ダイバーシティ

楽天は、社会に新しい価値を生み出す「イノベーション」を興し、「人々と社会をエンパワーメントする」ことを大切にしてきました。この創業からの想いに賛同しチャレンジする人には、年齢や性別、国籍などを問わず、チャンスがあります。ダイバーシティは楽天の企業戦略の柱であり、イノベーションの原動力です。革新的なサービスを提供し続けるために、世界中から集まる優秀な人材一人ひとりの個性・価値観を尊重し、従業員が最大限に力を発揮できる環境の整備に努めます。
楽天グループ規定の一部である「人権ポリシー」において、多様性を促進するための基本的なコミットメントを規程しています。

真のグローバルカンパニーを目指して

「グローバル イノベーション カンパニー」であり続けるというビジョンを実現するために、多様性あふれる従業員が一丸となる環境を整えています。

言語の共通化:社内公用語の英語化「Englishnization」

2012年、楽天がグローバル展開を本格的に加速する中、社内公用語の英語化(Englishnization)がスタートしました。言語の共通化は、真のグローバル企業になる上で必要不可欠な備えでした。実際に、社内公用語が英語となったことで、世界中の優秀な人材の採用及び登用が可能となり、現在の世界を舞台にしたビジネス展開の支えとなっています。
また、出身国・地域が異なる従業員同士の会話やアイデア・情報の共有も、言語の違いに妨げられることなく円滑になり、海外のグループ会社や拠点が増えていく中でも一体感のある経営体制の構築が可能となっています。さらに、英語での情報収集がより容易となり、最先端の技術や海外の動向をいち早く掴めるようになりました。
このように英語化は、社内のコミュニケーションの深化はもとより、従業員のスキル向上、社外のトップエンジニア、ビジネスパーソンとの交流強化においても効果を発揮しています。

加速するイノベーション:楽天モバイル

2017年12月、楽天は移動体通信事業者(Mobile Network Operator)として市場参入することを発表しました。サービス提供開始まで約2年という限られた準備期間で自社ネットワークを構築することは、無謀な挑戦とも言われました。
しかし、世界でも類を見ない革新的な「完全仮想化クラウトネイティブモバイルネットワーク」の構築と携帯電話基地局設置活動を迅速に進めることで、2020年4月から本格的な商用4Gサービス提供を実現しました。これを支えたのがEnglishnizationでした。
社内公用語が英語であるため、すでに世界中から採用した多様な従業員が一丸となって働く環境が整っていました。現在、楽天モバイルには50を超える国・地域出身の従業員が集結し、前例のない挑戦に向けて一丸となって挑み続けています。

価値観の共有と相互理解

英語という共通言語を持つことで、多様なバックグラウンドを持つ従業員同士のコミュニケーションは円滑になりました。しかし、この多様性を活かすためには、企業文化の根底にある共通の価値観を持ちながら、相互理解を深めることが必要不可欠です。楽天では、そのための様々な機会を提供し、共通の企業理念のもと同じ目標に向かって共に歩みを進める「One Team」文化の醸成に取り組んでいます。
全従業員を対象とする「楽天主義ワークショップ」では、楽天の共通の価値観・行動指針である「楽天主義」をすべての従業員が理解し、日々の業務を通じて体現していくことを目指しています。
また、異なるバックグラウンドや国籍、スキルやニーズを持ったメンバーを効果的にリードするためのマインドセットや能力を持つリーダーの育成にも力を入れています。チームマネジメントを行う従業員は、異文化マネジメントの研修を通じて、多様なメンバーで構成されるチームを率いるための実践的なフレームワークを習得し、楽天特有のケーススタディを使って学びを深めます。

多様な従業員の尊重・サポート

様々な個性、価値観、才能を持つ従業員が自分らしく働くことができるような社内制度や環境が、楽天のダイバーシティを支えています。

国籍・人種

社内制度・環境の整備

社内公用語の英語化により従業員の国籍の多様化が進み、楽天の東京本社である楽天クリムゾンハウスには、現在70を超える国・地域出身の従業員が在籍しています。楽天に集まる多様な従業員とアイデアがオープンに行き交うダイバーシティに富んだ職場環境を大切にしています。
最新のビデオ会議システムを導入し、自席でも会議室でもいつでもどこでも、世界中の従業員同士がアイデアを交わす環境を整えています。また、無料で食事を提供している社内のカフェテリアでは、文化や宗教など異なるニーズを持つ外国籍従業員を考慮した幅広いメニューを毎日提供しています。

従業員ネットワーク

楽天では、職場において共通の関心事や特性、人生経験を持つメンバーが参加する従業員主導のネットワークが活動しています。
社内の異文化コミュニケーションを円滑にすることを目指す「Cross Cultural Network」では、文化の違いから生じうる日常の問題について話し合い、外部講師を招いての講演会や勉強会の機会を通じて、異文化理解を促進しています。
これまでに、「本音と建前」を代表するコミュニケーションスタイルの違いについて学びを深め、生中継で海外現地の様子を遠隔で楽しめるオンラインツアーを開催するなど、自由に旅行ができないコロナ禍ならではの方法で多くの従業員が異文化の体験をしました。

従業員の国籍比率

従業員の国籍数

地域別従業員の総数

  • データ範囲:国籍比率・国籍数は楽天グループ株式会社、地域別従業員の総数は楽天グループ
  • 2020年12月31日時点のデータです。

ジェンダー

女性従業員のサポート

ライフステージの変化によってキャリアが左右されやすい女性従業員向けに、キャリアセッションの実施や、メールマガジン配信、各種セミナー(産休前セミナー、復職前セミナー)、育児休業中の従業員向けニュースレター配信などを実施しています。
また、女性従業員が産休・育休から安心して職場に復帰できるよう、楽天クリムゾンハウスのオフィス内に搾乳室を用意しています。育児休暇を取得する従業員は年々増加し、その3割が出産から8カ月以内に復職していますが、母乳育児を希望し復職を思いとどまる方も多くいることから、母乳育児の継続を可能とするために導入しました。搾乳室は、冷凍庫を備えており、母乳を保管しておくことができます。衛生的でプライバシーも守られています。

子育て世代の従業員のサポート

社内託児所「ゴールデンキッズ」

従業員の仕事と育児の両立をサポートする取り組みとして、楽天従業員専用の託児所「ゴールデンキッズ」を設けています。子育て中の従業員が安心して子どもを預けられることはもちろん、楽天の特徴を生かしたユニークな教育プログラムを提供し、子どもの教育と保育を大切にしています。

柔軟な働き方

フレックスタイム制や時短勤務など、状況に応じて勤務時間の調整が可能となっています。また、妊娠・育児・介護・怪我病気を理由とした在宅勤務制度など、柔軟な勤務体制が整っています。

従業員ネットワーク

「家族」をテーマに従業員同士がつながる「ファミリーエンパワーメントネットワーク」では、仕事と家庭の両立を支援する活動を行っています。家庭を持つ従業員が働きやすい環境を整えるために、人事部をはじめとする関連部署と連携し、イベントや支援情報の共有など幅広いサポートを行っています。例えば、休職前・復職前セミナー、社外講師後援会、先輩従業員紹介などを実施しています。

LGBTQ従業員のサポート

社内制度・環境の整備

楽天では、2016年に社内規定上の配偶者の定義を改定し、日本の法律で認められる婚姻証明に基づいて定義された配偶者に加えて、同性パートナー*1を含むことになりました。これにより、楽天の従業員は同性同士であっても、配偶者を持つ従業員を対象とした福利厚生を受けられるようになりました。
また、性別にかかわりなくすべての従業員が利用可能な多目的トイレを設置し、全従業員を対象とした研修においてLGBTQ*2への理解を深めるテーマを取り入れるなど、ソフト・ハードの両面での取り組みを実施しています。

従業員ネットワーク

社内のLGBTQ当事者ならびにアライ(理解者)*3がつながる「LGBT+ネットワーク」を中心に、情報共有やサポート体制を提供しています。LGBTQ当事者が抱える課題についての意識醸成や理解を深める機会として、全従業員が参加可能なセミナーを実施するほか、LGBTQに配慮したサービスや社内制度、サポートについての説明を受けられるヘルプデスクの設置などを通じて、当事者がより安心して働ける環境の提供を目指しています。

  1. 1 同性パートナー: 戸籍や在留カードなどのID上の性別が同性であるパートナーのこと。
  2. 2 LGBTQ: セクシュアルマイノリティの総称の一つで、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョンもしくはクィアの英語の頭文字を並べた言葉です。ここでは、LGBTQに限らず、多様な性のあり方を尊重する意味で使用しています。。
  3. 3 アライ: 英語で「同盟、支援」を意味する「ally」が語源で、LGBTQなどの性的マイノリティの権利擁護を支援する立場を明確にしている人を指す言葉として用いられています。

従業員の男女比率

マネージャーの男女比率

  • データ範囲:楽天グループ株式会社
  • 2020年12月31日時点のデータです。

障がい

楽天では障がいのある従業員が生き生きと働くことのできる職場環境を提供することを目的に、楽天ソシオビジネス株式会社を楽天の子会社として設立しました。各種データの作成や業務改善、ウェブサイト管理などインターネット企業ならではの様々な業務を行う一方で、植物工場で野菜を栽培し楽天の従業員向け食堂へ提供するなど楽天を幅広い側面から支える役割を担っています。障がい者の雇用率は、2015年以降法定雇用率を上回っています。今後も障がいを持つ従業員が活躍できる環境を創出し、障がい者雇用の促進を行っていきます。

障がいのある従業員の割合

  • データ範囲:楽天グループ
  • 2020年12月31日時点のデータです。

宗教

楽天では、様々な宗教や文化を有する国からの従業員が年々増えています。 イスラム文化を持つ従業員へのサポート体制として、社内のカフェテリアにおいてイスラム教の戒律で許された料理であるハラル料理を提供しています。
また、宗教や宗派を問わず誰でも利用できる祈祷室や、お祈り前に身を清めるための足洗い場も設置しています。

年齢

楽天では、幅広い年齢層の従業員が活躍しています。希望する従業員に定年退職後も就労の機会を提供する再雇用制度を導入し、高齢従業員が長きにわたるキャリアで培ったスキルや知識を大切にしています。

従業員の年齢比率

  • データ範囲:楽天グループ株式会社
  • 2020年12月31日時点のデータです。

ダイバーシティ表彰

  • 昨年に引き続き、優れた財務パフォーマンスを維持しながら性別多様性への取り組みにおいて業界をリードする日本企業を対象に構成される「MSCI日本株女性活躍指数」(WIN)」および「MSCI日本株女性活躍指数(セレクト)」の構成銘柄に選定されました。
  • work with Pride
    2021年、楽天はLGBT等の当事者が働きやすい職場を示す指標である「Work with Pride」で6年連続となる「ゴールド」を受賞しました。

ダイバーシティデータ

第三者保証

本ページに記載された社会データの一部について、ロイド レジスター クオリティ アシュアランス リミテッドによる第三者保証を受けています。