株主・投資家の皆様へのメッセージ

企業理念
イノベーションを通じて、
人々と社会をエンパワーメントする

当社グループは、イノベーションを通じて、人々と社会を
エンパワーメントすることを経営の基本理念としています。
ユーザー及び取引先企業へ満足度の高いサービスを提供するとともに、
多くの人々の成長を後押しすることで、
社会を変革し豊かにしていくことに寄与していきます。

グローバル流通総額

トップメッセージ

2019年は、当社グループにとっていくつもの挑戦と成果がありました。インターネットサービス事業では、物流基盤やファッション事業を強化し、また、多様化する消費者ニーズに対して常にサービス品質の改善に努め、パートナー企業を含む持続的な成長を目指したビジネスモデルの進化に取り組んできたことで、『楽天市場』を中心に国内EC流通総額が二桁成長と順調に推移しています。

フィンテック事業は、『楽天カード』の取扱高の伸びに加え、『楽天銀行』、『楽天証券』、『楽天生命』、『楽天損保』等において顧客獲得ペースが加速しています。更に、政府のキャッシュレス政策の後押しもあり、『楽天ペイ』、『楽天Edy』、『楽天ポイントカード』等のペイメント事業は、オンラインとオフライン双方において業界の成長を牽引しています。

モバイル事業は、業界では実現不可能と言われていた世界初となるエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブネットワークによる携帯キャリアサービスが、準備期間わずか18か月で、2019年10月のサービス開始まで辿りつくことができました。本年は本格的にサービスを拡大していく年になります。 大きなチャレンジとなりますが、当社グループの総力を結集して、これまでにないようなモバイルサービスをユーザーに届けたいと思います。

海外においては、『Rakuten Viber』や『Rakuten Viki』、『Rakuten Kobo』といった事業が順調に育ってきています。「FCバルセロナ」や「ゴールデンステート・ウォリアーズ」等とのパートナーシップに加え、『Ebates』から『Rakuten』ブランドへの移行、「DAVIS CUP」へのスポンサーシップ、台湾でのプロ野球参入を通じたブランディング等により、『Rakuten』ブランドのグローバルでの認知度が加速度的に上昇しています。

これらの結果、当社グループは、グローバルでユーザー数が約14億に、グローバル流通総額は19兆円規模にまで成長しました。売上収益は、前年比で14.7%増の約1.3兆円と力強く成長しています。一方で、物流事業の基盤構築やモバイル事業への投資により、Non-GAAPの営業利益は、前年比で41.0%減の951億円となりました。当面、両事業における先行投資は続きますが、将来、楽天エコシステム(経済圏)が一段と進化していくものと信じています。

本年も、「Walk Together」というスローガンのもと、様々なステークホルダーの皆様と共に歩み、共に持続的な成長ができるような楽天エコシステムの進化を図ることで、企業価値・株主価値の向上に努めてまいります。株主の皆様には今後も格別のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2020年3月
代表取締役会長兼社長