株主・投資家の皆様へのメッセージ

企業理念
イノベーションを通じて、
人々と社会をエンパワーメントする

当社グループは、イノベーションを通じて、人々と社会を
エンパワーメントすることを経営の基本理念としています。
ユーザー及び取引先企業へ満足度の高いサービスを提供するとともに、
多くの人々の成長を後押しすることで、
社会を変革し豊かにしていくことに寄与していきます。

グローバル流通総額

トップメッセージ

新型コロナウイルス感染症により影響を受けられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。当社グループでは 昨年に引き続き、感染抑止に向けた様々な啓発活動に取り組みました。また、神戸市の大規模ワクチン接種会場の運営支援を行ったほか、従業員及びその家族、エッセンシャルワーカー、お取引先、近隣住民の皆様等を含めた地域包括的な「職域接種」によるワクチン接種機会を提供しました。今後も、経済社会活動の再活性化に少しでも寄与していくべく、社員一丸となって取り組んでまいります。

当社グループは、事業を通じて新しい価値を提供することで、社会の発展に寄与することを目指しています。生活様式の変化が強いられる中、デジタルトランスフォーメーションによる新たなビジネス機会の創出を図り、更なる成長を遂げてきています。

2021年はモバイル事業にとって飛躍の年になりました。楽天回線エリアの4G人口カバー率は年末時点で 95.6%、2022年2月には96%に到達し、総務省へ提出した開設計画の「人口カバー率96%」到達時期と比較し約4年の前倒しと、驚異的なスピードでの拡充になりました。また、全ての人に最適なワンプランである新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」をリリース、iPhone端末の取扱いも開始しましたが、これらの取組が着実 に顧客基盤の拡大に繋がり、累計契約数*は2022年2月に550万回線を突破しました。世界に先駆けて実現した完全仮想化技術をバックボーンとする携帯キャリアサービスは、一層魅力的なものに進化していますが、足元では通信プラットフォームの世界展開も着実に進んでいます。

インターネットサービス事業では、コロナ禍における巣ごもり消費を背景に大幅に成長した前年度から一巡するも、引き続き力強い成長を遂げることができました。『楽天市場』をはじめとするEC事業が牽引した結果、2021年の国内EC流通総額は5兆円を達成し、前年比で10.4%増となりました。国内EC流通総額の増大は、携帯キャリアサービスといったモバイル事業、急拡大するフィンテック事業とのシナジーによる楽天エコシステム(経済圏)拡大の効果が顕著となっていることを示しています。

フィンテック事業では、2021年12月に『楽天カード』の発行枚数が2,500万枚、『楽天証券』の口座数が700 万口座、2022年1月に『楽天銀行』の口座数が1,200万口座を突破する等のマイルストーンを達成しました。キャッシュレス化の進展により、『楽天ペイ』、『楽天Edy』、『楽天ポイントカード』等のペイメント事業でも顧客基盤が拡大しました。

これらの結果、2021年はグローバルでのユーザー数は約16億人に、グローバル流通総額は26.9兆円規模にまで成長しました。売上収益は、前年比で15.5%増の約1.7兆円と力強く成長しています。モバイル事業における基地局建設等の先行投資が続く中、Non-GAAP営業利益は赤字となりましたが、モバイル事業による楽天エコシステムへの貢献効果は確実にあらわれており、今後楽天エコシステムが一段と進化していくものと信じています。

2022年は当社グループにとって25周年を迎える年となります。これまでショッピング、金融、モバイル、ス ポーツ等、幅広い分野で技術・ビジネスイノベーションを通じて新しい価値の創出に挑んできました。本年も様々なステークホルダーの皆様と共に歩み、持続的な成長ができるようなエコシステムの進化を図ることで、企業価値・株主価値の向上に努めてまいります。また、サステナビリティの重要性が高まる中、環境配慮にも更に 注力し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。株主の皆様には今後も格別のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
*MNO及びMVNOの合計契約数

2022年3月
代表取締役会長兼社長