2018年11月20日
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楽天と楽天カード、平成30年度IT賞を受賞

 楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)と楽天カード株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:穂坂 雅之、以下「楽天カード」)は、平成30年度(第36回)IT賞(主催:公益社団法人企業情報化協会、以下「IT協会」)を受賞しました。楽天はIT特別賞(技術活用賞)を、楽天カードはIT奨励賞をそれぞれ受賞しました。

 IT賞とは、国内における産業界や行政機関などの業務における生産性向上や事業創造、効果的ビジネスの構築・促進を目的として、IT活用の高度化の促進に寄与した企業・団体・機関・個人に対しIT協会がその成果を評価し、授与するものです。

 楽天が受賞したIT特別賞(技術活用賞)は、他社にはない際立った特徴や先駆的な技術を活用し、成果をあげた取り組みに対し与えられる賞です。今回は、バーチャル試着サイネージを活用した「遠隔スタイリング支援システム」において受賞しました。本システムは、楽天技術研究所が筑波大学と立ち上げた「未来店舗デザイン研究室」の取り組みに着想を得て、同研究所内で開発した、遠隔地にいるスタイリストと試着室にいるお客様をインターネット経由でつなぎ、ファッションアドバイスを行う仕組みです。「楽天市場」出店店舗である有限会社ズーティー(ショップ名:「イーザッカマニアストアーズ」、以下「ズーティー」)と協力し、サイネージ上のお客様にデジタル化されたファッションアイテム(提供:ズーティー)を重ねて、スタイリングを遠隔地から提案する(注1)実証実験を2018年7月に行っています。本取り組みにより、オフラインのショッピング体験における地域的制約、物理的制約、心理的制約の3つの課題(注2)の解決を目指しました。こうした次世代型のお買い物体験の提供や、新たなファッションのあり方を提示する試みが評価され、今回の受賞へとつながりました。

 一方、「楽天カード」が受賞したIT奨励賞は、取り組みの成果に将来性・発展性があると認められた企業へ贈られるものです。Webサイトにおいて安定したサービスをお客様へ提供するうえで、アプリケーションサーバーで発生していた時間的かつ費用的な課題を解決すべく、オープンソースベースの「Payara」サーバーを採用しました。サーバー刷新により、提供するサービスの可用性の向上が実現され、費用の大幅な削減に成功しました。国内でも他に例のない技術の活用を通し、より安心なサービスをお客様に提供する顧客満足度の向上に寄与したその効果は、IT奨励賞に値すると高く評価されました。

 両社は今後も、ユーザーの潜在的なニーズに応えながら、IT業界の発展に貢献できるよう、一層のサービス向上に努めてまいります。

(注1)スタイリストは、音声会話アプリ経由でお客様と会話をしながらタブレットを操作します。
(注2)地域的制約とは、地域によるファッション体験の格差を、物理的制約は、店舗スペースによる在庫や品揃えの確保の困難を、心理的制約は、利用客がショップ店員からスタイリング提案される際に感じる不安などをそれぞれ指しています。

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