2009年7月8日
楽天リサーチ株式会社

今年の7-9月は「巣ごもる夏」、「節約の夏」
「マイカー」利用がトップだが、高速道路料金値下げ
「関係はない」が52.1%
-夏のレジャーに関する調査-

 楽天リサーチ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森 学、以下 楽天リサーチ)は、夏のレジャーに関するインターネット調査を実施しました。今回の調査は、6月24日から25日にかけて、楽天リサーチ登録モニター(約166万人)の中から、全国の20-69歳の男女計1,000人を対象に行いました。


             ■□ 調査結果概要 □■


■「巣ごもる夏」。“秋のゴールデンウィーク”も低調か?!

 今年の夏(7月-9月)の休暇の過ごし方を聞いたところ、昨年は「宿泊を伴う国内旅行に行った」が35.8%だったのに対し、今年は最も高い8月においても22.0%と昨年に比べ
13.8ポイントのマイナスだった。不景気のあおりを受けてか、今年は旅行に出掛けず、近場でお金をかけずに余暇を楽しもうという意識が高まっている。その結果「日帰りで出かける」が昨年は28.7%だったのに対し、今年は8月において7.1ポイント増の35.8%という結果となった。
一方、今年の夏はどこにも出かけず“巣ごもる”と答えた方が9月で48.7%と7-9月の中で最も高く、“秋のゴールデンウィーク”といわれる9月の大型連休も、レジャーは低調の様子が見受けられる。景気低迷のあおりを受けた、夏の休暇の実情を表している。


■レジャーに費やす予算は5万円未満が約半数!昨年よりも減らす予定が31.5%

 7月-9月においてレジャーに費やす予算を聞いたところ、5万円未満が50.5%と約半数を占めており、今年の夏はお金を使わずに過ごそうという意識の高さが感じられた。性・年代別で見ると、男性40代で「5万円-10万円未満」が35.1%とトップ、女性では30代で
「1万円-3万円未満」が34.1%でトップとなっている。外出の予定は多い女性だが、かける予算については男性よりも低く、女性に根付く節約・倹約の傾向がよく見てとることができた。昨年との比較では、「昨年よりも減らす予定」が31.5%、「昨年よりも増やす予定」が15.5%と、予算についても景気低迷の余波が感じられた。


■交通手段は「自家用車(マイカー)」がトップだが、高速道路料金の引き下げ「関係はない」が52.1%

 今年の夏に出かける際の交通手段では、「自家用車(マイカー)」がトップで57.4%、続いて、「電車・新幹線」が19.6%、「飛行機」が16.1%という結果となった。性・年代別で見ると、男性の30代-50代の約7割が「自家用車(マイカー)」を選択しており、平均より
10ポイント以上高い。一方、男性20代は「電車・新幹線」が34.3%と最も多く、対照的な結果となった。高速道路料金の引き下げによる影響について、「関係はない」が52.1%と半数以上を占めており、「非常に影響している」と「やや影響している」の合算47.9%を上回った。家計にやさしい政策ではあるが、一概にこの施策による影響ではないことがわかった。


■今年の夏のレジャーに出かける理由は「毎年の恒例だから」。高速道路料金引き下げの影響力は限定的

 今年の夏にレジャーに出かける理由を聞いたところ、「毎年の恒例だから」(56.2%)が断トツでトップ。「高速道路や燃油サーチャージの値下がりにより、交通機関の利便性が上がった」は12.4%にとどまり、高速道路料金引き下げという財源特例法の影響力は限定的であることが見受けられた。


■“巣ごもり派”レジャーに行かないのは「お金がない・節約のため」トップ!

 一方、今年の夏のレジャーに出かけない派はどのように過ごすのであろうか。今年の夏はレジャーに出かけない理由として、最も多かったのは「お金がない・節約のため」で
54.9%であった。次いで「どこも混雑するから」(36.7%)、「行きたいところがない」(17.7%)が続く結果になった。


■“巣ごもり派”の余暇への消費予算は「使わない」が38.5%

 今年の夏は巣ごもる予定の方に何をして過ごすかを聞いたところ、男性では「DVD映画鑑賞」が26.2%、「仕事をする」が24.6%と高く、女性では「日ごろできない家の掃除」が
27.0%と高くなっていた。このことから、男女間で余暇の使い方における相違が感じられる。また、今年の夏の休暇において、いくら余暇に予算を費やすかを聞いたところ、「使わない」が38.5%でトップとなっており、使っても1万円未満(29.6%)を合わせると68.1%と、レジャーに出かけない理由がやはり「節約・倹約」のためであることが分かった。

               ■□ 調査結果 □■
       グラフ付きの調査結果・レポートは以下URLからご覧いただけます。
      ⇒ https://research.rakuten.co.jp/report/20090708/



【調査概要】
調査エリア  :全国
調査対象者  :20-69歳男女
回収サンプル数:1,000サンプル(性別×年代均等割付 各セル100サンプル)
調査期間   :2009年6月24日-25日
調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社




以上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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