2009年2月20日
楽天リサーチ株式会社

「住宅ローン控除」理由の申告は昨対約65%減
08年以降住宅販売数の伸び悩みが理由か
-確定申告に関する調査-

 楽天リサーチ株式会社(代表取締役社長:森 学、本社:東京都品川区)は、確定申告に関するインターネット調査を全国で実施した。今回の調査は、楽天リサーチ登録モニター(約160万人)のうち、21-69歳の男女計1,000人(男女各500人)を対象に、1月21日から22日にかけて実施した。


             ■□ 調査結果概要 □■

■最も多かった確定申告の理由は過去の申告、今年の申告予定ともに「医療費控除」であった。今年の傾向として、過去の申告理由で19.8%を占めた「転職や退職のため、年末調整を受けていない」は6.6%、同じく18.2%を占めた「住宅ローン控除」は6.1%と、いずれも3分の1程度にまで減っている。理由として、労働力の流動性が低下したこと、08年以降住宅販売数が伸び悩んでいることなどが考えられる。

■過去の申告の方法は「税務署の申告会場や窓口で申告」が過半数でトップであったが、今年は30.3%まで減少。一方、今年「e-tax(国税電子申告・納税システム)」で申告しようと考えている人は約14%で、昨年に比べ6.4ポイント上昇した。過去と今年の確定申告の方法を比較してみると、過去の方法を今年も踏襲する人が比較的多いことがわかり、とりわけe-taxに関してその傾向が強い。

■国税庁のホームページやe-taxなどデジタルでの申請方法について、「知っているけれど使わない」が約8割(国税庁のHP:77.6%、e-tax:79.2%)に上った。e-taxを利用しない理由のトップは、「利用するまでの事前の手続きが面倒だから」で30.3%であった。申請方法が多様化し、利用者の選択肢は広がったが、利用が浸透するには、更なる利便性の向上が必要のようだ。

■過半数の人が申告書作成は難しいというイメージをもっている。過去の申請方法を今年も踏襲する人が比較的多いことからも、他の申請方法を再度習得する煩わしさより、難しいと感じながらも経験した方法を踏襲してしまうという申請者の心理が見え隠れする。

■今年確定申告を行う予定の人に申告書の提出予定時期を聞いたところ、「2月17日-24日」が26.8%、「2月25日-29日」が23.3%、「3月1日-9日」が25.2%と、受付期間の中盤の時期に提出しようと考えている人が多数であることがわかった。


■確定申告に関する情報収集元のトップは「国税庁や税務署のホームページ」で55.2%であった。性・年代別に見ると、20代男性で「税務署の窓口」、30代女性で「国税庁や税務署のホームページ」が多いことがわかる。また、20-30代女性で「家族や友人、知人」がほかの層に比べて多い。
【調査概要】
調査エリア  :全国
調査対象者  :21-69歳男女
回収サンプル数:1,000サンプル(性別×年代均等割付 各セル100サンプル)
調査期間   :2009年1月21日-22日
調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社

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               ■□ 調査結果 □■
グラフ付きの調査結果・レポートは以下URLからご覧いただけます。
https://research.rakuten.co.jp/report/20090220/
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以上

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