2021年8月11日
  • 楽天グループ株式会社

楽天グループ2021年度第2四半期決算ハイライトに関するお知らせ

 

2021年度第2四半期決算ハイライト】 

 

■全体業績

  • 当社グループの売上収益は第2四半期として過去最高の402,158百万円(前年同期比8%増)となり、高い成長が継続しています。
  • 一方、モバイルにおける自社4G基地局設置については、総務省提出の計画対比で約5年前倒しする等、計画的な先行投資が継続中のため、Non-GAAP営業損失は59,539百万円(前年同期は32,587百万円のNon-GAAP営業損失)となりましたが、2021年6月末における自社回線による4Gサービスの人口カバー率は90%に到達した他、順調に顧客獲得が進捗する中、通信料金を1年間無料とするキャンペーン期間が順次終了していること等に伴い、通信料収入が順次計上され始めており、今後の収益の改善が期待されます。
  • なお、モバイル、物流及び投資事業の損益を除くNon-GAAP営業利益は46,852百万円となり、前年同期比35.6%増と大きく伸長しました。

 

■エコシステムの拡大

  • 当社グループはメンバーシップ、データ及びポイントプログラムを中心とした楽天エコシステム(経済圏)の活用により、ユーザーのサービス間におけるクロスユース及びリテンションを促進し、事業の多角化に伴うリスクの最小化とシナジー創出による付加価値の最大化を図っています。
  • 楽天エコシステムを利用するユーザー数は増加が続き、当社グループサービスを2サービス以上利用するユーザーの割合(注1)は73.9%と継続的に伸長しております。
  • また、当社グループサービスにおける平均月間利用者数は、外出自粛等によるオンラインショッピング需要の押し上げがみられ始めた前年同期と比較しても12.5%増(注2)と堅調に増加が続いています。 

 

■インターネットサービスセグメント

  • 国内EC取扱高は、コロナ禍の巣ごもり需要により、取扱高が急増した前年同期と比較しても力強く成長を続け、前年同期比12.2%増と二桁成長を達成しました。
  • インターネットサービスにおいては、『楽天市場』における共通の送料無料(込み)ライン導入に代表される顧客利便性向上のための施策等の奏功に加え、コロナ禍の「巣ごもり消費」等を背景に、『楽天市場』等において増加した顧客の定着化が進みました。
  • 『楽天トラベル』においては、安心な旅への取組等により取扱高が前年同期比で改善しました。
  • 当社及び日本郵便株式会社の合弁会社であるJP楽天ロジスティクス株式会社への当社物流事業の承継が完了しており、同合弁会社は、2021年第3四半期連結会計期間より、当社の持分法適用関連会社となります。

 

■フィンテックセグメント

  • 各サービスにおける会員基盤が引き続き順調に拡大し、当第2四半期も前年同期比で増収増益を達成しました。
  • 『楽天銀行』では、2021年7月に国内のインターネット銀行で初めて(注3)口座数が1,100万口座を突破したほか、メイン口座としての利用が増加しています。
  • 『楽天カード』の発行枚数(注4)は、2021年6月に2,300万枚に到達しました。ショッピング取扱高は前年同期比で30%超の増加となり、取扱高シェア(注5)は20%強となりました。
  • 『楽天証券』では、楽天エコシステムを活用した施策等による投資初心者の取り込みが奏功し、2021年5月には、証券総合口座数が600万口座を突破し、6月末時点で624万口座となりました。営業収益(売上収益)は前年同期比で約20%増と引き続き力強い成長を遂げています。
  • 保険事業では、オンライン販売の好調に加え、対面販売の一部回復により、生命・損保ともに新契約獲得が順調に拡大しました。また、開始から2年となる「楽天保険の総合窓口」は、クロスセルによる契約者数(注6)が14倍になる等、同事業は前年同期比で20%超の増益となりました。

 

■モバイルセグメント

  • 携帯キャリアサービスにおいては、顧客獲得が順調に進捗する中、通信料金を1年間無料とするキャンペーン期間が順次終了していること等に伴い、通信料収入が順次計上され始めました。
  • データ消費量が多く、解約率が低い傾向にあるMNP転入による契約及び当社のMVNO事業からの移行による契約の割合が継続的に増加しており、今後、ARPU及びライフタイムバリューの増加が期待されます。
  • 自社回線エリアの拡大は着実に進み、2021年6月末における自社回線による4Gサービスの人口カバー率は、90%に到達しました。
  • 楽天は、日本国内において、世界初(注7)の完全仮想化クラウドネイティブかつOpen RANに基づくモバイルネットワークを構築し、携帯キャリアサービスの提供を開始しています。当該知見を活かし、他の通信事業者や企業が、安全でオープンなモバイルネットワークを迅速かつ低コストで簡単に構築可能とするクラウドネイティブなプラットフォーム『Rakuten Communications Platform』(RCP)について、2021年8月に公表したとおり、ドイツ大手通信事業者である1&1社のモバイルネットワーク構築において包括的に採用されることになりました。

 

■資金調達

  • 当社においては、2021年4月、資金調達手段の多様化、投資家層の拡大、財務基盤の一層の強化等を目的として、米ドル及びユーロ建永久劣後特約付社債(利払繰延条項付)の発行により約3,200億円の資金調達を行いました。調達資金は主に携帯キャリア事業への設備投資に充当される予定です。加えて、楽天モバイル株式会社は、セールスアンドリースバック、通信料債権流動化等を活用した資金調達を進めています。

 

2021年度第2四半期決算セグメント別詳細

 

■インターネットサービスセグメント

インターネットサービスセグメントにおける売上収益は237,868百万円(前年同期比17.9%増)、セグメント利益は17,347百万円(前年同期は1,309百万円の損失)となりました。

(単位:百万円) 売上収益 前年同期比 営業利益 前年同期比
国内EC 163,607 +23.3% 17,182 +52.9%
その他 74,261 +7.4% 165 +12,713
インターネット 合計 237,868 +17.9% 17,347 +18,656

 

国内EC

  • 当第2四半期における国内EC取扱高は、コロナ禍の巣ごもり需要により、取扱高が急増した前年同期と比較しても力強く成長を続け、前年同期比12.2%増と二桁成長を達成しました。

 

  • 『楽天市場』における共通の送料無料(込み)ライン導入に代表される顧客利便性向上のための施策等が奏功し、『楽天市場』等において増加した顧客の定着化が進みました。

 

  • 2021年度第1四半期に『楽天市場』で商品を購入したユーザーの約76%が、当第2四半期でも『楽天市場』で商品を購入しており、顧客の高い定着率が確認できています。

 

  • この結果、コロナ禍の巣ごもり需要により、ショッピングEC流通総額(注8)が前年同期比48.1%増と急増した前第2四半期と比較しても当第2四半期におけるショッピングEC流通総額は3.2%増とプラス成長を達成しました。

 

  • 前年同期に外出自粛等の影響を大きく受け、宿泊予約が落ち込んだ『楽天トラベル』においては、安心な旅への取組等により、取扱高が前年同期比で改善しました。

 

  • 当社及び日本郵便株式会社の合弁会社であるJP楽天ロジスティクス株式会社への当社物流事業の承継を完了しており、同合弁会社は、2021年第3四半期連結会計期間より、当社の持分法適用関連会社となります。同合弁会社は、物流拠点の構築、配送システム、受取サービスの構築等による効率化を推進します。

 

その他

  • スポーツサービスにおいては、プロ野球公式戦、サッカーリーグ戦の段階的な規制緩和が行われるなかで、収益の改善が見られました。投資事業においては、前年同期に投資有価証券の市場価値下落に伴い評価損を大きく計上していた影響から、当第2四半期においては改善がみられました。

 

■フィンテックセグメント

フィンテックセグメントにおける売上収益は153,153百万円(前年同期比8.1%増)、セグメント利益は22,524百万円(前年同期比6.0%増)となりました。

(単位:百万円) 売上収益 前年同期比 営業利益 前年同期比
楽天カード 68,734 +6.8% 10,750 +16.4%
楽天銀行 25,803 +9.2% 7,463 +1.3%
楽天証券 20,614 +19.4% 3,422 -6.3%
保険事業 26,830 -4.5% 2,276 +22.0%
楽天ペイメント 9,749 +39.1% -545 +52
その他 1,423 +1.9% -843 -575
フィンテック 合計 153,153 +8.1% 22,524 +6.0%

 

楽天カード

  • 会員基盤の拡大が続き、2021年6月には、楽天カード発行枚数が2,300万枚に到達しました。

 

  • 宿泊・飲食サービス等の消費に依然厳しさがみられるものの、前年同期からコロナ禍の消費減退による影響が一巡したことに加え、楽天カード発行枚数、オンラインショッピング等の伸長により、当第2四半期におけるカードショッピング取扱高は前年同期比34.0%増と大幅に伸長しました。

 

  • コロナ禍の資金需要減退を受け、ショッピングリボ残高及びカードキャッシング残高が前年同期比で減少したものの、カードショッピング取扱高伸長に伴う手数料収益等の増加が収益に大きく貢献し、増収増益となりました。

 

楽天銀行

  • 口座数は、2021年1月に1,000万口座を突破して以降も新規口座開設が加速し、2021年7月には国内のインターネット銀行で初めて1,100万口座となりました。

 

  • 日常生活のためのメイン口座としての利用促進施策等が奏功し、当第2四半期における給与振込口座数は前年同期比65%増となりました。

 

  • 口座数拡大に伴い預金利息が増加したものの、決済件数増加等による役務取引等収益の伸長が収益に大きく貢献し、前年同期比で増収増益を達成しました。

 

楽天証券

  • 楽天エコシステムを活用した施策等による投資初心者の取り込みが奏功し、2021年5月には、証券総合口座数が600万口座を突破し、6月末時点で624万口座となりました。

 

  • 国内株式、外国株式売買代金等が継続して高水準で推移し、手数料収入が前年同期比で増加した他、信用残高の伸長に伴い金融収益が増加し、営業収益(売上収益)は前年同期比で4%増と引き続き力強く成長しています。

 

  • 注力している資産形成系サービスにおいては、投信積立設定口座数は164万口座(前年同期比3%増)、積立設定金額は月額589億円(前年同期比+183.3%増)と共に大きく伸長しています。

 

保険事業

  • 生命保険サービスにおいては、対面チャネルについて、コロナ禍による活動自粛から復調し、対面販売数が増加した結果、好調なインターネット販売やコスト削減施策等も奏功し、前年同期比で増収増益となりました。

 

  • 損害保険サービスにおいては、リスクコントロールのための保険引受の適正化を継続しているため、収入保険料が減少した一方で、損害率の改善等により正味の発生保険金が減少し、前年同期比で営業利益が増加しました。

 

  • 開始から2年となる「楽天保険の総合窓口」も、グループ内の保険各社のクロスセルによる契約者数が14倍になる等、業績拡大に貢献した結果、保健事業全体では、前年同期比で22.0%の増益となりました。

 

楽天ペイメント

  • QRコード・バーコード決済、電子マネー、ポイント等の決済手段を統合したペイメントアプリの機能拡充や加盟店開拓等、サービスの利便性向上に努めました。

 

  • 外出自粛等により、一部の実店舗における決済機会の制約が続きますが、前年同期において同影響が一巡する中、楽天ポイントカードや楽天ペイ等の取扱高が大きく伸長し、前年同期比で売上収益が増加しました。

 

モバイルセグメント

モバイルセグメントにおける売上収益は51,462百万円(前年同期比17.0%増)、セグメント損失は99,686百万円(前年同期は53,825百万円の損失)となりました。

(単位:百万円) 売上収益 前年同期比 営業利益 前年同期比
モバイル 合計 51,462 +17.0% -99,686 -45,861
  • 携帯キャリアサービスにおいては、顧客獲得が順調に進捗する中、通信料金を1年間無料とするキャンペーン期間が順次終了していること等に伴い、通信料収入が順次計上され始めました。

 

  • データ消費量が多く、解約率が低い傾向にあるMNP転入による契約及び当社のMVNO事業からの移行による契約の割合が継続的に増加しており、今後、ARPU及びライフタイムバリューの増加が期待されます。

 

  • 自社回線エリアの拡大が順調に進み、2021年6月末における自社回線による4Gサービスの人口カバー率は、90%に到達しました。

 

  • 自社ネットワークエリア拡大の前倒しに伴い、減価償却費等のネットワーク関連費用が増加した他、回線契約数の増加に伴いローミング費用の発生が継続しています。

 

 

(注1) 過去12カ月における2サービス以上利用者数/過去12カ月間における全サービス利用者数(2021年6月末時点)(楽天ポイントが獲得可能なサービスの利用に限る)

(注2) 2020年4月-6月末における平均月間アクティブユーザー数と2021年4月-6月末における平均月間アクティブユーザー数の比較

(注3) 2021年7月5日時点 楽天銀行調べ

(注4) 2021年6月より本格開始した2枚目の楽天カード発行を含む

(注5) 経済産業省、特定サービス産業動態統計調査及びクレジットカード業

(注6) 楽天生命、楽天損保及び楽天ペット保険3社のうち、2社以上の保険会社の延べ加入者数の2019年6月と2021年6月の比較

(注7) 大規模商用モバイルネットワークとして(2019年10月1日時点)/ステラアソシエ調べ

(注8)ショッピングEC流通総額=楽天市場 + 1st パーティー (ファッション、ブックス、Rakuten24等の日用品直販、ネットスーパー) + オープンEC (Rebates、楽天ペイ オンライン決済) + ラクマの流通額の合計

 

 

以  上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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