楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下 「楽天」)と岩手県(所在地:岩手県盛岡市内丸、岩手県知事:達増 拓也)は、地域活性化・教育支援を目的に電子ブックリーダー「kobo Touch」を寄贈する「楽天ふるさとプロジェクト」を、岩手県下のご要望をいただいた7市町村の新成人1644名を対象に、明日1月12日から開始することとなりましたのでお知らせいたします。
このたびの「楽天ふるさとプロジェクト」による「kobo Touch」の寄贈先と対象人数は、大船渡市:450名、釜石市:264名、紫波町:380名、陸前高田市:270名、大槌町:150名、平泉町:90名、田野畑村:40名となります。大船渡市に関しては、成人式内にて贈呈式を執り行います。なお、平泉町と田野畑村は昨年8月に実施された成人式参加者が対象となります。本プロジェクトでは、これら東日本大震災の被災地域にてこれからの復興・地域振興を担う新成人たちに、読書を通じて岩手県内のこれまでの様々な取り組みを伝承することや、次世代を担う成人としてより一層の成長を促すことを目的としております。
このようなことから、寄贈にあたり、各市町村の推薦による書籍のほか、本田有明作「宮沢賢治のことば」、石川啄木作「一握の砂・悲しき玩具」、河原れん作「ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い」といった岩手県出身作家の作品や地元にちなんだ作品、自己啓発作品、震災関連作品などを紹介する特集ページを、楽天CSRサイトに加え「koboイーブックストア」内にも立ち上げ、「kobo Touch」でご覧いただけるようにしました。なお、「koboイーブックストア」内に、地域に焦点をあてたコンテンツの特集ページを開設するのは今回が初めてとなります。
「楽天ふるさとプロジェクト」は、昨年7月の「kobo Touch」発売当初より楽天にて検討を開始したもので、楽天と岩手県が地域活性プロジェクト「まち楽」にて地域活性に関わる包括連携協定を締結していたこともあり、このたびご要望をいただいた岩手県下7市町村の新成人を対象に実現したものです。
楽天と岩手県は、これまでも電子商取引授業「楽天IT学校」などの教育分野や復興支援において様々な形で連携してまいりました。今回の「kobo Touch」寄贈および特集ページの開設により、地元に留まる新成人や都心に移住する若者たちが、岩手県にちなんだ作品の読書を通じて県の文化を継承し、地元に対する理解をより深められることを期待いたします。