2014年7月9日
  • 島根県
  • 楽天株式会社

島根県と楽天、官民共同事業として
「楽天いどうとしょかん」を運行

- 「子ども読書県しまね」の実現と歴史や文化の継承に貢献 -

  島根県(県知事:溝口 善兵衛)と楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 「楽天」)は、教育分野における官民共同事業となる車両型移動図書館「楽天いどうとしょかん」(※1)の運行を、本年7月26日より島根県内で開始いたしますので、お知らせします。

  「楽天いどうとしょかん」は、子供たちにより気軽に書籍に触れられる機会を提供し、子供たちの創造力を向上することを目指しています。これまで楽天は、教育振興および東日本大震災の被災地復興を目的に、福島県内において「楽天いどうとしょかん」を運行してきました。本取り組みを通じて、地域コミュニティーを活性化させる役割も担っていることから、新たに地域活性化も目的に加え、ニーズの高さから本年5月より岐阜県においても運行を開始しています。このたび運行開始する島根県では、さらに地域の歴史や文化の子供たちへの継承も目指しています。

  島根県は、「子ども読書県しまね」を掲げ、県内各地に歴史的文化遺産が多く存在し、「古事記」、「出雲国風土記」、「万葉集」などの日本の古代文献資料に県内各地の自然や景観が多く描かれることから、読書体験を通して子供たちに歴史や文化を継承する「子ども読書活動推進事業」に取り組んでいます。また島根県と楽天は、2010年にインターネットを活用した地域活性における包括連携協定(※2)を締結し、様々な取り組みを実施してきました。今回の「楽天いどうとしょかん」では、「子ども読書県しまね」の実現を推進するとともに、同県の民話や神話に関する本も搭載することで、子供たちに読書を通じた地域の歴史や文化の継承に貢献してまいります。

  島根県内を巡回する「楽天いどうとしょかん」には、島根県立図書館より貸し出される島根県に関する民話や神話のほか、島根出身作家の書籍を含む低学年向けの絵本、児童書、学習本など約1,200冊を搭載します。また、貸出用に楽天が提供する電子ブックリーダー「kobo Touch」20台 、閲覧用に7インチのタブレット端末「kobo Arc 7」5台も搭載します。巡回先は、島根県教育委員会や市町村教育委員会の希望をふまえて、児童館公民館、保育園、幼稚園、学童保育などを予定しています。

  「楽天いどうとしょかん」は、読書を身近に楽しめる場と電子ブックリーダーやタブレット端末による新しい読書体験を提供するとともに、子供たちに付き添う父兄や祖父母の方々など、利用者同士の交流を促し、地域を活性化するコミュニティーとしての役割も担ってまいります。


※1「楽天いどうとしょかん」( https://corp.rakuten.co.jp/csr/mobile-library/ )

  楽天は、福島県にて子供たちのための教育振興および復興支援の一環として、2012年12月21日から、書籍約1,200冊と電子ブックリーダー「kobo Touch」を搭載した車両型の移動図書館「楽天いどうとしょかん」を運行しています。2014年6月現在、延べ8,199人の子供たちと父兄・祖父母の方々にご利用いただき、地域のコミュニティーとしての役割も微力ながら担っています。さらに、現在は学童保育から多くの訪問依頼をいただいています。

※2 島根県と楽天の包括連携協定
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/syoko/sangyo/sanhin_ikusei/tuhan/kyoutei.html

  島根県と楽天は、2010年にインターネットを活用した地域活性における包括連携協定を締結して以来、「楽天市場」における物産展の実施や観光振興の促進、「楽天銀行」口座を通じた「ふるさと納税」受付など様々な連携に取り組んできました。2011年には島根県内の商業高校において楽天社員と「楽天市場」に出店する地元の事業者が講師となり一年にわたって実践的な電子商取引を教える出張授業「楽天IT学校」を提供するなど、教育分野にも力を入れています。今回の「楽天いどうとしょかん」は、島根県と楽天による教育分野における新たな官民共同事業となります。

1.島根県内企業のIT利活用促進
2.国内外に向けた県産品の販路拡大
3.人事交流(人材育成)の取り組み
4.観光誘客の促進
5.ふるさと納税の実施
6.Rubyの普及・研究の促進
7.島根県内の学校と提携したIT利活用促進
8.ITを活用した島根県に関する情報の発信
9.その他、IT活用による島根県の地域振興に関する事項

島根県を巡回する車両型移動図書館「楽天いどうとしょかん」概要

・運行開始日: 2014年7月26日(土)
・URL: https://corp.rakuten.co.jp/csr/mobile-library/
※開始セレモニーを7月26日(土)午前10時より島根県立図書館にて執り行います。
※セレモニー当日は、以下のスケジュールにて運行を開始します。
26日(土)15:00~17:00 いっしょに子育て研究所(島根県松江市西津田2丁目9−4)

・内容
<書籍>
- 冊数: 約1,200冊
- カテゴリー: 小学生までの子供たちを対象にした絵本を中心とした児童書
               島根県に関する民話や神話、島根出身作家の書籍など
<電子ブックリーダー「kobo Touch」>
- 台数: 「kobo Touch」20台(貸出用)、「kobo Arc 7」5台(閲覧用)
- コンテンツ内容: 当初、無料コンテンツの「青空文庫」などにて対応。

・8月の巡回スケジュール(予定)
7日(木)13:00~15:00 伊野コミュニティセンター(島根県出雲市野郷町492−5)
8日(金)16:00~18:00 雲南市立田井保育所  (島根県雲南市吉田町深野244-4)
9日(土)10:00~13:00 三新塔交流センター    (島根県雲南市木次町木次446-2)
21日(木)13:00~15:00 伊野コミュニティセンター(島根県出雲市野郷町492−5)
22日(金)16:00~18:00 雲南市立田井保育所  (島根県雲南市吉田町深野244-4)
23日(土)10:00~13:00 三新塔交流センター    (島根県雲南市木次町木次446-2)


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