Creative TopicsReX: Rakuten Experience

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ReX: Rakuten Experience

ReX: Rakuten Experience

ReXは、より良いUXを提供できる仕組みづくりや、顧客志向の視点を楽天グループ全社に浸透させていく取り組みの総称。“ユーザーに楽天を好きになってもらう体験”を幅広く提供することを目指しています。

デザインによるビジネス貢献の可視化

PDCAサイクルを高速回転させることによって急成長してきた楽天において、短期的なビジネス貢献が見えにくい“UX改善”の優先順位が低くなることもありました。そうした過去の風習を刷新するのが、ReXのひとつのミッション。サービスの共通課題であるユーザビリティ改善のサポートや、楽天ならではの魅力や品質を高める施策を行っています。例えば、改善のインパクトが大きい「楽天市場」における楽天会員登録フォームのUX向上に着手し、リニューアルを推進。改善を通して、好ましさや、使いやすさなどを定量的に測れるように、デザインの評価を数値化して経済指標と紐づけるなどし、デザインの有用性を社内に共有する取り組みを進めています。

スマートフォンからの新規登録のCVR(転換率)がWebでは12.7%、Appでは24.6%も向上

楽天ビューティ事業のUXデザイングループでは、UIデザインの基礎を統一した、ReXの「Design System」をベースに、ツギハギ状態だったデザインを整理し、事業部で独自の「Design System」を構築した。これにより作業工数がこれまでと比べて約3分の1に短縮された。

デザイン洗練化を担う「Design System」とは?

楽天はサービスにおけるデザインの構造化&品質統一化を効率的に行う「Design System」を構築・運用しています。これによりフォントやボタンをはじめとするUIが標準化され、事業のブランドに合わせて、各ページのデザイン品質が、より高めやすくなります。また、顧客を中心に考えたデザインプロセスの一つとして、プロトタイプを作成してユーザーテストを実施し、問題点があれば改善するプロセス(プロトタイピング)の各事業への定着サポートやトレーニングも積極的に推進しています。「Design System」の継続的なアップデートをして、フレームワークによる適用の拡大を進めることで、ユーザーの楽天での体験をより魅力的でユニークなものへと進化させていきます。

ReXの取り組みによって楽天のデザイナーは、販売促進の定例業務だけでなく、顧客が楽天のサービスに対して継続的な愛着心を抱けるような“顧客志向視点”のUX改善に重点を置けるようになります。

※インタビュー当時の情報です。