2017年3月17日
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楽天と三菱UFJリース、LPガス小売事業者向け
オペレーションプラットフォーム事業開発で基本合意

  楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)と、三菱UFJリース株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:白石 正、以下「三菱UFJリース」)は本日、LPガス小売事業者向けオペレーションプラットフォーム事業開発に関する基本合意書を締結しましたのでお知らせします。

  両社は今回の基本合意に基づき、IoT技術を活用したLPガス小売事業者のオペレーション改善につながる自動検診やクラウド型CIS(顧客情報管理システム)、配送管理システム等のオペレーションプラットフォーム事業について、共同で開発に取り組んでいきます。今後はさらにAI等の技術も活用しながら提供サービスの拡充を行い、LPガス小売事業者だけではなく、最終需要家に対しても新たな価値を提供していく予定です。

  LPガス小売業界では、本年4月に予定されている都市ガスの全面自由化に向けて、販売競争が激しさを増しています。そのため、オペレーションプラットフォームの改善は、LPガス小売業界の今後のためにも重要であるといえます。また、LPガス小売事業者は、長年にわたるガス供給と定期的なシリンダー配送(注1)で築き上げた最終需要家との強い接点があるため、楽天と三菱UFJリースがオペレーションプラットフォームの改善や事業開発をすることで、LPガス小売事業者と様々なサービスにおいて連携できる可能性があります。

  楽天はこれまでも、楽天経済圏モデルとLPガス小売業界の親和性が高いと考え、2016年5月にLPガス小売事業者が主体となって設立したエネルギー需要開発協同組合を活用し、全国の大手LPガス小売事業者と様々な協業を進めてきました。LPガスと電気のセット販売や、「楽天スーパーポイント」による電気料金の決済の導入、「エナジーゲートウェイ」という名のHEMS(家庭エネルギー管理システム)を活用したエネルギーデータ取得および分析等のサービスに取り組んでいます(注2)。

  三菱UFJリースは、今年度を最終年度とする中期経営計画“Evolution(限りなき進化)”の成長戦略の柱の一つとして「ビジネスモデルの進化」を掲げ、環境・エネルギー分野、医療・介護分野などの重点戦略分野において、従来のファイナンスサービスにとどまらないビジネスモデルの提供を積極的に推し進めています。また、近年ではこれらの分野に横断的に関係するIoT分野の研究も進めており、本件はこうした取り組みの一環となります。今後はIoTやAI等の技術も活用したビジネスモデル構築により、さらなる事業機会の拡大を目指していきます。

  楽天と三菱UFJリースは、LPガス小売事業者向けオペレーションプラットフォームを通して様々な新サービスを提供することにより、LPガス小売事業者のエネルギー市場における健全な競争と発展に寄与してまいります。

 

(注1) LPガスを充填したシリンダー(ボンベ)を各需要家まで届ける配送方法。
(注2) プレスリリース: 楽天、エネルギー需要開発協同組合との業務提携に向けた基本合意
              https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2016/0513_01.html

 

■楽天について
会社名: 楽天株式会社
設立: 1997年
事業内容: eコマース、電子書籍、トラベルなどのインターネットサービスや各種金融サービスなど多岐にわたる分野で事業を展開。エネルギー事業は2013年6月に発足。
所在地: 東京都世田谷区
代表者: 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史
URL: https://corp.rakuten.co.jp/

■三菱UFJリースについて
会社名: 三菱UFJリース株式会社
設立: 1971年
事業内容: リース・ファイナンスを中核に、ノンバンクならではの柔軟性とアセットに対する専門性を背景として多彩な事業をグローバルベースで展開。2014年4月よりスタートした中期経営計画“Evolution(限りなき進化)”では「ビジネスモデルの進化」を戦略の柱とし、「金融と事業の融合」をテーマに新事業の創出を推進。
所在地: 東京都千代田区
代表者: 代表取締役社長 白石 正
URL: http://www.lf.mufg.jp/

 

 

以  上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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