□ | 2006年7月5日 |
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「みんなの就職」×「楽天リサーチ」共同調査 第二弾 『就職活動・内定実態調査』結果発表 今年の就職戦線、勝敗を分けるポイントは“自己アピール力” |
楽天グループのみんなの就職株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊藤 将雄)と楽天リサーチ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森 学)は、共同調査第二弾として、「みんなの就職活動日記」の登録ユーザーを対象に、『就職活動・内定実態調査』を実施いたしました。その結果を発表いたします。 このたびの調査は、買い手市場から売り手市場に変化した就職市場において、“内定者”と“非内定者”にはどのような違いがあるのかを調査するべく、「就職活動に関する考え方」、「就職に必要なスキル」などをテーマに行いました。 調査要項および主な結果は以下の通りです。 【調査要項】 ・調査時期 :2006/5/17から2006/5/30 ・調査対象 :2007年3月卒業予定の学生 ・サンプル数:4,389人 ・調査手法 :みんなの就職WEBサイト上でのアンケート調査 ・調査機関 :みんなの就職株式会社/楽天リサーチ株式会社 |
□■ 調査結果 ■□
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【1】就職活動の実態について
また、内定者のその他活動傾向を見ると、『会社資料請求件数』は「20件以上」が多く、『説明会来訪数』、『エントリーシート提出数』も「20件以上」が多くなっており、積極的な活動状況が伺える。さらに、内定者は『筆記試験受験件数』、『面接試験件数』が全体的に多いことが特徴的であり、「10から20件」が非内定者より10ポイント以上高くなっている。 内定者と、非内定者を分けた活動の違いとして、非内定者は「就職活動を主に地元(出身地)の企業で行っている」と回答した人が41.0%と多く、内定者の26.5%と比べ14.4ポイントの差が生じている。このことより、首都圏と比較し地元企業の採用活動の時期が大幅に遅れていることがわかる。 ◆図1.あなたはいつごろから就職活動を開始しましたか? https://www.rakuten.co.jp/pr/2006/0705/1.jpg ◆図1-2.就職活動を行っている地域について教えてください。 https://www.rakuten.co.jp/pr/2006/0705/1-2.jpg |
【2】「就職活動」及び、「就職」に対する考え方について
『就職に対する考え方』については、「就職は自分の人生設計のためにする必要がある」と回答している人が内定者72.3%、非内定者67.2%と全体的に多いが、非内定者の回答で最も多かったのが「就職は生活のためにする必要がある」(74.3%)で、非内定者は内定者に比べ就職について消極的な傾向が伺える。 ◆図2.あなたの「就職についての考え方」について教えてください。 https://www.rakuten.co.jp/pr/2006/0705/2.jpg |
【3】就職に必要なスキルについて
(※経済産業省「社会人基礎力」を活用…下記【参考】をご覧ください)
また、『自身の持つスキル個数』について集計を行ったところ、スキル個数「7個」を境に内定者と非内定者で違いが出ており、「1から6個」は非内定者が内定者を上回っており、「7から12個」については、内定者のほうが上回っている。このことから、内定者は自分自身を「高く評価」していることが伺える。 ◆図3. あなたが持っていると思うスキル個数を教えてください。 https://www.rakuten.co.jp/pr/2006/0705/3.jpg |
【4】意識と行動について
また、非内定者の特徴としては「困っている人を見たら、率先して手助けするほうだ」(内定者37.5%、非内定者45.9%で8.4ポイント差)と高く、半数近くを占めている。「いい人」では、企業に対する訴求力がない。むしろ「遠慮なく何でも発言し」「活動が盛ん」であることが企業に受け入れられやすいということなのだろうか。 ◆図4. あなたご自身の考え方について教えてください。 https://www.rakuten.co.jp/pr/2006/0705/4.jpg |
【 総評 】
社会人となり、実際の会社生活においてはチームワークを軽視するわけにはいかないが、前回の調査(2006/4/7発表『社会人基礎力に関するアンケート』)にもあったように、採用側が「前に踏み出す力」に重点を置いていることを考えると、「採用する側」「採用される側」のニーズの合致点が採用の命運を分けることになっているようだ。実際の能力を採用試験で判断するのは至難であるがために、より外を向いたプレゼンテーション能力をもった学生が勝ち組になったことは容易に想像できる。 |
【参考】社会人基礎力の3つの力を構成する12の能力要素
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