米国Rakuten USA, Inc.(本社:マサチューセッツ州、CEO:小林 正忠、以下「楽天USA」)は、B2B(Business to Business)マーケティングを提供するサービスブランド「Rakuten Marketing」のポートフォリオの拡大のため、デジタルマーケティングを展開している広告主やメディアにデータ解析エンジンや高度な商品データフィードを提供する企業、米PopShops.com社(本社:シアトル、CEO: Jessie Jones、以下「PopShops(ポップショップス)」)の買収に向けて8月12日付で最終合意に達しましたので、お知らせいたします。
PopShopsは2006年に設立され、4,000社以上の広告主から提供される何百万点もの商品データを解析するとともに、最新の状態に維持し、それらを価格比較サイトやクーポンポータルサイト、ブログやポイント還元系サイトなど25,000社のメディアサイトへ提供しています。
スマートデバイスが急速に普及する中、消費者の購買行動は大きく変化しており、購買するチャネルも多様化しています。そのため、オンラインショッピングにおいて、広告主の古い商品データや不完全な商品データは、売上損失に直結するなど、商品データフィードの質が広告主の売上に多大な影響を与えています。一方で、広告主やメディアサイトによる正確な最新データの提供と活用には、複雑なデータの加工プロセスが必要で、多くの時間を要していました。PopShopsの技術がそれらの課題を解決し、広告主やメディアサイトは、商品、クーポン、そしてその他のお得な情報のデータを常に最新の状態で提供・活用することで、売上拡大を可能にさせます。
楽天USAは、楽天グループのB2B(Business to Business)マーケティングを提供するサービスブランド名を、このたび「Rakuten Marketing」と決定しました。本買収は「Rakuten Marketing」が目指す総合的なデジタルマーケティングプラットフォーム構築の初案件となり、今後も構築に向けて加速してまいります。
PopShopsは「Rakuten PopShops」と名称を変え、同社の技術は、「Rakuten Marketing」が提供するアフィリエイトマーケティング、リードマーケティング、ディスプレイ&ターゲティング広告、サーチエンジンマーケティングなどから構成されるデジタルマーケティングソリューションのポートフォリオを強化します。各ソリューションを連携させて、広告主やメディアサイトのデジタルマーケティング全体を最適化することで、売上拡大を図ってまいります。
日本での本サービス開始は未定ですが、広告主や消費者ニーズをとらえ、Rakuten PopShopsのサービス導入の検討を行ってまいります。