2013年6月24日
  • 楽天株式会社

楽天IT学校、海外販売授業と英語授業を新たに開始

- 2013年度の実施校は15校、累計実施校は40校まで拡大 -

  楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)は、電子商取引授業「楽天IT学校」において、2013年度から新たに海外向け販売(以下、海外販売)に関する授業および英語による特別授業を実施し、生徒が実践的な英語のコミュニケーションを学ぶ機会も提供することになりましたので、お知らせいたします。

  「楽天IT学校」は今年度で7年目を迎え、本年度の実施校は過去最大の15校(前年比167%)となり、これまでの累計実施校は40校に拡大しました。「楽天IT学校」は、楽天がCSR活動の一環として高校を対象に約1年にわたり実施するもので、国内最大のインターネット・ショッピングモール「楽天市場」の店舗運営ノウハウを高校生向けにアレンジした電子商取引授業です。授業の後半では、各校による地域のPRを兼ねた販売実践も行い、実践的に電子商取引を理解してもらう機会を提供しています。

  今回、海外販売授業については、岐阜県立岐阜商業高等学校と大分県立大分商業高等学校の2校を対象に実施します。従来の授業に加え、「楽天市場」が提供する国外在住の楽天会員向けの海外販売サービス「楽天海外販売」の英語版Webページでも販売実践を行い、海外のお客様への商品提案や対応の方法を学ぶ機会を提供します。また、先進的な英語教育を実践している立命館宇治高等学校においては、楽天の国内および海外グループ会社から講師を派遣し、通常の「楽天IT学校」全6回分を2回に再編成した特別授業を英語で実施します。

  楽天では、2010年より「楽天海外販売」サービスを開始し、現在、世界13カ国・地域にてeコマース事業を展開しています。グローバル展開の拡大にともない、社内公用語の英語化を推進しており、サービスおよび人材のグローバル化が進んでいます。今回、「楽天IT学校」においても海外販売授業および英語による授業を実施できる体制が整い、本年度より開始することになりました。今後、こうした授業に対するニーズが高まることが予想され、来年度は対象校を拡大し、より多くの生徒たちに電子商取引授業を通じた実践的な英語によるコミュニケーション体験を提供していく予定です。

  楽天は、今後も「楽天IT学校」における実践的な授業を通じて、様々な体験、社会との繫がりを生徒たちに提供することで、生徒たちのより早い成長に寄与してまいります。

楽天IT学校 2013年度実施校

・ 2013年度実施校:15校(うち海外販売授業:2校、英語による特別授業1校)
学校法人酪農学園とわの森三愛高等学校  (北海道江別市)
岩手県立盛岡商業高等学校  (岩手県盛岡市) ◎11校合同実施
福島県立福島高等学校  (福島県福島市)
新潟県立新発田商業高等学校  (新潟県新発田市)
神奈川県立商工高校  (神奈川県横浜市)
愛知県立岡崎商業高等学校 (愛知県岡崎市)
三重県立松阪商業高等学校 (三重県松阪市)
岐阜県立岐阜商業高等学校  (岐阜県岐阜市) ※海外販売授業対象校
立命館宇治高等学校 (兵庫県宇治市) ※英語による特別授業対象校
兵庫県立姫路商業高等学校 (兵庫県姫路市)
広島県立広島商業高等学校 (広島県広島市)
山口県下関市立下関商業高等学校  (山口県下関市) 
大分県立大分商業高等学校 (大分県大分市) ※海外販売授業対象校
鹿児島県霧島市立国分中央高等学校 (鹿児島県霧島市)
沖縄県立名護商工高等学校  (沖縄県名護市)

◎岩手県立盛岡商業高等学校に参加の11校:
岩手県立盛岡商業高等学校(盛岡市)、岩手県立花北青雲高等学校(花巻市)、岩手県立北上翔南高等学校(北上市)、岩手県立水沢商業高等学校(奥州市)、岩手県立一関第二高等学校(一関市)、岩手県立大東高等学校(一関市)、岩手県立大船渡東高等学校(大船渡市)、岩手県立釜石商工高等学校(釜石市)、岩手県立遠野緑峰高等学校(遠野市)、岩手県立宮古商業高等学校(宮古市)、岩手県立久慈東高等学校(久慈市)

・ 授業開始時期:2013年5月24日から随時開始
・ 授業の様子:下記Webページにて順次ご紹介いたします
   https://corp.rakuten.co.jp/csr/education/it-school/ 

楽天IT学校について

  「楽天IT学校」は、次世代を担う生徒たちにインターネットショッピング運営の実体験を通じ、実践的な電子商取引を学ぶことのできる機会を提供する授業です。楽天スタッフに加え、地元の「楽天市場」出店者も講師を務める楽天×地元企業×生徒による新しいスタイルの授業で、授業期間は1校につき約1年となります。

  授業内容は、ネットショップを成功させるためのフレームワーク(枠組み)やノウハウを共有する「場」として、「楽天市場」の出店者向けに開講する「楽天大学」の講座内容をアレンジしたものです。職場訪問、ネットショップにおける販売戦略の立案、ホームページ作成による売り場の構築、商品プロデュース、実際の販売までを実践していきます。
 
  また、最終的に全国の「楽天市場」出店者が一堂に会する「楽天新春カンファレンス」内で「楽天IT学校」を開講している全高校参加によるプレゼン大会を実施し、実際にネットショップを運営する出店者の評価を得る機会を設けます。これにより高校生間の電子商取引に関する知識等の習得状況やプレゼン方法などの成長レベルの共有も図ってまいります。

【具体的な授業内容】
・商品紹介のポイントを知る
・「楽天市場」出店店舗による講演
・マーケティングを考える
・出店店舗訪問と職場体験
・商品企画作成およびWebページラフ作成開始
・Webページラフ案完成
・Webページ作成および商品販売開始
・売上検証および検証を受けてのWebページ編集

楽天IT学校開始の背景と現状

  楽天グループは、「インターネットを通じて、人々と社会を“エンパワーメント”する」ことを企業理念に掲げ、自らの成功を通じ社会を変革し豊かにすることをミッション(使命)として事業展開を図ってまいりました。2007年の会社創立10周年を機に、より一層の社会貢献・地域活性化を推進すべく様々な取り組みを開始し、CSR活動の一環として「楽天IT学校」を開始しました。

  2008年に「楽天市場」内で展開する地域活性化コンテンツ“ニッポンを元気にしよう!プロジェクト”「まち楽」( http://event.rakuten.co.jp/area/ )を開設して以降は、47都道府県との関係性が構築され、自治体から「楽天IT学校」の実施要請を多くいただくようになりました。
 
  また、2010年に文部科学省から全国の商業高校において2013年度の入学生から電子商取引授業の受講を段階的に義務付ける新高等学校学習指導要領が発表されて以降は、特に全国の商業高校から「楽天IT学校」に関する合わせが増えております。また「楽天IT学校」が実践的な授業であることから、普通科高校からのお問い合わせをいただくようにもなっております。

以上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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