楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下「楽天」)が運営する旅行予約サイト「楽天トラベル」( https://travel.rakuten.co.jp/ )は、石川県と協力し、2015年2月6日「東京ドームシティ・プリズムホール」(東京都文京区)にて楽天の研究開発部門である「楽天技術研究所」( https://rit.rakuten.co.jp/ )独自の技術を活用した「バーチャルリアリティ(VR)観光体験」イベントを、開催しましたのでお知らせいたします。
「楽天トラベル」は、2014年12月に新たにヘッドマウントディスプレイ“Oculus Rift(オキュラスリフト)”(※1)を導入した「バーチャルリアリティ観光体験」を長野県と開催しました。今回石川県との開催で2回目となります。本イベントは、「いしかわ伝統工芸フェア」 の一部日程にて実施し、日本三名園のひとつである「兼六園」を実際に訪れて観光しているような疑似体験を通して、北陸新幹線開業前の同県の魅力発信や体験後の旅行を促すことを目的にしています。
楽天は「3rd Reality(サードリアリティ)」(※2)というコンセプトのもと、楽天という枠を超えたインターネット全般における先進的技術を革新的サービスにつなげる研究機関として「楽天技術研究所」を2007年に設立しました。今回開発した “実写ベース没入型VR(※3)”は「楽天技術研究所」がVR用ヘッドマウントディスプレイを用いて開発に成功したものです。本イベントは“実写ベース没入型VR”を「観光」分野にて活用し、地域をエンパワーメント(※4)することを目的に実現しました。
「バーチャルリアリティ観光体験」は、訪日外国人旅行者や若年層向けの新たな旅行需要喚起の手法としての活用の可能性もあり、今後全国の自治体やホテル・旅館へのサービス提供も視野に入れ、試験的な導入を進めています。
今後も「楽天トラベル」は、日本全国の自治体との連携を行い、各地方の魅力を国内・国外に発信し、「Travel is Entertainment」を掲げて、新たな技術とサービス提供を実現してまいります。
※1 米Oculus VR社が開発したバーチャルリアリティ(VR)用ヘッドマウントディスプレイ。バーチャルリアリティの使用を目的としています。
※2 現実の世界とオンラインの隙間をつなぎ、新たな技術やサービスの研究開発を行うことを指します。
※3 没入型VR(Immersive VR)とは、没入感の高いバーチャルリアリティ技術もしくはシステム全般を指し、今回利用したヘッドマウントディスプレイの“Oculus Rift”や没入型ディスプレイなどが含まれます。今回新たに開発した“実写ベース没入型VR”は、頭の向きに応じて360度全方位を見渡す“Oculus Rift”の機能に加え、実写の静止画像を多数用いて、更に空間内を被験者の操作により自由に移動可能とし、これまでにない臨場感のある体験を実現しました。
※4 インターネットを通じて人々と社会に力を与えることです。