2018年5月19日
  • 楽天株式会社

楽天とバルサ財団、SDGsの認知拡大に向けた 「Goals Beyond The Game」プログラムを実施

 楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)はバルサ財団と共同で、スペインのプロサッカーリーグ「リーガ・エスパニョーラ」における今シーズン最終戦(5月20日「FCバルセロナ」対「レアル・ソシエダ」戦)にて、SDGs(エス・ディー・ジーズ - Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)の一層の認知拡大に向けたグローバル・プログラム「Goals Beyond The Game」を実施します。楽天ではSDGsに積極的に取り組んでおり、SDGsのさらなる浸透を図ることでも、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

 SDGsとは、2015年9月に国連の加盟国193カ国が全会一致で採択し、「誰一人取り残さない」世界を目指して国際社会が2030年までの15年間で達成することを掲げた17の目標です。貧困を根絶し、環境を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できるようにするための行動を全世界に呼びかけており、社会・経済・環境にかかわる世界共通の課題および各国の優先的課題の解決に向けて、すべての国が取り組むべき行動の明確な目標を示しています。

 「Goals Beyond The Game」は、「FCバルセロナ」の試合を通じて、そして試合を越えて、SDGsが掲げる17の目標達成に向けた取り組みへの参画を世界中の人々に呼び掛けるものです。具体的には、同試合に先駆けて、SDGsが掲げる17の目標の中から1つを選んでもらい、その目標に関する自分自身の宣言を特別サイトへ投稿してもらうというものです。投稿された宣言は「#GoalsBeyondtheGame」というハッシュタグをつけて楽天や「FCバルセロナ」、国連関係機関が運営するSNSでも広く拡散されるとともに、その一部は、5月20日の最終戦の試合中に、試合が行われる「FCバルセロナ」の本拠地カンプノウスタジアムにて電光掲示板などで紹介されます。

 また同試合では、宣言を行った方の中から6 歳から9歳までの11人の子どもたちが本プログラムのヤング・アンバサダーとして選ばれ、「FCバルセロナ」のトッププレーヤーと共にカンプノウのフィールドに入場します。子どもたちは17 のそれぞれ異なるSDGsを表したロゴ入りのTシャツを着用します。

 楽天のグループマネージングエグゼクティブオフィサー小林 正忠は、次のように述べています。
「楽天は創業当時から人々と社会をエンパワーメントすることを大切にしてきました。SDGsの理念を世界中に広めていく取り組みを通じても、社会へ貢献していきたいと思っています」

 バルサ財団ジェネラル・マネージャーのマリア・ヴァレ氏は、次のように述べています。
「バルサ財団は、『持続可能な開発のための2030アジェンダ』を全面的にサポートしており、特に貧困の根絶、公正で質の高い教育、不平等の是正、平和・正義の推進に関わる目標の達成に注力しています。バルサ財団と楽天のパートナーシップは、これらの目標を達成するためにスポーツを活用する方法の1つです。2つの組織が世界中でSDGsに対する認識を拡大するために緊密に協力していることを誇りに思います」

 グローバル・コミュニケーションズ担当国連事務次長アリソン・スメイル氏は、次のように述べています。
「楽天やFCバルセロナのような企業やサッカーチームがSDGsの認知拡大のための活動をしてくださるのは私たちにとって、とてもありがたいことです。私たちが声を届けられなかった方々にも、SDGsを広めることができます。楽天とFCバルセロナがSDGsを一緒に推進してくださっていることに国連を代表して感謝します」

 なお、楽天はこれまで、様々なステークホルダーとパートナーシップを組み、それぞれが持っているビジネス資産を活用して社会課題の解決に貢献する取り組みを行なってきました。楽天のサステナビリティ活動では、以下の4つの柱を重点テーマとして設定しています。

1. ソーシャルイノベーションを加速(楽天のテクノロジーやサービスを通じて社会課題の解決に取り組む)
2. サステナブルな消費を促進(持続可能なライフスタイルの実現に貢献する)
3. 地域コミュニティを持続可能に(都市のみならず地方の企業がインターネットビジネスを行うサポートをする)
4. 災害・人道支援への対応(ステークホルダーの皆様と連携し、効果的な支援を行う)

SDGsについて
2015年9月に開催された国連サミットで、世界のリーダーが採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた SDGs(17の持続可能な開発目標)の実施が2016年1月1日から開始しました。これは、高所得国から中所得国、低所得国に至るまで、あらゆる国が地球環境を守りながら豊かさを実現していくために行動することを呼びかけるものです。17の目標は、貧困を根絶するためには、経済成長を促し、教育・健康・社会保障・雇用機会等の様々な社会的ニーズに取り組むと同時に、気候変動対策や環境保護も図っていくための戦略が必要だとの認識から生まれたものです。SDGsについて詳細はhttps://www.un.org/sustainabledevelopment/(英語)、http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/(日本語)をご覧ください。

楽天とSDGsの関わりについての詳細は以下のリンクをご覧ください。
https://corp.rakuten.co.jp/csr/commitment/sdgs/

楽天について
楽天は、日本発のインターネット・サービス企業で、Eコマースをはじめ、FinTech、デジタルコンテンツ、通信など、多岐にわたる分野で70以上のサービスを提供しています。これら様々なサービスを、楽天会員を中心としたメンバーシップを軸に有機的に結び付け、他にはない独自の「楽天エコシステム」を形成しています。1997年に創業し、「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」という企業理念のもと、現在では1万4千人以上の従業員を擁し、世界29カ国・地域において事業を展開するグループ企業となっています。詳しい情報は https://corp.rakuten.co.jp/ をご覧ください。

FCバルセロナについて
「FCバルセロナ」は1899年に設立された118年の歴史を持つクラブチームで、ユニークな特徴が数多くあります。クラブのオーナーは14万5000人以上のクラブ会員で、近年のヨーロッパで最も成功しているクラブであると言えます。2004-05シーズン以来、5つのチャンピオンズリーグのうち4つ、25の国内リーグのうち9つでタイトルを獲得しています。クラブとしての独自性の強さから、“バルサ”(FCバルセロナの愛称)は「クラブ以上の存在」と呼ばれることもあります。その特徴的なプレースタイルは、トッププレーヤーやコーチの活躍を通して世界に知られており、地元出身の選手が多数在籍することも有名です。
 それらはすべて、地球上で最も尊敬され、愛されるグローバルなスポーツチームになるという「FCバルセロナ」が現在までずっと掲げているミッションにリンクしてくるものです。そして、このミッションの土台となっているのが、謙虚さ、努力、向上心、尊敬、チームワークといった基本的な価値観です。同クラブはまた、FCバルセロナ財団(バルサ財団)を通じた社会へのコミットメントや、スポーツのプラスの価値を通した子どもたちの教育活動でも有名です。社会貢献の分野での最近の活動の広がりが結果として、全世界に3億1500万人のファンを獲得し、世界中のSNS等で最も話題にのぼる存在となっています。

バルサ財団について
バルサ財団は、より公平でどんな人も排除されない社会の構築に貢献することを目標として、スポーツと教育を通じて社会的に最も脆弱な集団に属する子どもや若者たちを支援するため、1994年に設立されました。バルサ財団は、国連の「開発と平和のためのスポーツ」および「持続可能な開発目標」という2つのプログラムの枠組みの中での活動を展開しています。特に、子ども・若者に対する教育機会の提供と支援、暴力の防止、紛争解決、社会における排除と差別の解消を目指す活動に力を入れています。現在までに同財団が支援した人数は全世界で100万人以上にのぼっています。

以 上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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