2009年2月2日
楽天株式会社

一般用医薬品の通信販売継続を求める署名が累計で30万突破

 ヤフー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 井上雅博、以下ヤフー)と楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下楽天)は、昨年から一般用医薬品の通信販売の継続を求める署名の募集を続けておりますが、本日時点での両社の累計総数(速報値)が、30万件を突破いたしましたのでお知らせします。

(注)両社がそれぞれ集めた署名数の単純合計です。


 厚生労働省は、2009年6月から、省令により一般用医薬品の67%を占める第1類医薬品及び第2類医薬品の通信販売を禁止する意向です。


 この禁止には合理的な理由は見当たらず、通信販売による医薬品の購入が不可欠な消費者の方々に大変な困難を強いることになります。集まった署名数からも分かるように、一般用医薬品の通信販売は、生活に深く根ざした必要不可欠な手段となっており、一般用医薬品の通信販売が大幅に制限された場合には、国民の健康維持の観点から非常に大きな問題があると考えます。


 我々としては、省令によって第1類医薬品及び第2類医薬品の通信販売を拙速に禁止するのではなく、一般用医薬品の安全な販売環境の整備の議論をしたうえで、通信販売継続を前提とした省令が公布されるべきと考えます。我々インターネットショッピングモール事業者は、実際に医薬品の通信販売を手がける通信販売事業者とも連携しながら、安全な販売環境の整備と国民の健康維持のための努力を続けてまいります。


 なお、本件には国民的な議論が必要と考えており、厚生労働大臣直属の検討会が設置される際には、企業の社会的責任の観点から、積極的に関与していく所存です。



<署名活動の概要>
1.ヤフー
 2008年12月1日から開始。
https://order.store.yahoo.co.jp/cgi-bin/wg-request-catalog?help

2.楽天
 2008年11月13日から開始。
http://event.rakuten.co.jp/medicine/net_signature/



<寄せられたコメントの概要>

 利用者の方から、署名の際に、両社で約1万8千件のコメントをいただいております。
 大多数が、「規制の理由が分からない」、「規制されると困る」との声です。

*誤字等そのまま


<外出が困難な方からの意見> 
私も妻も障害者でめったに買い物にいけなく薬局で対面販売しかだめだとしたら非常に困ります。買いにいけない人は極端に言えば病気のまま死ねと言う事と同じくらいに思います。そのような人の事も考えて下さい。


<店舗での購入に困難が伴う方からの意見>
私は視覚障害者です。画面を音声で読み上げてくれるソフトを使えばネット閲覧ができます。ですから、薬も自力で効能等比較しながら選ぶことができます。でも店頭販売のみになつてしまったらそれができません。商品の表示が見えないからです。お店の人が薦めてくれるものを買うしかありません。また、対面で買うのが恥ずかしい薬でも、店頭販売ではいちいち聞いて探してもらうしかないのです。ネット販売の"方が"安全、便利、快適な人間もいることを分かってほしいです。


<身近な所に購入場所がない方からの意見>
沖縄の離島に住んでいます。コンビニひとつ無い島です。もちろん薬局などありません。ネットで薬が買えなくなるととても困ります。いろんな理由からこうした方向性になっているのかも知れませんが、でなくなると困る人たちもたくさんいることを考えて欲しいです。


<仕事で忙しい方からの意見>
夫婦共働きの私たちにとってネット通販は必須のサービス。健保組合からの斡旋販売だって利用しますけど、対面しないし、手渡しもされませんよ。どうしてネット販売だけ迫害されるの?


<その他>
「コンビニでは販売できて、ネットではいけない」という理由のひとつに「対面販売ではないから」というのがありますが、そもそも、これって対面する相手が薬剤師さんだからこそ意味を成すものだつたんじゃないですか?コンビニの店員さんて普通「薬剤師免許」なんて持つてませんよね?その方達から買える(販売出来る)のなら、特に対面販売ではなくてはいけない理由がありません。よって、ネットでの非対面販売になんの不都合も生じないと思いますか一日?いかがなものでしょう 


そのほか、具体的なコメントは、「一般用医薬品の通信販売に関する利用者の声」 をご参照ください。


以上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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