2008年7月22日
楽天リサーチ株式会社

約6割が公的年金に「期待していない」
-老後の資金に関する調査より-

 楽天リサーチ株式会社(代表取締役社長:森 学、本社:東京都品川区)は、老後の資金に関するインターネット調査を実施した。今回の調査は2008年6月23日から26日にかけて、全国の楽天リサーチ登録モニター(約160万人)の中から20-60代の男女計1,000人(男女各500人)を対象に実施した。


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             □■ 調査結果概要 ■□
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■老後の経済的な見通しに不安を感じている人が8割近くに上った。

■老後の資金計画を「考えてはいるが具体的に準備していない」人は5割超。

■約6割が公的年金に期待していないと回答。期待しているという回答を上回った。

■定年後の生活資金は「公的年金と、預貯金や個人年金で半々ぐらい」と考えている人が多かった。

■6割以上の人が、公的年金の受取額を把握していないことがわかった。

■公的年金の受け取り予想額は「5万円-10万円未満」が最も多かった。

■老後の1カ月の生活費は「10万円-20万円未満」が最も多かった。

■公的年金以外の老後のお金対策で最も多かったのは預貯金で、個人年金保険・生命保険がそれに続いた。

■老後のお金に関する情報源は、インターネット、口コミ、新聞広告・記事がトップ3。
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           □■ 調査結果 ■□
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■8割近くが老後の資金計画を不安視

 はじめに、老後の経済的な見通しと老後の資金計画についてたずねた。金銭的な見通しについては、38.3%の人が「かなり不安である」と回答。「多少不安である」という回答(40.1%)と合わせると、実に8割近くの人が老後の経済生活に不安を感じていることが明らかになった。それに対し、「あまり不安はない」「まったく不安はない」の合計は、9%にとどまっている。
 資金計画については、「考えてはいるが具体的に準備していない」という回答がトップで、51.1%。具体的な資産形成をしているという回答は、34.6%にとどまった。
 老後の資産計画に関する回答を年代・性別ごとに見ると、すべての年代で「考えてはいるが具体的に準備していない」という回答がトップとなっているほか、20代では、「老後の資金計画は考えていない」という回答が25.5%に上っている。とくに20代女性では3割以上(32.0%)が資金計画について考えていないことがわかった。


■公的年金に「期待していない」人は約6割

 次に公的年金に関する質問を行った。「あなたは自分が受け取る公的年金(国民年金・厚生年金など)に期待していますか?」という質問では、「ある程度の生活の助けになると期待している」という回答が40.1%でトップ。「あまり期待していない」(35.9%)がそれに続いた。「公的年金だけで生活できると期待している」と「ある程度の生活の助けになると期待している」の合計は43.3%。一方、「あまり期待していない」と「まったく期待していない」の合計は56.7%で、公的年金に期待していない層が期待している層を13.4ポイントも上回る結果になった。
 年代・性別ごとに見ると、20代、30代で「あまり期待していない」という回答が多く、40代以上で「ある程度の生活の助けになると期待している」という回答が多い傾向があることがわかる。20代、30代の女性層では「あまり期待していない」という回答がほぼ5割に達している(20代48.0%、30代50.0%)。


■定年後の生活資金は「公的年金と、預貯金や個人年金で半々ぐらい」

 定年後の経済生活に関する質問では、「公的年金と、預貯金や個人年金で半々ぐらい」という回答が最も多く(44.3%)、「大半を預貯金や個人年金でまかなう」(23.7%)という回答がそれに続く。「大半を公的年金(国民年金・厚生年金など)でまかなう」という回答は17.4%で、公的年金のみで生活が成り立つと考えている人は少数派であることが見て取れる。
 年代・性別ごとの回答では、60代男性を除くすべての層で「公的年金と、預貯金や個人年金で半々ぐらい」がトップとなっているが、50代、60代では「大半を公的年金(国民年金・厚生年金など)でまかなう」という回答も比較的多い。また20代では、「考えていない」という回答の多さが目立っている。
■6割以上の人が、公的年金の受取額を把握していない

 「あなたは、ご自分の公的年金(国民年金・厚生年金など)の受取り予定額を把握していますか?」という質問では、「あまり把握していない」(34.2%)と「把握していない」(29.7%)を合わせた「非・把握層」が6割以上(63.9%)にも上り、「把握している」 (12.2%)と「だいたい把握している」(23.9%)を合わせた「把握層」(36.1%)を大きく引き離した。
 年代別では、40代以下が「非・把握層」、50・60代が「把握層」とはっきりと二分されている。20代の「非・把握層」は6割近く(57.0%)に上る。

 1カ月に受け取れる公的年金の予想額では、「5万円-10万円未満」が最も多く39.1%。「10万円-20万円未満」(28.2%)、「5万円未満」(16.2%)がそれぞれ2、3位となった。
 「まったく受け取れないと思う」という回答も6.2%に上った。年代・性別で見ても、すべての層で、「5万円-10万円未満」もしくは「10万円-20万円未満」がトップの回答となっている。

 老後の1カ月の生活費についてたずねたところ、「10万円-20万円未満」という回答が最も多く45.2%。「20万円-30万円未満」が34.3%で2位となった。10万円未満で暮らすという人も1割近く(9.7%)に上っている。40代と60代で生活費をやや高めに見積もる人が多いようだ。

 「あなたは公的年金(国民年金・厚生年金など)以外に、老後のお金のために現在していることはありますか?」という質問では(複数回答可)「預貯金(定期預金等)」が59.3%でトップ。2位が「個人年金保険や生命保険」(38.1%)となった。

 一方、「何もしていない」という回答も24.4%に上った。同回答は、20代男性で45%に上るほか、50代以下の女性層で比較的高いポイントとなっている。「株式投資」(21.4%)、「投資信託」(15.0%)という回答も比較的多く、資産運用の方法が多様化していることを伺わせる。


■資金計画の情報源は、インターネット、口コミ、マスコミ

 続いて、先の老後の資金計画に関する質問で「老後の資金計画は考えていない」と答えた人以外に、老後の資金についての情報収集法を聞いた(複数回答可)。収集法のトップ3の回答は、「マネー関連の情報サイト」(18.4%)、「親族・友人・知人」(16.5%)、「雑誌」(16.0%)で、僅差で「新聞広告・記事」(15.3%)が続く。インターネット、口コミ、新聞広告・記事が三大情報源のようだ。
 年齢・性別ごとに見ると、男性にインターネットを活用している人が多いのに対し、女性は口コミで情報収集する人が多い傾向があることがわかる。
 一方、「特に相談・情報収集はしていない」という回答も5割を超えている(55.2%)。様々な情報源に当たって情報収集をする層とまったく情報収集をしない層に二分されていることが見て取れる。


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 グラフ付きの調査結果は以下URLからご覧いただけます。
 ⇒ https://research.rakuten.co.jp/report/
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【調査概要】
 調査エリア  :全国
 調査対象者  :20代-60代男女
 回収サンプル数:1,000サンプル(性別×年代別均等割付 各セル100サンプル)
 調査期間   :2008年6月23日-26日
 調査実施機関 :楽天リサーチ株式会社


以上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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