2009年6月25日
楽天リサーチ株式会社

次期衆院選での投票参加意思、“行く”が74.4%
「景気対策」が最大の焦点に
-第1回から第11回の内憂外患世論調査-

 楽天リサーチ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:森 学、以下 楽天リサーチ)と楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 楽天)は、楽天が運営するインターネット総合ポータルサイト「インフォシーク」の、「Infoseek ニュース」内で運営されているニュース・コラムコンテンツ「内憂外患」と連動し、選挙に関するインターネット調査を実施しました。今回の調査は、3月20日から6月4日まで、毎週実施している第1回から第11回の内憂外患世論調査をまとめたもので、楽天リサーチ登録モニター(約160万人)の中から、全国の15-69歳の男女計22,000人(各回2,000人)を対象に行いました。(投票行動についての設問は20歳-69歳を対象)


             ■□ 調査結果概要 □■

【総評】
 今年3月から継続調査を開始した“内憂外患世論調査”だが、インターネット調査の特性を生かし、毎週調査を実施することで、日々の政局・発言による変化を逃さず、即時に把握することが可能になった。内閣支持率は各メディアによる発表と同水準の19.9%-25.3%の間で推移し、ネットによる調査でも従来の調査同様の結果が得られることが分かった。
 次期衆院選の日程が定まらない中、国民の約7割が次回選挙への投票参加意思を示しており、政治への関心の高まりを感じる結果となった。矢継ぎ早に発表される景気対策の効果や雇用の創出など、国民生活に直結した政策に明確なビジョンを示せるリーダーが求められているようだ。


■麻生政権に不満の声か、支持率は22.8%と低迷!

 全11回の調査における内閣支持率の平均値を見ると、支持するが22.8%、支持しないが77.2%と現在の政権に対する不満が如実に表れている。15兆円規模の大型補正予算の使い道に対する不満や、経済状況に対する麻生政権の決め手のなさなどが作用していると考えられる。


■民主党支持者における現政権の支持率は3.6%と壊滅的!

 支持政党別に、現政権への支持率を分析したところ、政権政党である自民党支持者は平均で74.0%と高い支持となっている。連立与党の公明党では、支持率の変動がはげしく、平均支持率は56.5%とかろうじて過半数になった。次回の選挙で自民党が政権を維持できるかどうかは公明党支持者の動向に左右されると考えられる。
また、民主党支持者における平均の政権支持率は3.6%と壊滅的で、明確に政権交代を望んでいるといえる。


■次期衆院選での投票参加意思、“行く”が7割強、支持政党別では差が

 投票の参加意思について、全11回の調査における平均値では、「必ず行く」が47.2%、「おそらく行く」が27.2%と参加意思のある方が全体の約7割強にものぼり、投票参加意思の高さが感じられる。
支持政党をもつ対象者は自民党支持者で81.2%、民主党支持者で92.7%であったのに対し、支持政党をもたない対象者は62.7%であった。


■各政党で次期首相候補は「特にいない」が大多数。支持率低迷の影響か?

 次期首相候補については、民主党支持者は過去7回が小沢一郎氏を、西松建設による不正献金疑惑以降はその支持層が岡田氏に流れていることがわかる。
一方、自民党支持者には、具体的な時期首相候補へのイメージはなく、かといって麻生氏への期待度も低い。公明党支持者にいたっては50%が「特にいない」とこたえている状態だ。


■次期衆院選で最も注目するのは「景気対策」

 次期衆院選において注目を集める話題について継続調査したところ、最も注目する話題は「景気対策」で、全11回の調査の平均で54.0%と過半数を上回る結果となった。次いで「年金問題への対策」(29.8%)、「雇用の安定と創出」(26.5%)が続く。国民生活に直結した問題をどう解決するか、というビジョンを示すことが政治家には強く求められているといえる。


■□ 調査結果 □■
グラフ付きの調査結果・レポートは以下URLからご覧いただけます。
https://research.rakuten.co.jp/report/20090625/



【調査概要】
調査エリア  :全国
調査対象者  :15-69歳男女 ※投票行動についての設問は20歳-69歳
回収サンプル数:22,000サンプル(第1回-第11回実施:各回2,000サンプル)
調査期間   :2009年3月20日-6月4日
調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社


【ご参考:第12回 内憂外患世論調査】
URL→ http://news.www.infoseek.co.jp/special/j-is/research0906_003.html


◆◆◆関連サイト◆◆◆
「Infoseek ニュース」内憂外患-どうするニッポン

 「THE JOURNAL」が自社サイトで展開する既存コンテンツを「Infoseek ニュース」内でも同時展開することに加え、ユーザーの「知りたい」欲求に答えるため、一流のジャーナリスト陣による「ここでしか読めない」オリジナルの記事・コラムを掲載します。
 また、その時々のホットニュースを、大物政治家や著名人たちが徹底討論するネット動画特番を用意します。


以上

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