Alex
サイバーセキュリティディフェンス部
サイバーセキュリティトレーニングチーム
Teamtraining titles
- Tech Security Awareness
- Introduction to Secure Development
- Introduction to Cyber Security
コンピューティングの修士号を持っています。数年間、Webアプリケーション開発の仕事をし、その後セキュリティエンジニアリング分野に移りました。過去6年間、様々な業界でセキュリティ関連の職務を歴任した後、楽天に入社しました。
サイバーセキュリティディフェンス部でセキュリティアーキテクチャを担当しています。技術部門のサイバーセキュリティ研修の企画と実施を含め、いくつものプロジェクトを管理しています。
受講者を指導しながら自己啓発する
サイバーセキュリティ問題に取り組んでもらう手助けをしたいと考えて、トレーナーになりました。このテーマは十分に理解されていないことが多いですし、中にはこの種の問題にすっかり怖気づいて、見ない振りをしようとする人もいます。
セキュリティ上の課題に事前に賢くアプローチすれば、状況は大きく変わると思うので、課題を小さい単位に分割するための実際的なスキルを教えようと努めています。トレーナーをしていると、自分の専門分野の資料を読み込んだり、あるものを様々な状況にどう応用できるかを考えたりするので、自分の理解を深めるのにも役立ちます。全体として見れば、トレーナーの仕事は大変なこともありますが、やりがいのある経験だと思います。
研修から最大限の効果を得るには
感心させられる受講者はたくさんいます。面白いことに、よくできる受講者は、必ずしももともとテーマ分野の知識がかなりある人とは限りません。むしろ、たくさん質問をして、学んでいることを自分の状況やプロジェクトに応用しようとする人です。また、何もかも額面通りに受け取らないようにすることも重要です。どんな研修でも最大限の効果を得るには、教えられたことを整理し、自分の知識や経験を応用して、研修を終えた後も復習することが必要です。学ぶことへの正しい姿勢と新しいものへの好奇心が、大きな違いを生みます。
知識を共有する
トレーナーは自分が教えるテーマに情熱を持っていなければなりません。もちろん知識や経験も必要ですが、聞く人の興味を引くことができなければ教えることなどできません。自分が教えようとしていることに関心を注いでいなければ、受講者が関心を持つわけがないでしょう? それから、受講者の層によって学習スタイルが違うことも認識しておく必要があります。例えば、経験豊富なエンジニアばかりのクラスでは、知識やアイディアを言葉で教えるのではなく、共有することが一番いい接し方だと思います。エンジニアは概して、実地訓練や実際的な例を使った方が学習効果が高いのです。