楽天リサーチ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:森 学、以下「楽天リサーチ」)は、インターネット調査においてパソコンとスマートフォンなど、使う端末が回答結果にどのような影響をもたらすかや、それぞれの端末利用者の特性に着目した調査を実施し、本日、結果を発表しました。
本調査は、「楽天リサーチ」に登録しているモニターを対象に、2013年12月から2015年5月にかけて10回以上、インターネットで行いました。調査では、約4割の人が「スマートフォンで回答をしたことがある」と答えました(注1)。また、パソコンとスマートフォンでは、表示されるコンテンツの大きさが異なるため、回答者が受ける印象に差が出ることが明らかになりました。広告画像を見て「印象に残った」と答えた人は、スマートフォンからの回答者は平均39.5%だったのに対し、パソコンからの回答者が平均48.5%と、約10ポイントの開きが出ました(注2)。また、スマートフォンを使った回答者の59.0%が「自分が気になる商品やサービスに関する情報を、普段からよくチェックする」と答え、パソコンを使った回答者(47.0%)よりも、興味や関心のある情報を積極的に入手する傾向にあることがわかりました(注3)。
インターネット調査業界ではこれまで、主にパソコンでの回答者を念頭に、パソコン画面表示に最適化された調査画面を作成するのが一般的でした。スマートフォンの利用者が増えている中、偏りが少なく精度の高い調査結果を得るには、調査の設計段階から、パソコンだけでなくスマートフォンでの回答も考慮した調査票を作成することが重要になってきています。
楽天リサーチは、今回の調査結果から得られた知見を基に、調査依頼者がより精度の高いインターネット調査を実施できるよう支援してまいります。