□ | 2008年6月10日 |
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楽天とドリコム、共同で新方式の行動ターゲティング広告を提供開始 -- 「楽天ad4U」を正式に商品化-- |
楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 楽天)と楽天の持分法適用関連会社である株式会社ドリコム (本社:東京都渋谷区、代表者:代表取締役 内藤 裕紀、以下 ドリコム)はこのたび、本年3月に両社が締結した資本・業務提携のもと、ドリコムの行動ターゲティング広告配信技術「ad4U (アドフォーユー)」を採用した新方式の行動ターゲティング広告「楽天ad4U」を正式に商品化し、本日6月10日から営業活動と商品提供を開始しました。 「楽天ad4U」は、インターネットユーザーのウェブサイト閲覧情報や検索キーワード情報を照会し、楽天が設定する15のジャンルに合わせ、楽天グループが運営する各種サイトにおいて、ユーザーの興味や関心に合致する広告の掲載を実現する商品です。同商品では、複数のサイトをネットワーク化して広告配信を行う「アドネットワーク」に依存することなく世界中のあらゆるウェブサイトの閲覧情報を照会することが可能です。 楽天はこれまでも、楽天が運営するポータルサイト「インフォシーク」において、「楽天市場」の閲覧履歴に合致する広告を掲載する「楽天行動ターゲティング」などの提供を通じ、行動ターゲティング広告事業に注力してまいりました。ドリコムの広告配信技術「ad4U」を採用した「楽天ad4U」では、閲覧情報の照会範囲が世界中のウェブサイトへと拡大したことで、ユーザーの興味や関心にさらに正確に合致した、的確かつリアルタイムな広告の掲載が可能となります。これにより、ユーザーにとっては有益な情報への接触機会が増えるとともに、広告主にとっては、購買意欲が高く、よりセグメント化されたユーザーに対し、効果的な訴求ができます。 |
本年4月から5月にかけて、社内にて実施した「楽天ad4U」と通常のバナー広告の広告効果を比較するテストマーケティングでは、「広告クリック率 (CTR: Click Through Rate)」で約1.5倍、実際に物品を購入した利用者の割合を示す「顧客転換率 (CVR: Conversion Rate)」で約3倍と大幅に「楽天ad4U」の広告効果が優れていることが判明しました。 「楽天ad4U」では、ウェブブラウザの基本機能を活用して、ユーザーの閲覧情報および検索キーワード情報を照会するため、広告効果を得るまでのリードタイムが短く、プライバシー保護にも優れています。また世界中のあらゆるウェブサイトを対象とするため、「楽天行動ターゲティング」で主に対象としている「楽天会員」以外にも、新たなユーザーへのアプローチが可能となります。 興味・関心の分類については、下記15のジャンルを設定しており、ユーザーの閲覧履歴に基づきこれらのジャンルに振り分け、関連する広告を表示します。 大分類 (小分類) 1 不動産 (不動産 首都圏) 2 不動産 (不動産 関西) 3 金融 (株式投資) 4 金融 (FX) 5 金融 (クレジットカード) 6 金融 (キャッシング・ローン) 7 求人 (転職) 8 求人 (派遣) 9 求人 (アルバイト) 10 旅行 (国内旅行) 11 旅行 (海外旅行) 12 自動車 (自動車) 13 ダイエット・健康 (健康食品) 14 ダイエット・健康 (ダイエット) 15 コスメ (化粧品) 楽天は引き続き、「楽天行動ターゲティング」と「楽天ad4U」などにより、行動ターゲティング広告事業に注力するとともに、ドリコムでは行動ターゲティング技術のさらなる高度化を進め、インターネットユーザーの興味および関心にさらに正確に合致した広告展開を可能にする商品開発に尽力いたします。 以上 |