2019年10月10日
  • 楽天株式会社

楽天の自動翻訳システム「Rakuten Translate」、「ディープラーニングビジネス活用アワード」優秀賞を受賞

 楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)は、開発した自動翻訳システム「Rakuten Translate」が、日経クロストレンドと日経xTECHが共同で開催した「ディープラーニングビジネス活用アワード」において、優秀賞を受賞しましたので、お知らせします。

 「ディープラーニングビジネス活用アワード」は、ディープラーニングを使って新たな事業を生み出した、産業や社会的にインパクトの大きい取り組みが表彰されるもので、今年初めて開催されました。
 「Rakuten Translate」は、楽天グループの研究開発機関である楽天技術研究所が研究開発した、ストリーミング動画に表示される字幕を、ディープラーニング技術を用いて、最大35言語に自動翻訳するシステムです。
 本システムは現在、楽天グループでアジア系テレビドラマ・映画を中心にストリーミング動画の配信を行うサービス「楽天Viki」に導入しています。同サービスは、世界中の視聴者コミュニティがクラウド上で著作権取得済みのコンテンツに字幕を付けるというもので、本システムの導入により、視聴者コミュニティが作成した字幕を最大35言語に自動翻訳し、視聴者が指定した言語による字幕の表示を可能としています。これにより、視聴者一人あたりのコンテンツ平均視聴時間が約2.5倍に増えるなど、顧客満足度の向上につながりました。
 また、本システムを活用し、「楽天Viki」のコンテンツを観ながら韓国語や中国語、日本語を学習できる言語学習機能「Viki Learn」も開発しました。同機能はシンガポール大学(NUS)において韓国語の学習ツールとしても採用されています。

 楽天は今後、本システムの拡充および実績を重ねていくことで、楽天グループにおける様々なイノベーションの加速に貢献することを目指します。

【楽天技術研究所について】
楽天グループの研究開発機関である楽天技術研究所は、世界5カ国6拠点で展開し、インターネット企業の技術研究機関として、産学連携にも積極的に取り組み、教育機関との人材交流や、学術的な最先端分野を取り入れた研究を進めています。これらの知見に基づいた顧客満足度を高めるインターネットサービスの研究を行い、楽天の各事業にフィードバックし、さらなるサービスの向上を図っていきます。

以 上

 

 

 

 

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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