の変化により、『楽天ペイ』、『楽天Edy』、『楽天ポイントカード』等のペイメント事業でも顧客基盤が拡大しました。

海外においては、『Rakuten Viber』や『Rakuten Viki』、『Rakuten Kobo』といった事業が順調に顧客基盤を拡大しています。その一方で、赤字の事業に対しては、一部の事業を閉鎖する等事業ポートフォリオの見直しを行いました。

これらの結果、当社グループは、グローバルでユーザー数が約15億人に、グローバル流通総額は22兆円規模にまで成長しました。売上収益は、前年比で15.2%増の約1.5兆円と力強く成長しています。モバイル事業において事業計画を前倒ししてネットワーク構築を行ったことや物流基盤構築等により、Non-GAAP営業利益は、1,027億円の赤字となりました。モバイル事業においては、ユーザーに質の高いサービスを提供するために、当面、先行投資は続きますが、モバイル事業が加わることで、将来、楽天エコシステム(経済圏)が一段と進化していくものと信じています。

楽天は、本年、創業25年目を迎えます。このたび本総会で株主の皆様にご承認いただくことを前提に、社名を楽天株式会社から楽天グループ株式会社へ変更することとしました。本年も「Walk Together」というスローガンのもと、様々なステークホルダーの皆様と共に歩み、共に持続的な成長ができるようなエコシステムの進化を図ることで、企業価値・株主価値の向上に努めてまいります。株主の皆様には今後も格別のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年3月
代表取締役会長兼社長