楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下「楽天」)は、総合旅行サイト「楽天トラベル」の外国語サイトを大幅にリニューアルしましたので、お知らせいたします。
新しい外国語サイトは、より分かりやすく使いやすい、シンプルなデザインとなっています。これまで独立していた各言語サイトのプラットフォームを統一することで、他言語展開が容易になり、拡大を続けるインバウンドビジネスの成長を支える基盤となります。
まずは、英語サイトをリニューアルし、順次、既存の韓国語、中国語(繁体字、簡体字)、その他言語への対応を進めていきます。これにより、さらに多くの外国人観光客に日本ならではの魅力的な宿泊情報を届けることができるようになります。また、新サイトはタブレット、スマートフォンにも対応するため、PCと同じコンテンツをモバイルデバイスにも展開することが可能になりました。
2013年、中国人や東南アジア諸国連合(ASEAN)向けの観光ビザの緩和、格安航空会社(LCC)の就航拡大や増便、さらに円安などを背景に、訪日観光客数が初めて1000万人を超えました。2020年の東京オリンピック開催が決定し、さらなる増加が期待されています。政府はオリンピック開催の2020年までに、訪日観光客を年間2000万人とする目標を設定しており、特に、経済発展や観光ビザの緩和を受けている東南アジア諸国からの観光客の大幅な増加が見込まれています。
「楽天トラベル」においても、訪日観光客からの需要が拡大しており、2014年4月の実績では、前年同月比+94.8%の伸びを示しました。さらに、多様化する訪日観光客の需要を裏付けるように、これまでの主流コースだったゴールデンルート(注)以外のエリアの伸びも著しく、岐阜県では、同+92.1%と訪日観光客が顕著に増加しています(2014年4月実績)。現在、「楽天トラベル」では、1万8000軒以上の宿泊施設が、外国語のページを用意しており、都市部だけでなく、各エリアの魅力も伝えています。
「楽天トラベル」は、訪日観光客の増加が見込まれている東南アジア諸国の言語を中心にさらなるサイトの拡張を予定しています。これからも、より多くの外国人観光客に訪日観光を促すため、サイトの機能や情報を充実させ、利便性向上とサービス強化を図ってまいります。
(注)ゴールデンルートとは、東京周辺の観光スポットを巡ってから、箱根、富士山、名古屋等を経由し関西を観光し、関西国際空港から帰国するというルート。または関西から関東という逆のルート。